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電球のワット数と明るさの関係・わからないときの調べ方|LED

初回公開日:2017年10月25日

更新日:2020年03月06日

記載されている内容は2017年10月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

電球が切れてお店やECサイトを除くと、多くの種類の電球がずらりと並んでいます。ワット数、ルーメン、口金や型、サイズや形状など。何がなにやらわかりません。LED、白熱電球、蛍光灯と種類を変えるとどういう効果があるのでしょうか。今回はそんな疑問にお答えします。

電球のワット数と明るさの関係・わからないときの調べ方|LED

そろそろお家の電球もLED電球の時代?

電気料金の改定やLED電球の普及で、一昔前とは電球の選び方も変わってきました。以前なら、切れた白熱電球や蛍光灯と同じワット数、ボルト数、サイズ、口金のものを買っていれば、何も問題ありませんでした。

しかしそこに颯爽とLED電球が登場します。そして、時々訪れる電気料金の改定。電気料金はキロワット時(kWh)なるもの(あとで解説します)で算出されます。「これは電気料金を抑えるために、LED電球も検討してみないと。あれ、60W相当って何?どうしてそんな適当な表示なの?ルーメンて何?」今回は、そんな疑問にくわしくお答えします。

電球のワット数と明るさの関係

そもそも、ワット(W)とは、電力、仕事率などを表す単位です。中学理科で習う「電力(ワット)=電圧(ボルト)×電流(アンペア)の公式」を覚えていらっしゃる方も多いでしょう。

お家で使用する電化製品や電球になぞらえるなら、消費電力になります。消費電力1150ワット(W)の電子レンジなら、お家で使用される電源が通例、100Vの交流電源になりますから、上記の公式で言うと、11.5アンペア(A)の電流が流れていることがわかります。

ちなみに、お家のブレーカーには電流量に上限があります。いろんな電化製品を使用して、ブレーカーが落ちることがあるのは、このためです。

というわけで、本題の電球でもワット(W)は消費される電力になります。LEDを除く従来型の白熱電球、蛍光灯などでは光の量、明るさになります。

電球のLEDのワット数

さて、ここで問題になるのが冒頭でお伝えしたLED電球です。ご購入された方、もしくは検討された方ならご存じでしょうが、LED電球は通例60W相当などのように表示されます。

LED電球は、白熱電球などと違い消費電力が格段に違います。60ワット(W)の白熱電球は、そのまま60ワット(W)の電力を消費しますが、40ワット(W)相当のLED電球は、通例、5~6ワット(W)程度の消費電力しか必要としません。(商品によって、ばらつきがありますので詳細な数値は控えさせていただきます)

さらに、白熱電球などの寿命が数千時間程度なのに対して、LED電球の寿命は約40.000時間程度になります。およそ1日10時間程度の使用なら約10年は持つ計算です。電気料金は、キロワット時(kWh)という消費電力(ワット)×時間(h)で表された数値を基に算出されるので、電気料金が大幅に節約できることになります。

電球のワット数を上げる・下げるとどうなる?

白熱電球などでもそうですが、従来40ワット(W)の電球が使用されていた部分に60ワット(W)の電球を使用したり、その逆をしたりなど、つい気軽にしてしまいがちなことです。これって、危険なことなのでしょうか。

単純に言って、電球のワット数を上げれば、明るくなると同時に熱くなり、反対に下げれば暗くなり熱も少し下がります。下げる分には、暗さを除外すれば、消費電力が下がりますから、電気代も節約できます。

しかし、上げるのは要注意です。消費電力が上昇し、電気代も幾分上がります。さらに、その電球自体がLED電球でない場合は以前の電球よりも熱くなります。白熱電球などの場合は結構、危険です。

気軽に電球のワット(W)数を上げるとどうなる?

