スノードロップの両極端な花言葉7つ|スノードロップの怖い伝説
更新日:2020年08月28日
スノードロップとは
皆さんはスノードロップという花をご存知でしょうか。待雪草という名で知っている人もいるでしょう。
春を知らせる花として知られるこの花には、いくつかの言い伝えや花言葉があります。言い伝えによってはあまり知られていないものもあります。しかし、怖い言い伝えや悪い花言葉を知らないでスノードロップを贈ると大変なことになってしまう可能性があります。
そんな、意外と知らないスノードロップの秘密をご紹介していきます。
名前の由来
スノードロップは、別名雪の花や待雪草、雪の雫や春告草ともよばれています。名前や見た目からスノーフレークと間違えられることも多いです。
スノードロップは雪のような白さと耳飾りに似ていたことから雪の耳飾りという意味の名前が付けられました。スノードロップというと皆さんは雪のしずくという意味だと思うでしょう。しかし、実はドロップは雫という意味ではなく、16~17世紀のヨーロッパの女性達が付けた耳飾の事です。
花の特徴
ヒガンバナ科ガランツス属の球根植物であるスノードロップは、記事冒頭の写真のようにまるで雪のような白い下向きの花を1輪咲かせます。そして、日が当たると花びらを開き、夕方になるとまた閉じて蕾の様な状態になります。
その理由は、冬の夜はとても寒いため、花びらを閉じて昼間吸収した温かい空気を保管する必要があるからです。この見た目から可憐で清楚なイメージを連想させて日本国内でもが高い花となっています。
開花時期
春告草という別名どおり、開花時期は2月から3月という冬から春へ向かう季節になります。そのため、8月後半から10月前半までの間に植え付けを行います。植えてから約2年で咲きます。
6月ごろに茎葉が枯れてしまいまい、その後は夏でも乾きにくい土壌で休眠させることで次の年も咲かせることができます。種類によって乾燥に対しての強さが違います。休眠中に乾燥させないことが大切になります。
原産地
東ヨーロッパからコーカサス山脈にかけてが原産地だと言われています。コーカサス山脈は黒海からカスピ海まで東西に走る山脈で、ロシア語からカフカース山脈ともよばれています。
現在のヨーロッパや西アジアでは19種が分布しています。イギリスも自生地とされていますが、修道僧がイタリアから持ち帰ったものが定着したとも考えられています。また、修道院でよく育てられていたためその跡地に自生していることが多いです。
スノードロップの怖い伝説
スノードロップの特徴が分かったところで、次はスノードロップにまつわる伝説を紹介します。主な伝説は全部で4つあり、中には怖くて恐ろしいものがあります。きれいな花だからこそ持っている言い伝えもあります。
ヨーロッパが原産ということもあり、宗教に関係する話が多いです。まずは、有名なアダムとイブにまつわる伝説から紹介します。
アダムとイヴ
スノードロップの花言葉に「希望と慰め」があります。その花言葉は、アダムとイブは禁断の果実を食べた話の続きに関係しています。
楽園を追放されたアダムとイブは、冬の厳しい寒さと雪の冷たさに身体を凍らせて震えていました。ある時空から天使が舞い降りてきて凍える2人を励まし、ひとひらの雪に息を吹きかけました。すると春の兆しを告げるスノードロップとなり、その花は泣いていた2人に「希望と慰め」を与えたのでした。
死を象徴する花
イギリスの農村地方の言い伝えに「死んだ恋人を見つけたケルマは、スノードロップを摘んで彼の傷の上に置いた。その花が彼を目覚めさせることはなかったが、彼の肉体は雪の雫(スノードロップ)になったことから、花は死の象徴でもある。」というものがあります。
よってスノードロップが死を象徴する花とされています。このため、スノードロップをひとへ贈ると「あなたの死を望みます」という意味に取られてしまう場合もあります。
初回公開日:2018年11月13日
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