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火鉢の使い方と注意点|暖房/マンション/室内/五徳など

初回公開日:2017年09月22日

更新日:2020年02月13日

記載されている内容は2017年09月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

火鉢は奈良時代より愛用されてきた日本の暖炉で、江戸時代から本格的に普及されました。ちなみに現代でも暖炉として火鉢が愛用されているだけでなく、その美しさと独特の形状からインテリアとして愛用されています。長い歴史に渡って、火鉢は多くの人から認められています。

火鉢の使い方と注意点|暖房/マンション/室内/五徳など

日本人にとって馴染み深い火鉢

火鉢を使って周りを温めるにはいくつかの工程があり、また道具も必要とされています。そして室内で火を扱うので、当然ながら使い方には注意が必要で、長時間の放置はとても危険です。何よりも火鉢で温まるには、時間が必要だと考えて下さい。

使い方をきちんと守れば体が温まるだけでなく、昔ながらの雰囲気に浸ることだって可能です。まずは火鉢の中に灰を敷いて、その上に添えた木炭を燃焼させることで火鉢は熱を放ちます。体を温めるだけでなく、使い方次第では料理をする際に餅や魚を焼くのにとても便利です。

寒い時期になると、その対策を欠かすことはできません。その為、昔の人は火鉢の熱を欠かさないように、様々な使い方で冬を乗り越えてきました。その過程で様々な種類の火鉢が誕生して、現代のガスコンロの原型とも呼べるのです。種類によって、その使い方は様々です。

火鉢の歴史と使い方

火鉢の起源は明かされていませんが、暖房としての使い方が普及してきたのは奈良時代からです。また、奈良の大仏を作る際に、原料となる銅を溶かす炉としての使い方もされてきたので、火鉢は日本の国宝を生み出すきっかけになったといっても過言ではないです。

塩を振った鮎を火鉢で焼いて、海の幸を贅沢に味わうことだって可能です。そして火鉢の調理器具としての使い方は今でもインターネットで幅広く浸透していて、またお祭りの屋台やバーベキューでも使用されています。火鉢の歴史は1000年も越えて、一つの文化と呼べます。

他にも、茶室でお茶を沸かす使い方もあり、火鉢は茶道にも欠かすことができないです。釜の中のお湯が沸き立つ心地よい音を聞きながら礼儀作法を守り、亭主と客が心地よい時間を過ごす。そういった使い方によって人と人との交流するきっかけが、火鉢によって作られました。

火鉢によって助けられてきた日本人

1000年にも渡る長い時間、火鉢は様々な使い方で日本人の生活を支えてきました。そして現代でも暖としてだけでなく、インテリアとして飾られていたり、また金魚鉢としての使い方も浸透していて、火鉢は一種の贅沢品にも変わっています。

本来は上から見るべきである金魚には、火鉢は最適なのです。火鉢を金魚鉢としての使い方はインターネットでいくつも載っていて、愛好家からの人気が窺うことができます。近場のお店で火鉢を扱っていなければ、インターネットで取り寄せることも可能です。

昭和の家庭では、和室に火鉢を飾るのはよく見られた光景です。火鉢とこたつで部屋を暖めながら、読書や音楽に浸って自分の世界に没頭することもできます。現代でも、ゆったりとした時間を過ごしたくなったら、一度火鉢の購入を検討してみてはいかがでしょうか。

火鉢に使う炭の種類

火鉢で使われる炭にはいくつか種類があり、使い方もそれぞれの炭によって異なります。まず、形も丸炭と割炭でそれぞれ異なっていて、また備長炭とオガ炭という二つの炭も効果は違います。丸炭と備長炭は火力が強いですが着火までに時間がかかり、割炭とオガ炭は逆の効果です。

また小さい炭はすぐに火がつきますが、その分だけ火力が弱いです。その為、時間をかけて強い火で焼きたいのなら、大きめの炭を揃える必要があるので、バーベキューや焼肉屋で肉を焼く時に使われる炭も火持ちがいいものがほとんどです。値段はかかりますが、効果は期待できます。

ストーブやエアコンの普及によって火鉢を使う家庭が減って、それに伴って炭自体も中々見かけないですが、バーベキューなどで使われることがあるので、現代でもホームセンターやインターネットで購入することができます。気になったら、一度探してみましょう。

扱いやすい豆炭

炭の中には丸みを帯びた豆炭という種類があり、家庭でも扱いやすくなるように改良された炭です。サイズも5cmほどなので手の平に収まりますが、実は意外と重いので、扱いには注意が必要です。素手で触ると汚れてしまうので、必ず手袋を装着しましょう。

こちらの炭もホームセンターなどで簡単に購入することが可能で、また炭自体も12㎏で1700円程度のお手頃な価格なので、バーベキューやキャンプで必要になった時に簡単に購入することが可能です。もしもグループで集まって炭が必要なときに便利です。

火箸と火バサミ

火鉢の中の炭を少し動かしたり、また火鉢を片付ける為に炭を移動させたい時には、それぞれ火箸と火バサミを使い分ける必要があります。火箸は炭を新しくつぎ足す際に古い炭を少しずらすのに使われて、火バサミは熱を持った炭を火鉢から安全に取り出す際に使用します。