問題なのは、交流電源100Vはほぼ日本全国同じであり、ブレーカーの電流量にも上限があることです。40ワット(W)を60ワット(W)にする程度なら、明るくなっていいじゃないかと言いたいところですが、家中の電球のワット数を上げて、さらに家中の電化製品を同時に使用すると、ブレーカーが落ちます。

電球を取り付けるソケット付近などには「100V40W」などと書かれている場合もありますから確認しましょう。電球付近にこう書かれている場合は、それが推奨、もしくは上限容量の恐れがあります。おとなしくそのワット(W)数か、それ以下に従うのが無難でしょう。

ただ、見当たらない場合もあります。そもそも高いところに取り付けるものですから、見づらいというのもあります。

電球のワット数がわからないときの調べ方

さて、電球のワット数について講釈を述べたところで、次は電球の選び方です。まず、ワット数がわからない場合はどうしましょう。

切れた電球が手元にある場合は、簡単です。電球の上部などに必ず書かれています。ない場合や、外すときに割れたなどの場合は、電球の取り付け口を見てみましょう。推奨のワット数が記載されている場合があります。

この電球を取り外すとき、見ておくべき点がワット数以外にもあります。一つが口金です。くるくる回して取り付ける部分です。口金の直径をミリメートル(mm)で表し、「E26口金」のように商品の包装に必ず記載されています。あるいは取り付け口を計れば、この口径がわかります。これを抑えておけば、買い違いはほぼ起こりません。

蛍光灯でもシーリングライトでも、この取り付け口にぴったりくるかどうかは重要になります。しっかり見ておきましょう。

そして、念のため配慮しておいた方がいいのが電球のサイズや形状です。卓上などで使用する照明器具などは、取り付ける口金ははまっても、電球のカバーなどのサイズなどにはまらない場合があるので注意が必要です。

電球を買う前に

電球を買う前にチェックしたいことはまだあります。まず、そもそも電球には多くの種類が存在しています。LED電球、白熱電球、蛍光灯が主な種類でしょう。

白熱電球は、なじみ深い黄色い色味の電球です。すごく熱くなる、つまり、消費電力が大きく寿命も短い電球です。でも、お安いのが魅力です。あまり使用しない場所の電球は、これでも問題ないです。

蛍光灯は、学校、職場、シーリングライトなどで使用される代表的な電球です。色合いもいろいろありますが、白熱電球よりも長寿命で、消費電力も白熱電球よりは抑えられます。

そして、LED電球は、3つの中で最も消費電力が小さく、長寿命です。色合いも蛍光灯同様いろいろあります。青白い昼光色、白っぽい昼白色、お馴染みの黄色い電球色です。

電球のワット数の種類

電球のワット数の種類は本当にたくさんあります。お店でも、ECサイトでも、ずらーと並んでいます。数ワットのものから、36、40、54、60、90ワットなど。どれがどれやらわからなくなります。

LED電球だと、少し様変わりして60ワット相当などのように記されています。小さなものでは20ワット相当、30ワット相当、40ワット相当などのように、同じくたくさん用意されています。

でも、大丈夫です。先にご紹介したように、電球の選び方は、まず、電球なら口金です。蛍光灯などでも、型がありますから、それに合わせて選ぶのが基本です。そして、電球の場所によってはサイズと形状も重要です。この2つの条件をまず優先しないと、ワット数以前に取り付けることができません。

電球の口金は主要なのは2つ。E26口金と、E17口金です。他にもありますが、大半はほぼこの2つでしょう。E26の電球は、ワット数にさまざまなものがありますが、E17の電球のワット数は、小さなものが中心になります。選ぶのも随分楽になります。

LED電球で参考になるのはワット数よりルーメン

LED電球には白熱電球で言うところのワット数が記載されていますが、それだけではわかりにくいです。そのため、最近ではルーメン(lm)が表示されています。このルーメンは、光束、すなわち、光源から出る光の量のことです。

従来型の電球で20ワット(W)なら170lm、30ワット(W)なら325lm、40ワット(W)なら485lm、50ワット(W)なら600lm、60ワット(W)なら800lmになります。

念のため抑えておきたい電圧(ボルト)のお話

念のため抑えておきたいのは、電圧(ボルト)のお話です。概ね日本の家庭では100V(ボルト)の交流電源で統一されています。

ただ、画一的に必ず100Vなのかというと、そうでもありません。ごくたまに発電所、工場などに近い地域などでは100Vより高い電圧が供給されている場合があります。

このため、電球には一般的な100V以外にも110Vの商品も用意されています。基本、100Vの電源の方は、100Vを使用すれば問題ありません。

しかし、100Vの電源を使用している家庭で110Vの電球を使用するとどうなるのでしょうか。結論から述べれば、暗くなりますが、寿命が長くなります。例えば60W110Vの電球なら、約0.54Aの電流が必要ですが、電圧が100Vのため、結果は54Wにしかならず、消費電力が落ちることになります。

