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爬虫類はなつくのか・なつく爬虫類の種類・なつかせる飼育方法

更新日:2020年08月28日

爬虫類を飼育していく上で、爬虫類はなつくのか、なつく場合はその種類についての解説です。また、爬虫類がなつかない場合の原因や、爬虫類の種類ごとになつくなつかないについての解説や、飼育しやすく、初心者にも爬虫類の種類についても解説しました。

爬虫類はなつくのか・なつく爬虫類の種類・なつかせる飼育方法

爬虫類はなつくのか?なつく種類と飼育方法について

犬や猫と比べ、狭いスペースや室内などで飼育しやすく、騒音問題などの心配もないことから、爬虫類をペットとして飼育する人が増えています。そのような中で、爬虫類を初めて飼育する人の多くが抱える不安のひとつに、爬虫類をペットとして飼育した場合に人間になつくのかという問題があります。今回はそんな問題について解説します。

爬虫類はなつくのか?

野生の爬虫類の多くは単体で行動し、ペットとして飼育した場合、なつくという概念からは遠いと言われていますが、実際に爬虫類が人間になつくとくことはあるのでしょうか。ここではいくつかの種類の焦点を当てて解説していきましょう。

ヒョウモントカゲモドキ

全長が約20cmで夜行性の爬虫類であるヒョウモントカゲモドキは、ヤモリの一種です。犬や猫をペットして飼う場合と異なり、適度なコミュニケーションを取らずに放置しておいても大丈夫な上、アパートやマンションなどのようなスペースのあまりない住宅環境でも飼育可能なことから、注目をあびている爬虫類です。

爬虫類の中でも珍しく、手に持って遊ぶことができることから、なつく種類と思われているのですが、実際は自分の置かれている環境に慣れていただけという見解のほうが大勢を占めています。飼い主がハンドリングで遊べるほど慣れている状況は、飼い主の心理からすれば「なついている」という表現を抱きたくなる気持ちも理解でできなくはないといったところでしょうか。

イグアナ

犬のようにとはいきませんが、イグアナも人の言葉に反応し、飼い主の顔をおぼえてなつくとも言われています。しかしながら、イグアナも爬虫類ですので、飼い始めの頃は当然ながら、人間を怖がって逃げたり攻撃をしようとしてきたりします。

イグアナを環境に慣れさせるためには、まず手から餌をあげるようにしてみましょう。初めのうちは、人間のことを自動で餌を出す相手という認識でしかありませんが、慣れてきたら、餌をあげながら腕や肩を触ってあげましょう。そこで慣れてきたら次の段階でお腹を触ってみましょう。

コツは焦らずじっくりとやることです。イグアナも爬虫類の仲間である以上、まず警戒心を解くことが第一歩となります。少しずつ徐々に、ゆっくりでも良いので段階を踏んでいくことを心掛けましょう。

アルマジロトカゲ

輸入量が少ないため日本では希少性が高いアルマジロトカゲですが、恐竜のような見た目から飼育したいという人が意外と多く存在します。鎧に身を包んだような外見からが想像できませんが、温厚で大人しい性格をしており身体も丈夫なため、ペットとしてが出て来ました。

野生下でのアルマジロトカゲは、基本的に隠れて生息しているため、警戒心が強く神経質な面を持っています。そのため、ペットとしてなつかせるには、かなり難易度の高い爬虫類と言えるでしょう。直接手から餌を与えるということはせず、ピンセット越しに与えるなど、ある程度の距離感を保ちながら信頼関係を築くような、飼育方法を心掛けましょう。

爬虫類がなつかない原因

爬虫類を飼っている中で、「どうしてもなつかない」とか「なつくようには感じない」という人の意見もあります。ペットとして飼育していても、爬虫類がなつかない原因とは何なのでしょうか。

爬虫類の習性

リクガメなどのように集団で行動をする種類などの一部を除くと、野生の爬虫類は基本的には単独行動で生活しています。集団行動をとらないという事は、生殖活動以外で他の個体と接触する場合は、敵に襲われた時や餌を捕食する時などになります。特に敵に襲われた時は、相手を警戒しているということなので、当然ながら気を許している状態ではありません。

そう考えた場合、爬虫類は本来なつくタイプの動物ではない、という事になります。なつくように見えているのは、その爬虫類が触られたりする状況に慣れてしまっていることも考えられます。その場合、なつかせると言うよりも、人間は自分に危害を加えない存在であると思ってもらえるだけでよしとする方が良いでしょう。

爬虫類の習性に対する理解

「なつくことがない」が定説とされている爬虫類を、飼育環境に慣れさせる場合は、どのようなことに注意をすればよいのでしょうか。やはり、爬虫類の習性や本来の生息環境と言ったものを自分から学び、自分の方から爬虫類へ寄せていくというような努力が必要となります。

実際に爬虫類を上手に飼育している人の例を見てみると、なつかせているというよりは、飼育している人自身が爬虫類の性質をよく勉強し、飼育するための環境づくりなどで自分の方から寄せにいっている場合も少なくありません。そうすることにより、お互いがお互いを外敵だと思わなくなり、共存関係が成立するということに繋がります。

とは言え、爬虫類に限らず生き物には個体差というものがあり、前項を含めた定説とされていることが当てはまる場合もあれば、そうでない場合もあります。なつくことはないと、一方的に否定も肯定もできないのが現状といったところでしょう。

なつく爬虫類の種類

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初回公開日:2018年04月16日

記載されている内容は2018年04月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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