居留守がバレる理由|居留守を使うのは犯罪なのか
更新日:2020年08月28日
来訪者の予定もないのに急にインターホンが鳴れば誰しも『誰だろう?』と不審に思うものです。そんな時モニター越しに知らない人が立っていれば余計出たくないもので、つい居留守を使ってしまいがちです。
居留守、という行動自体に問題はないのですが、居留守をすることで思わぬ危険を呼んでしまうことも十分に考えられるのです。一体どういうことなのでしょうか。
空き巣はチャイムで留守の確認をしている
居留守の何が危険かと言うと、タイトルの通り『空き巣はチャイムで留守の確認をする』という点にあります。実際に7割以上の空き巣がチャイムで在宅の確認をしたうえで侵入をしているというデータもあるのです。
このことから、居留守を使うことで空き巣と遭遇する確率を上げてしまうことになるのです。空き巣も誰もいないつもりで侵入しているため、想定外に鉢合わせすることで思いもよらぬ行動に出ることが考えられます。『留守だと思って侵入したら居住者と鉢合わせたために凶行に及んだ』という事件も実際にあるのです。
このように、居留守を使うということは危険も隣りあわせだということを忘れないようにしましょう。
一人暮らしは居留守が多い!?
一人暮らしの居留守は良い?
はっきり言って居留守をすることはある意味自分を守ることにも繋がるので一人暮らしであればしたい対応だと言えます。一人暮らし専用のアパートやマンションは見るからに分かります。そんなことを知ったうえで一人暮らしを狙う業者も少なからずいるのです。
『夜になれば家にいるだろう』という考えから夜遅くに訪問してくる業者もいるわけで迷惑以外の何物でもありません。しかも一人暮らしをしていれば何かあった場合の対処の仕様がないのです。女性であれば尚更でしょう。
近年、思いもよらない事件が多発しています。何が起きるか分からないからこそ、不安であれば居留守を使うことは自分の安心材料になるのです。マンションなどはセキュリティの観点から玄関を破って部屋に侵入することはまず難しいでしょう。だからこそ居留守を使うことは、自分を守るための行動と言っても過言ではありません。
一人暮らしは居留守をする人が多い
上記の理由から、一人暮らしにとって特に女性は居留守を使う人が多い傾向にあります。居留守がバレる理由も紹介しましたが、防犯対策として常に電気をつけっぱなしにしている人もいれば、逆に消している人もいるため、電気がついているから必ず居留守を使っているとは限らないのです。
そのため、必ず部屋にいるという保証はないし、居留守は犯罪ではないのでチャイムが鳴ったからと言って応じる必要もまったく無いといえるでしょう。訪問販売や勧誘の人であれば、次の来訪につなげるためにチラシなど入れることはほとんどありません。逆に、本当に用がある宅配関係は不在票を入れたり、何かしら対応がなされるのです。
このように一人暮らしだからこそ警戒し、『居留守』を使うことは、ひとつの防衛方法だと言えるのです。
居留守がバレないようにする対策は?
居留守がバレてしまうのにはやはり原因があることが分かりました。それでは『居留守がバレないようにするために出来る対策』とはどういった方法があるのでしょうか。ここでは居留守をバレないように気軽に行える対策方法をご紹介します。
もし出来そうなものがあれば試してみてはいかがでしょうか。
カーテンを変える
居留守がバレてしまう原因として、一番に灯りが外に漏れてしまい在宅していることが相手に分かるケースがあります。そんな灯り漏れを少しでも防ぐために、カーテンを遮光カーテンに変更することをします。
遮光カーテンには3級、2級、1級と等級があり、1級になるほど遮光率99.99%となり、より光漏れを防いでくれます。このように遮光カーテンにすることで部屋の灯りがなるべく外に見えないようう対策が可能となります。
窓に細工をする
とはいっても、遮光カーテンだけでは完全に灯り漏れを防ぐことはできません。なぜなら、どうしてもカーテンと窓枠には隙間ができてしまい、そこからわずかに光が漏れてしまうのです。こういった場合の対処法もいくつかあるのでご紹介します。
●灯り漏れをするサイドは予め別の遮光布を張っておく(遮光カーテンに使われる生地のみ販売されているのでそちらを活用しても良いでしょう)
●カーテンを画びょうで留めるなどして灯漏れを防ぐ
●予め大き目のカーテンを購入して窓を覆うように取り付ける
このような対策が可能です。居留守がバレてしまうのが気になる場合は、本当に留守にしているときも常に電気をつけっぱなしにしておく、という逆の発想も良いでしょう。
雨戸をしめる
マンションだとない場合が多いのですが、夜は雨戸を閉めるという方法があります。居留守がバレないようカーテンや窓に細工をする前に雨戸があるのであれば夜間帯だけ閉めてしまうのもアリでしょう。
雨戸を閉めれば絶対に灯りが漏れることはありません。しかし生活空間が限られてしまったり居留守のためだけに毎日雨戸を閉めるのも面倒なのであまりお勧めはしませんが、防犯対策としてはしたい方法だと言えるでしょう。
初回公開日:2017年09月06日
記載されている内容は2017年09月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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