カビが死滅する熱湯の温度・熱湯でカビを死滅させる方法・殺菌法
更新日:2020年08月28日
カビとは?
カビは、家の中のあらゆる場所や食べ物にも発生します。カビが、発生しやすくなるのは、どのような条件があるのでしょうか。カビは、コロニーという集団になり活発化して増殖する特徴を持った菌類です。カビは、湿気の多い場所や食べ物の栄養を好みます。カビの発生しやすい条件やカビを熱湯で消滅させる方法などさまざまな場所に発生したカビ対策をご紹介します。
カビ発生の条件
カビの発生する条件は、温度が20℃から35℃の環境がカビが繁殖しやすいといわれています。また、酸素(空気)があって湿度が80%程度ある場所にカビが発生しやすいです。カビが増殖するための栄養分は、食べ物や木、紙などさまざまなものがカビの栄養分になっています。家の中では、空気がたまっている場所や結露が出る場所には、カビの発生に十分注意しましょう。
カビの色の特徴
カビには、さまざまな色と特徴があります。カビの中でも湿度90%以上の場所を好むカビの色は、赤や橙、黒色です。黒カビは、お風呂や衣類などに多く発生します。湿度80%以上の場所を好むカビの色は、青や黄、茶色です。主に食品などのに発生する青カビを見ることが多いのではないでしょうか。湿度65%以上の場所を好むカビの色は、黄土色が多く精密機械や穀物などに発生します。
カビが死滅する熱湯の温度
カビを熱湯で死滅させるには、さまざまなポイントがあります。カビを熱湯で死滅する条件は、熱湯の温度がとても重要です。頑固なカビでなければ、熱湯の温度が40℃以上になるとカビは、死滅するといわれています。カビの発生した場所によってもカビを死滅させる熱湯の温度は、変わっていきます。
しかし、頑固なカビになってしまうと熱湯が70℃以上で30分加熱しても死滅しないカビがあります。このようなカビを耐熱性のカビといいます。この耐震カビは、加工食品や果物の果汁などを使用した飲み物などに発生することなどがわかっています。
お風呂のカビ掃除方法
お風呂場の黒カビは、掃除するときにとても頑固なカビが多く落とすのが厄介な作業です。お風呂のカビをどうしたらすっきり撃退できるのだろうと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。お風呂のカビは、熱湯処理で撃退することをします。熱湯をかけることでお風呂のカビの発生は防げます。
お風呂のカビを撃退するには、熱湯温度が50℃以上といわれています。お風呂のカビが発生しやすい場所に熱湯50℃以上のシャワーで5秒から10秒熱湯をかけることが重要です。黒カビが目立つゴムパッキンなどは、50℃の熱湯を100秒前後かけ続けることでカビが死滅します。1週間に1度は、熱湯でお風呂全体を洗い流すとカビが発生しにくいお風呂場の状態に保てます。
熱湯でカビを死滅させる仕組み
カビには、さまざま種類があります。カビのほとんどは、乾燥や熱に弱い特徴を持っています。熱湯では、黒カビやその他の人間の目に見えるカビを死滅させることはできます。しかし、目に見えないカビの胞子などは、滅菌することはできても熱湯で死滅することはできません。
カビは、細胞の中でタンパク質を含んでいます。そのタンパク質が熱湯をかけられることによって結合されていたものが分裂されてしまい変化してしまうことによってカビが生きていくことができなくなり死滅してしまいます。これがカビを熱湯で死滅させる仕組みです。しかし、熱湯といっても40℃以下の熱湯では、カビを死滅させることはできませんので注意しましょう。
干し柿のカビを熱湯で取り除く方法
干し柿を食べようと思ったら干し柿にカビが生えていた経験などないでしょうか。干し柿は、カビが生えやすい食べ物でカビは、干し柿の表面に緑色や青色で発生することが多いです。また、柿を干している間に雨水が柿に触れたりすると白いカビが発生してしまいます。ブドウ糖などが柿のまわりに付く白い粉と勘違いしやすいので食べる前によく干し柿を確認して白いカビには、注意しましょう。
干し柿にカビがつかない対策としては、干し柿にするときに熱湯消毒するといいでしょう。柿の皮を剥いたら5秒から10秒ぐらい柿の表面を熱湯に漬けます。柿を熱湯に漬けることによって殺菌効果も強まり柿にカビが生えなくなります。ぜひ、干し柿をつくるときに試してみてはいかかでしょうか。
服に生えたカビを熱湯で取り除く方法
初回公開日:2017年12月28日
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