スノードロップの両極端な花言葉7つ|スノードロップの怖い伝説
更新日:2020年08月28日
色のない雪
創造されたとき、花たちは色はすべて深い緑色をしていました。神様が持っていた絵の具で花達に色を付けてあげた後、透明だった雪が色が欲しいと頼みました。神様は絵の具がなかったので、花達に色を分けてもらうよう言ったのでした。しかし誰も色を分けてはくれません。
するとスノードロップが『私の色を分けましょう』と言うので、雪は喜んで清らかな色を分けてもらいました。この言い伝えからドイツでは「雪の花」とも呼ばます。
修道女の幽霊
清らかな修道女の幽霊が現れる古い屋敷の庭に、スノードロップが咲いていたという言い伝えがあります。スノードロップが清らかな花とされているため、修道女の幽霊の現れる古い屋敷の庭にはスノードロップが咲くと信じられています。
また、イギリスのヘリフォード・ビーコンでは、聖燭節の日にスノードロップをボウルに集積して家に持ち帰ると家が清められると伝えられています。聖燭節はキリストが神殿に連れて来た日のことです。
両極端な花言葉
スノードロップには主に7つの花言葉を持っています。それは、先述した「スノードロップの怖い伝説」からつけられたものが多いです。しかし、ほとんどは良い意味で付けられた花言葉です。とても良い意味で付けられたものもあれば暗く悪い意味で付けられた花言葉もあり、スノードロップの花言葉はまさに両極端です。
では、はたしてどんな花言葉を持っているのでしょうか。
良い意味
まずは良い意味の花言葉から紹介していきましょう。良い意味の花言葉は、アダムとイブや色のない雪といった伝説・言い伝えによってつけられたものが多いです。中でも、アダムとイブは多くの国で伝えられているため、関連する花言葉が多いです。
花言葉は国によって違うことや付け足されることがあります。まずは各国共通の花言葉から見ていきましょう。
花言葉1:希望/逆境の中の希望
スノードロップの怖い伝説-アダムとイブでも書いたとおり、天使の咲かせた花が希望を与えました。その花こそがスノードロップです。希望という花言葉はアダムとイブに希望を与えたことから、逆境の中の希望という花言葉は、冬の厳しい寒さと雪の冷たさの中で希望を与える花が咲いたことからつけられました。
逆境の中の希望はもしもの時の友と共に日本だけの花言葉です。海外では使われていないので注意してください。
花言葉2:慰め
この花言葉もアダムとイブの話から来ています。天使が「冬は長くは続かない。もうすぐ春がやってきますよ。だから決して希望を捨ててはいけません。」と言い、慰めるためにひとひらの雪に息を吹きかけスノードロップを咲かせました。
天使が慰めるためにスノードロップを咲かせたことから、慰めという花言葉が付けられました。春を告げる花らしい素敵なエピソードと花言葉です。
花言葉3:初恋のまなざし
初恋のまなざしという花言葉は、見た目からつけられました。はっきりとした理由は不明ですが、花が下を向いていることからつけられたといわれています。初恋とついているので、スノードロップの姿が恥ずかしがっているように見えたからつけられたのでしょう。
また、恋の最初のまなざしともいわれています。似たような花言葉で初恋のため息があります。この花言葉も初恋のまなざしと同じく姿からきています。
花言葉4:友情
この友情という花言葉の正式的な花言葉はもしもの時の友といいます。希望や逆境の中の希望、慰めとは違ってこちらは上記に書いた「色のない雪」からつけられました。
ドイツでの言い伝えで「雪は花たちに色を分けてと頼みましたが誰も取り合ってくれず、最後に白い花が私の色をどうぞと分けてくれました。」という内容です。白い花とはまさしくスノードロップで、最後に助け舟を出したところからドイツで花言葉が付けられました。
花言葉5:幸運を呼ぶもの
スコットランドでは年が明ける前に見つけると、翌年には幸運が訪れるとされているためにつけられた花言葉です。開花時期は2月から3月ですので見つけるのは不可能に近いです。
この言い伝えをもとにした、ロシアの劇作家マルシャークの童話劇「森は生きている」という有名な物語があります。主人公はまま母に言い付けられて大晦日にスノードロップを探しに出かけるというもので、読んでいて昔見た劇を思い出した人もいるでしょう。
花言葉6:楽しいお告げ
初回公開日:2018年11月13日
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