ローズマリーの種類3つ|屋内外での育て方・特徴/開花時期
更新日:2020年08月28日
ローズマリーとは
ローズマリーは古代から親しまれており、エジプトでは墓からローズマリーの葉が発見されています。特にヨーロッパでは古くから生活に馴染みのある種類で神話や伝説、冠婚葬祭、料理に使われています。
幅広い用途のある植物ですから、鎮静効果や香水に使われたり、肉料理の臭みを取るのに用いられています。そんなローズマリーは、どのような特徴や由来があるのか詳しく見ていきましょう。
特徴
ローズマリーの葉は、爽快な香りが特徴です。古くからある種類で、料理や香料に使われたり、古代ギリシャでは記憶や思い出の象徴として、学生が冠にしてかぶり学んだと言われています。
薬用としても使われており、葉の抽出液が滋養強壮に良いとされ、収れん剤として処方されていました。強力なロスマリン酸を含有されていることが発見され、若返りのハーブとして注目されています。
由来
ローズマリーの属名はローズマリヌスで、古代ラテン名に由来しています。ラテン語のロスとマリヌスの2語からなります。海の露と言う意味で、野生のローズマリーが海岸の崖下などで多く見たれたことで付けられました。
英名も古代ラテン語を起源とし「ローズマリー=聖母マリアのバラ」と解釈するのは俗説とされています。種小名のオフィキナリスは「薬用になる」と言う意味です。
原産地
ローズマリーの原産地は、地中海沿岸の乾燥した日当たりの良い地域のシソ科植物です。とても育てやすい種類ですから、日本でも多くの花壇で育てられています。常緑草なので一年中緑色をしており、寒い冬でも花壇を彩ってくれます。
原産地はとても乾燥した地域ですから、水を与えすぎると枯れてしまう事があります。風通しの良い所で育ててあげると丈夫に育つでしょう。
花の色
ローズマリーの花色はとても多くあります。花の色や葉の色のバリェーションが豊富で、春から秋まで小さな花が咲きつづけます。立ち性のものは大きくなると2mほどになり、支柱に誘導して好みの形に仕立てれば、開花時期に庭を彩るでしょう。
白色やピンク、黄色、青など豊富なカラーが楽しめますから、彩を考えて庭に植えると楽しめるでしょう。
開花時期
ローズマリーの開花時期は、11月から5月までと長期に渡ります。ほふく性の種類は夏でも開花しやすいため、庭に植えてあげると華やかになるでしょう。
花が咲き終って放っておくと、枝の上にしか蕾を付けなくなったり、下の方が劣化して葉が無くなることがあります。花が終わったらきちんと剪定をして形を整えて、通気性を良くしてあげましょう。花が終わる初夏以降に伸びた枝に花が付きやすいのが特徴です。
ローズマリーの種類3つ
ローズマリーの特徴がわかったので、いよいよ購入して育ててみましょう。春になると、ホームセンターや園芸店に行くととローズマリーの苗や種が売られています。ロースマリーは、ハーブの中でも丈夫な種類ですから初心者向けのハーブです。
ローズマリーの種類は「立ち木性・匍匐性・半匍匐性」に分けられます。それぞれどのような特徴があるのか見ていきましょう。
種類1:立木性
立木性のローズマリーは、上へ上へ垂直に伸びていくタイプです。扇形に広がり、大きな株に育つと存在感がある種類になります。上手に育てると200cm以上に育ちスクスク成長していきます。
あまりスペースの無い庭で育てる場合は、剪定作業をして摘心を行います。枝の先端をカットする事で高くならず、こんもりとした形状になります。開花する時期は、見ごたえがあり美しいでしょう。
初回公開日:2018年10月22日
記載されている内容は2018年10月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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