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火鉢の使い方と注意点|暖房/マンション/室内/五徳など

更新日:2020年02月13日

火鉢は奈良時代より愛用されてきた日本の暖炉で、江戸時代から本格的に普及されました。ちなみに現代でも暖炉として火鉢が愛用されているだけでなく、その美しさと独特の形状からインテリアとして愛用されています。長い歴史に渡って、火鉢は多くの人から認められています。

火鉢の使い方と注意点|暖房/マンション/室内/五徳など

長期休暇のシーズンになるとバーベキューを楽しむ家族やグループが多く出てきますが、公共の場で行わなければいけないので、マナーに気を付ける必要があります。周囲に気を配り、煙や大声で周りに迷惑をかけないことを心がけながら、同時に片付けにも注意するべきです。

火鉢の中に入れた炭は体を温めてくれて、また調理器具としての使い方として役立ちます。しかし炭は燃えてしまうので、使い方を誤ってしまうと火傷の恐れがあり、放置された炭の熱によって植物が燃え上がり、火事が起こる原因にもなるのです。その為、後片付けが求められます。

炭は木が原料となっていますが、炭化させたことによって硬くなって、自然に分解されることがなくなります。火事の跡が地層に残るほどにまで頑丈なので、後処理は自分で行うべきです。川辺や公園への不法投棄が原因で、バーベキューが禁止になった場所は数多くあります。

火鉢を使って野外での料理を楽しみたいのであれば、使い方だけでなくマナーを守ることも必要です。水を入れたバケツの中に一つずつ丁寧に入れて消火するか、専用の火消し壺の中に入れて酸素を遮断することで火を消す方法もあります。火消し壺の場合は、炭を使いまわせます。

灰の使い方と処理について

火鉢に欠かせないのは炭だけでなく、灰の処分についても考えるべきです。また灰は目に見えることはありませんが、実は部屋中に飛び散っていて、餅や鮎を炙れば灰が付いていることも多いです。その為、火鉢を使うならば、使い方だけでなく処分についても学ぶ必要があります。

灰は購入するのであれば、信頼できる業者から質のいい灰を購入することが大事です。使い方についても業者からきちんと聞いて、処分する際にはきちんと分別してゴミに出しましょう。火鉢から灰を取り除きたいのであれば、まずは一日近く水に浸し、それから処分をするべきです。

小学生以下の子どもには

子供がいる家庭の場合、火鉢を扱う際には絶対に子供から目を離してはいけません。火鉢の中にある炭を子供が触れては火傷の恐れがありますし、また誤って火鉢を倒して怪我をする可能性もあります。

子供だけでなく、家族全員にも危険が及びます。炭火が燃え続けると濃度の高い一酸化炭素を放出し、人体に悪影響を及ぼすのです。

現代では掘りごたつによる事故は少なくなっていますが、炭の使い方に注意が必要なことは変わらないので、絶対に放置してはいけません。

マンションで火鉢を使うなら

マンションなどの集合住宅で火鉢を使いたくなったら、近隣への迷惑にならないように使い方により注意が必要です。またマンションによっては火災警報器が反応する場合もあるので、まずは管理人さんとお話をした上で、火鉢を使うことを心がけた方が良いです。

また火鉢は大きいので、無理に部屋に入れようとしたら床や壁が傷付いてしまう恐れがあるので、飾る際には敷物を敷くことを心がけるべきです。そして肉や魚を焼いてしまったら、その匂いが周囲に広がってしまう恐れもあり、隣人トラブルの原因にもなります。

決して火鉢を使ってはいけないという意味ではなく、周囲に配慮した使い方が大事だということです。炭は便利ですが、同時に事故の原因にもなっているので、集合住宅では使い方にはより注意が必要となります。その為、炭で周りの迷惑にならないよう、処理には気を配るべきです。

火鉢は正しい使い方を理解する

ここまで、火鉢の使い方や注意点についていくつも挙げてきました。もしも火箸に興味が持った方が、この記事を参考にして安全に火鉢を使うことができたら幸いですし、マナーを守った上で安全に使用して頂きたいです。火鉢は昔ながらの伝統品なので、一度使用してみましょう。

その歴史を知りたくなったら、一度博物館で展示されている火鉢を探してみるのもいいでしょう。当時の暮らしを勉強しながら、どうやって寒さを乗り越えてきたのかを知れば、火鉢の雑学は増えます。昔からの使い方も知れば、話題も増えます。

現代では暖房器具にストーブやエアコン、更にはホットカーペットが流通しています。その中で、昔ながらの雰囲気を味わう為にあえて火鉢を選ぶのなら、使い方を正しく理解する必要があります。そうすれば、火鉢は心地よい時間を過ごす為のお供になってくれるのです。

初回公開日:2017年09月22日

記載されている内容は2017年09月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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