火箸は火バサミに比べて小さいので、また大きめの炭を運ぶのには不安定です。一方で火バサミはサイズが大きいので、置く為には場所を取ってしまいます。火鉢を使う際には炭や灰だけでなく、火箸と火バサミ使い方もそれぞれ理解することで、事故のリスクも減らすことができます。

容器を支える五徳

火鉢と関係の深い三つの柱があり、これを五徳と呼びます。五徳とは、火鉢に火をつける際に鉄瓶や土瓶を支える為に使われる道具のことで、バランスよく三つの力で支えられています。茶室でも使われて、現代のガスコンロでもその技術が残されていて、多くの料理に役立てています。

主に使われていたのが囲炉裏五徳で、昔の日本では食卓で大鍋を支えることが多く、生活必需品でした。現代でも五徳はガスコンロの部品として以外にも、昔ながらの手法で茶室で使われることがあり、また火鉢屋やインターネットでも購入が可能となっています。

炭は絶対に放置しない

長期休暇のシーズンになるとバーベキューを楽しむ家族やグループが多く出てきますが、公共の場で行わなければいけないので、マナーに気を付ける必要があります。周囲に気を配り、煙や大声で周りに迷惑をかけないことを心がけながら、同時に片付けにも注意するべきです。

火鉢の中に入れた炭は体を温めてくれて、また調理器具としての使い方として役立ちます。しかし炭は燃えてしまうので、使い方を誤ってしまうと火傷の恐れがあり、放置された炭の熱によって植物が燃え上がり、火事が起こる原因にもなるのです。その為、後片付けが求められます。

炭は木が原料となっていますが、炭化させたことによって硬くなって、自然に分解されることがなくなります。火事の跡が地層に残るほどにまで頑丈なので、後処理は自分で行うべきです。川辺や公園への不法投棄が原因で、バーベキューが禁止になった場所は数多くあります。

火鉢を使って野外での料理を楽しみたいのであれば、使い方だけでなくマナーを守ることも必要です。水を入れたバケツの中に一つずつ丁寧に入れて消火するか、専用の火消し壺の中に入れて酸素を遮断することで火を消す方法もあります。火消し壺の場合は、炭を使いまわせます。

灰の使い方と処理について

火鉢に欠かせないのは炭だけでなく、灰の処分についても考えるべきです。また灰は目に見えることはありませんが、実は部屋中に飛び散っていて、餅や鮎を炙れば灰が付いていることも多いです。その為、火鉢を使うならば、使い方だけでなく処分についても学ぶ必要があります。

灰は購入するのであれば、信頼できる業者から質のいい灰を購入することが大事です。使い方についても業者からきちんと聞いて、処分する際にはきちんと分別してゴミに出しましょう。火鉢から灰を取り除きたいのであれば、まずは一日近く水に浸し、それから処分をするべきです。

小学生以下の子どもには

子供がいる家庭の場合、火鉢を扱う際には絶対に子供から目を離してはいけません。火鉢の中にある炭を子供が触れては火傷の恐れがありますし、また誤って火鉢を倒して怪我をする可能性もあります。

子供だけでなく、家族全員にも危険が及びます。炭火が燃え続けると濃度の高い一酸化炭素を放出し、人体に悪影響を及ぼすのです。

現代では掘りごたつによる事故は少なくなっていますが、炭の使い方に注意が必要なことは変わらないので、絶対に放置してはいけません。

マンションで火鉢を使うなら

マンションなどの集合住宅で火鉢を使いたくなったら、近隣への迷惑にならないように使い方により注意が必要です。またマンションによっては火災警報器が反応する場合もあるので、まずは管理人さんとお話をした上で、火鉢を使うことを心がけた方が良いです。

また火鉢は大きいので、無理に部屋に入れようとしたら床や壁が傷付いてしまう恐れがあるので、飾る際には敷物を敷くことを心がけるべきです。そして肉や魚を焼いてしまったら、その匂いが周囲に広がってしまう恐れもあり、隣人トラブルの原因にもなります。

決して火鉢を使ってはいけないという意味ではなく、周囲に配慮した使い方が大事だということです。炭は便利ですが、同時に事故の原因にもなっているので、集合住宅では使い方にはより注意が必要となります。その為、炭で周りの迷惑にならないよう、処理には気を配るべきです。

火鉢は正しい使い方を理解する

ここまで、火鉢の使い方や注意点についていくつも挙げてきました。もしも火箸に興味が持った方が、この記事を参考にして安全に火鉢を使うことができたら幸いですし、マナーを守った上で安全に使用して頂きたいです。火鉢は昔ながらの伝統品なので、一度使用してみましょう。

その歴史を知りたくなったら、一度博物館で展示されている火鉢を探してみるのもいいでしょう。当時の暮らしを勉強しながら、どうやって寒さを乗り越えてきたのかを知れば、火鉢の雑学は増えます。昔からの使い方も知れば、話題も増えます。

現代では暖房器具にストーブやエアコン、更にはホットカーペットが流通しています。その中で、昔ながらの雰囲気を味わう為にあえて火鉢を選ぶのなら、使い方を正しく理解する必要があります。そうすれば、火鉢は心地よい時間を過ごす為のお供になってくれるのです。

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