反対に、110Vなど、100V以上の電圧が供給されている場合に100Vの電球を使用するとどうなるかです。結果は反対のことが起きます。明るくなるものの、寿命が短くなります。同様の例だと、60W100Vの電球では、0.6Aの電流が流れます。しかし、110Vの電圧がかかると、66Wと消費電力が上昇することになります。

リビングの電球のワット数

家の中で断トツに消費電力の大きい電球類と言えば、照明器具自体がワット数を必要とするリビングのシーリングライトやペンダントライトです。

当然広さによって必要となる明るさが変わります。すなわち、ワット数やルーメンが変わってきます。

6畳程度に必要なワット数:180~240ワット程度(2700~3700lm)
8畳程度に必要なワット数:240~320ワット程度(3300~4300lm)
10畳程度に必要なワット数:320~400ワット程度(3900~4900lm)
12畳程度に必要なワット数:400~500ワット程度(4500~5500lm)
14畳程度に必要なワット数:500~600ワット程度(5100~6100lm)

ご覧のように、40ワットや60ワットで事足りるトイレやお風呂とは段違いのワット数です。つり下げ型のペンダントライトだと、光源が少し下になり、人に近くなりますから、気持ち低めのワット数でも大丈夫です。

しかし、これだけのワット数だと蛍光灯でも消費電力が大きくなります。リビングは多くの方が1日で最も使用する電球です。初期投資は高くなってもLED電球型が段違いに消費電力から見て、お得になります。

シャンデリアの電球のワット数

シャンデリアも使用場所は主にリビングになりますので、必要な明るさ、ワット数、ルーメンは基本的には変わりません。

ただ、シャンデリアの特徴があります。シャンデリアはペンダントライトと同じくつり下げ型です。さらに、複数の電球を使用し、おしゃれで装飾が付いたものが一般的です。すなわち単一や2個程度の蛍光灯やLED蛍光灯で部屋全体の明るさを保つシーリングライトに比べ、明るさが必要にならない場合が多いです。

ここでも白熱電球を使用するよりも、白熱電球色のLEDを使うことで、雰囲気を損なわず消費電力を抑えられます。

お風呂場の電球のワット数

リビング同様、1日で必ず一定時間使用するのがお風呂場です。ここでも広さに対する明るさの考え方はリビングと似ていますが、多くの方のお風呂はリビングよりも狭いですので概ね40ワット、60ワット程度で事足ります。

白熱電球を使用する場合は上限ワット数を超えると危険になるので要注意です。取り付け口や照明器具のカバーなどに記されている上限ワット数を確認しましょう。

短時間使用のイメージの、お風呂場はLED電球にするべきでしょうか。これは、家族の人数や入浴時間です。人数が多く入浴時間が長い場合は、断然、LED電球でしょう。ここでも、白熱電球型なら、白い色よりも少しワット数低めでも明るく感じることが多くあります。

明るさを損なわず、消費電力と電気料金を下げよう

基本、LED電球を使用すれば、明るさを損なわず、消費電力が落ち、電気料金の側面から考えてお得です。ただ、その電球の使用頻度や、現在お住まいの家にどれくらいの期間住むのかという問題もあります。それほど使用しない上、数年先に引っ越すご予定があるなら、初期投資の少ない蛍光灯や白熱電球でも十分です。

ただ、蛍光灯は付けたり消したりする場所に向いていません。使用していればお気づきでしょうが、付けた直後が暗いという特徴があり、これを続けていると寿命が短くなる傾向が見られます。そうした場所には白熱電球か、LED電球という選択肢がおすすめです。

「ともかく電気料金が落ちるから、今すぐ全部LED電球にしよう」と焦る必要はありません。電球や照明器具が多い場合、初期投資自体が大きくなるというデメリットもあります。自然光を取り入れつつ、小さなワット数の昼光色や白熱電球色のLED電球などのスタンド照明を付け、PCやテレビの画面を付けていれば、十分明るくなります。昼間なら文字だって読める明るさになります。

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