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水道水のカルキ抜きにかかる時間と道具|金魚/日光/室内

更新日:2020年08月28日

金魚やメダカ、熱帯魚などを飼育する場合、必要となるのがカルキを抜いた水です。水道水はそのまま使うと含まれているカルキが、魚を弱らせてしまいます。カルキを抜く方法には様々な方法がありますので、どれぐらいの時間がかかるのか、その手間と共にご紹介します。

水道水のカルキ抜きにかかる時間と道具|金魚/日光/室内

水道水のカルキ抜きにかかる時間

水道水には、殺菌のためのカルキと呼ばれる塩素が使用されているため、そのまま使用する場合は気になる存在です。人間が普通に飲用や料理に使う場合にはそれほど問題はありませんが、金魚などを飼う際、水槽に入れる場合はこの塩素が問題になってきます。そのため必要なのがカルキ抜きです。

また肌や髪の毛に多少なりとも影響があるため、敏感な人の場合はカルキ抜きした水を使う方が安全ともいえます。ただし、水道水のカルキ抜きの方法によって、カルキが抜けるまでにかかる時間には違いがあります。

くみ置きをした場合、室内でカルキが抜けるまでは2,3日はかかります。屋外で日光に当てた場合は、最低でも6時間以上かかります。

沸騰させてカルキ抜きをする方法もありますが、1時間近く沸騰させ続けなければならないことに加え、長時間沸騰させることで水のミネラル分が破壊されてしまうためあまり方法ではありません。

金魚用の水のカルキ抜きにかかる時間

金魚はカルキに敏感なため、金魚を飼う際にはカルキ抜きをした水が必要となります。水道水をそのまま使うことは、えら呼吸をし、体の小さな金魚には大きな負担となるだけでなく、金魚の寿命を縮めてしまいます。

縁日などで購入した金魚を水槽で飼う場合には、前もってカルキ抜きした水を用意しておくことが必要です。一番簡単な方法は、バケツに水を汲み、屋外に置いておく方法で、日中天気がよければ半日程度の時間でカルキ抜きができます。

ただし水の温度が高すぎると、金魚が弱ってしまいますので注意が必要です。

また市販の中和剤を使う方法もあります。こちらは短時間でカルキ抜きができ、安全な水を作ることができます。

メダカ

メダカは小さいながらも丈夫な魚なので、カルキ抜きをしていない水でも大丈夫という話もあります。ただし、大丈夫なのはメダカが泳いでいた環境と同じ水であれば、ということなので、実際には水道水をそのまま使えばいいということはありません。

メダカの場合も、金魚と同じくカルキ抜きした水で飼育する必要があります。この場合、入れ替えた水の水温差が2度以上あると、メダカが弱ってしまいます。メダカを飼っている状況と同じ状況で水を用意することが必要です。

メダカを屋外で飼育する場合は、屋外にくみ置きした水をある程度の時間置いてカルキ抜きをする、もしくは室内の場合は室内で2、3日の時間をかけてカルキ抜きした水を使うようにしましょう。

カルキ抜きにかかる時間と道具

カルキ抜きには、水をくみ置きする方法が一番簡単ですが、カルキの量は地域などにも違いがあり、目で見てはっきりとカルキが抜けていることが確認できるわけではありません。検査するキットもありますが、定期的に水をかける必要がある水槽の場合は、そこまで手間や時間もかけられません。

そういった時に便利なのが、カルキ抜きの薬剤です。薬剤といっても基本的にはカルキ抜きでそれに色々な付加効果があるものが販売されています。これらの道具を使った場合に、カルキ抜きにはどれぐらいの時間がかかるのかを詳しくご紹介します。

中和剤

一般的に多く販売されているのは、カルキを中和する中和剤です。値段も比較的安いため、定期的に水槽の水替えを行う場合や、水槽がいくつもある場合などには便利です。

中和剤を使ったカルキ抜きは、薬剤を入れた後すぐにカルキ抜きができ、時間がかかりません。入れて混ぜるだけなので、所要時間は10秒ほどです。液体なので、水の量に合わせて調整ができる使いやすさが大きなメリットです。

テトラ

熱帯魚の水を作る場合に多く使われる、スペクトラムブランズジャパン株式会社が販売している水質調整剤です。

水道水のカルキ抜きに加え、魚にとって害となる物質を取り除く他、ビタミンBなどが配合されていますので魚の成育しやすい環境の水を作ることができます。

液体なので、入れてすぐに中和することが可能で、カルキ抜きに時間がかかりません。淡水用や海水用など魚によって製品を使い分ける必要があります。

ハイポ

クハラが販売しているハイポは、固形の塩素中和剤で、チオ硫酸ナトリウムが使われています。少量の水でもすぐにカルキ抜きができるのですが、固形のため溶けるまで時間がかかります。

また中和することがメインなので、水質に敏感なエビなどに対しては使わない方がいいともされています。

効果が出るまで時間がかかること、水に対して量を調節するのが難しい面はありますが、ペットショップなどでも取り扱いが多く、比較的安価に購入が可能です。

日光

口の大きなバケツや、ペットボトルの容器などに水を入れ、日光を当ててカルキ抜きをする方法は、時間はかかりますが特別な道具を購入する必要がなく、すぐにできる方法です。ただしカルキ抜きにはある程度の時間がかかります。

季節や温度にもよりますが、1日から3日程度は日光に当てる必要があります。さらにカルキ抜きをした水は雑菌が増殖しやすいため、注意が必要です。蓋をして時々空気を入れ替えるか、ラップなどを貼り、穴をいくつか開けるといった方法で汚れや雑菌を防ぐことが可能です。

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初回公開日:2018年01月25日

記載されている内容は2018年01月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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