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電球のワット数と明るさの関係・わからないときの調べ方|LED

更新日:2020年03月06日

電球が切れてお店やECサイトを除くと、多くの種類の電球がずらりと並んでいます。ワット数、ルーメン、口金や型、サイズや形状など。何がなにやらわかりません。LED、白熱電球、蛍光灯と種類を変えるとどういう効果があるのでしょうか。今回はそんな疑問にお答えします。

電球のワット数と明るさの関係・わからないときの調べ方|LED

電球を買う前にチェックしたいことはまだあります。まず、そもそも電球には多くの種類が存在しています。LED電球、白熱電球、蛍光灯が主な種類でしょう。

白熱電球は、なじみ深い黄色い色味の電球です。すごく熱くなる、つまり、消費電力が大きく寿命も短い電球です。でも、お安いのが魅力です。あまり使用しない場所の電球は、これでも問題ないです。

蛍光灯は、学校、職場、シーリングライトなどで使用される代表的な電球です。色合いもいろいろありますが、白熱電球よりも長寿命で、消費電力も白熱電球よりは抑えられます。

そして、LED電球は、3つの中で最も消費電力が小さく、長寿命です。色合いも蛍光灯同様いろいろあります。青白い昼光色、白っぽい昼白色、お馴染みの黄色い電球色です。

電球のワット数の種類

電球のワット数の種類は本当にたくさんあります。お店でも、ECサイトでも、ずらーと並んでいます。数ワットのものから、36、40、54、60、90ワットなど。どれがどれやらわからなくなります。

LED電球だと、少し様変わりして60ワット相当などのように記されています。小さなものでは20ワット相当、30ワット相当、40ワット相当などのように、同じくたくさん用意されています。

でも、大丈夫です。先にご紹介したように、電球の選び方は、まず、電球なら口金です。蛍光灯などでも、型がありますから、それに合わせて選ぶのが基本です。そして、電球の場所によってはサイズと形状も重要です。この2つの条件をまず優先しないと、ワット数以前に取り付けることができません。

電球の口金は主要なのは2つ。E26口金と、E17口金です。他にもありますが、大半はほぼこの2つでしょう。E26の電球は、ワット数にさまざまなものがありますが、E17の電球のワット数は、小さなものが中心になります。選ぶのも随分楽になります。

LED電球で参考になるのはワット数よりルーメン

LED電球には白熱電球で言うところのワット数が記載されていますが、それだけではわかりにくいです。そのため、最近ではルーメン(lm)が表示されています。このルーメンは、光束、すなわち、光源から出る光の量のことです。

従来型の電球で20ワット(W)なら170lm、30ワット(W)なら325lm、40ワット(W)なら485lm、50ワット(W)なら600lm、60ワット(W)なら800lmになります。

念のため抑えておきたい電圧(ボルト)のお話

念のため抑えておきたいのは、電圧(ボルト)のお話です。概ね日本の家庭では100V(ボルト)の交流電源で統一されています。

ただ、画一的に必ず100Vなのかというと、そうでもありません。ごくたまに発電所、工場などに近い地域などでは100Vより高い電圧が供給されている場合があります。

このため、電球には一般的な100V以外にも110Vの商品も用意されています。基本、100Vの電源の方は、100Vを使用すれば問題ありません。

しかし、100Vの電源を使用している家庭で110Vの電球を使用するとどうなるのでしょうか。結論から述べれば、暗くなりますが、寿命が長くなります。例えば60W110Vの電球なら、約0.54Aの電流が必要ですが、電圧が100Vのため、結果は54Wにしかならず、消費電力が落ちることになります。

反対に、110Vなど、100V以上の電圧が供給されている場合に100Vの電球を使用するとどうなるかです。結果は反対のことが起きます。明るくなるものの、寿命が短くなります。同様の例だと、60W100Vの電球では、0.6Aの電流が流れます。しかし、110Vの電圧がかかると、66Wと消費電力が上昇することになります。

リビングの電球のワット数

家の中で断トツに消費電力の大きい電球類と言えば、照明器具自体がワット数を必要とするリビングのシーリングライトやペンダントライトです。

当然広さによって必要となる明るさが変わります。すなわち、ワット数やルーメンが変わってきます。

6畳程度に必要なワット数:180~240ワット程度(2700~3700lm)
8畳程度に必要なワット数:240~320ワット程度(3300~4300lm)
10畳程度に必要なワット数:320~400ワット程度(3900~4900lm)
12畳程度に必要なワット数:400~500ワット程度(4500~5500lm)
14畳程度に必要なワット数:500~600ワット程度(5100~6100lm)

ご覧のように、40ワットや60ワットで事足りるトイレやお風呂とは段違いのワット数です。つり下げ型のペンダントライトだと、光源が少し下になり、人に近くなりますから、気持ち低めのワット数でも大丈夫です。

しかし、これだけのワット数だと蛍光灯でも消費電力が大きくなります。リビングは多くの方が1日で最も使用する電球です。初期投資は高くなってもLED電球型が段違いに消費電力から見て、お得になります。

シャンデリアの電球のワット数

シャンデリアも使用場所は主にリビングになりますので、必要な明るさ、ワット数、ルーメンは基本的には変わりません。

ただ、シャンデリアの特徴があります。シャンデリアはペンダントライトと同じくつり下げ型です。さらに、複数の電球を使用し、おしゃれで装飾が付いたものが一般的です。すなわち単一や2個程度の蛍光灯やLED蛍光灯で部屋全体の明るさを保つシーリングライトに比べ、明るさが必要にならない場合が多いです。

ここでも白熱電球を使用するよりも、白熱電球色のLEDを使うことで、雰囲気を損なわず消費電力を抑えられます。

お風呂場の電球のワット数

リビング同様、1日で必ず一定時間使用するのがお風呂場です。ここでも広さに対する明るさの考え方はリビングと似ていますが、多くの方のお風呂はリビングよりも狭いですので概ね40ワット、60ワット程度で事足ります。

白熱電球を使用する場合は上限ワット数を超えると危険になるので要注意です。取り付け口や照明器具のカバーなどに記されている上限ワット数を確認しましょう。

短時間使用のイメージの、お風呂場はLED電球にするべきでしょうか。これは、家族の人数や入浴時間です。人数が多く入浴時間が長い場合は、断然、LED電球でしょう。ここでも、白熱電球型なら、白い色よりも少しワット数低めでも明るく感じることが多くあります。

明るさを損なわず、消費電力と電気料金を下げよう

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初回公開日:2017年10月25日

記載されている内容は2017年10月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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