クエン酸を使用する掃除の方法|掃除用/使い方・掃除できる場所
更新日:2020年08月28日
クエン酸で猫トイレを掃除
クエン酸は、消臭効果に優れています。そのため、家で猫を飼うときに猫のトイレの消臭に非常に優れています。猫のトイレは市販の猫砂を使います。とくにマンション住まいの場合、ほとんど飼い猫を外に出すことがないので、猫のトイレは必須。
いろいろな猫砂が販売され、そのほとんどが臭い対策をされています。しかし、密室だとやはり猫のおしっこやウンチの臭いはきつくなります。かといって、化学薬品で消臭するとにおいに敏感な猫をはじめとするペットは、トイレで用をたさなくなってしまうかもしれません。
そこで活躍するのがクエン酸で猫のトイレを掃除する方法です。スプレーにクエン酸液を入れて、猫トイレの周辺の気になるところに吹き付けるだけで、猫独特の尿臭さがなくなります。去勢していても、オス猫などはマーキングをします。気が付いたら、マーキングした後にクエン酸をスプレーしておくことでにおいを中和します。
猫砂を交換するときに、猫のトイレをクエン酸水に浸した水に1時間ほど浸しておきましょう。そうすることで猫のトイレの悪臭を取り除くことができます。アンモニア臭はアルカリ性なので、クエン酸の得意分野といいっていいでしょう。
そのほかにも、ペットのブラッシングなどにもクエン酸は効果を発揮します。犬と違って、猫は水が苦手です。お風呂に入れて体を洗うということができない場合にも、クエン酸は活躍します。
水1リットルにクエン酸粉大さじ2杯ほど入れたクエン酸水をタオルなどに浸します。それを固く絞ってペットの体を拭いてやります。酸は、ペットに付くノミ、ダニといった寄生虫もとても苦手です。クエン酸なら、たとえペットをきれいにしたとしても、天然素材なので、皮膚をなめて、体内に入っても安心です。
クエン酸で空気清浄機のフィルターを掃除
花粉の季節だけでなく、PM2.5 対策などで、1年中空気清浄機を使っている家庭も多いのではないでしょうか。空気清浄機を使い続けていると、生乾きの洗濯もののような臭いがすることがあります。
とくに加湿空気清浄機を使っている場合、集塵フィルター・脱臭フィルターを通った空気が加湿フィルターを通過することで加湿するというメカニズムになっています。水分が加わることによって、カビや雑菌が繁殖するため、生乾き臭が発生します。
また、加湿タイプ出ない空気清浄機でも、汚れを掃除機で吸い取ったり、フィルターを単に水洗いしたりするだけでは、臭いまで取ることはできません。空気清浄機のフィルターに付いた雑菌はアルカリ性なので、クエン酸の酸性が効果を発揮します。フィルターの汚れを落としたら、クエン酸水をシュッと吹き付けておくだけでアルカリ性と中和してにおいを元から取り除きます。
クエン酸でガスレンジの掃除
クエン酸は、油汚れや食べ物のカスがたまりやすいキッチンまわりで大活躍。雑菌の繁殖による悪臭を抑えたり、怖い食中毒の原因になる菌を滅菌したりするなど、キッチンの掃除には欠かせません。
こびりついた焦げ・油汚れなど取りにくく、気になっていても、なかなか手が出ないのがガスレンジの汚れではないでしょうか。ガスレンジの掃除は、クエン酸と重曹のWパワーがしつこい汚れを簡単に取ってくれます。面白いほどきれいになるので、ガスレンジの掃除もそれほど苦にならなくなります。
ガスレンジの天板の掃除には、重曹粉をお湯で溶いたものを布に含ませ、絞って全体を拭きます。そのあとで、クエン酸水をスプレーして、固く絞った布で拭き取るだけです。しつこい汚れがある場合には、重曹を振りかけ、そこにクエン酸水をスプレーして、発泡させて汚れを浮き立たせましょう。
ガスレンジのコンロの受け皿は、油汚れなどがたまりやすい場所です。中性洗剤で汚れをこすって、約10分置きます。重曹粉を振りかけてから、アクリルたわしでこすって、洗い流します。最後にクエン酸をスプレーして、乾いた布で拭きます。
クエン酸でキッチンの排水口の掃除
キッチンで、最も気になるのが排水口のぬめりやにおいではないでしょうか。できれば触りたくありません。そんなときには、クエン酸+重曹を使えば、洗い流すだけですっきりと掃除ができます。
(1)排水口全体に重曹粉を振りかけます。その上からさらにクエン酸粉を振りかけます。
(2)上から熱湯をザっと注いで、発泡させます。
(3)排水口をラップで密閉して、汚れを浮き立たせます。
(4)1時間くらい置いてから、ラップを外して熱湯をかけて汚れを落とします。
クエン酸で食器洗い機の掃除
食器洗い機には、ぬめりや黒ずみ、カルキといったさまざまな汚れが付いてしまいます。カビやぬめりには重曹を。そして白っぽいカルキを取りたいならクエン酸が効果的です。
(1)カトラリーラックなど、食器洗い機で取り外せるものはすべて取り外しましょう。
(2)カトラリーラックや残菜フィルターは、重曹水を入れた洗面器などに浸け置きしておきます。
(3)軽く水で濡らしたアクリルたわしに重曹を振りかけてから、内部に汚れをこすり取っていきます。
(4)洗剤の投入口にクエン酸粉を大さじ1入れて、洗浄1回、すすぎ1回モードで稼働させます。
クエン酸で蛇口・水栓金具の掃除
キッチンは、常に水を使う場所です。とくに落としにくいのは蛇口の水アカ。放置しておくと、他の汚れも呼び寄せてしまうので、早めに掃除します。
(1)蛇口全体にキッチンペーパーを巻きつけます。
(2)キッチンペーパーからクエン酸水をスプレーします。
(3)キッチンペーパーが乾かないように、再度クエン酸水をスプレーするか、ラップでくるみます。
(4)アクリルたわしで浮き上がった汚れをこすり落とし、雑巾でカラ拭きします。
水栓金具はカビが付きやすいので、重曹を付けた歯ブラシでこすると簡単に落とすことができます。ただし、カビは弱酸性を好むので、こすり落とした後にクエン酸をスプレーすると、かえってカビを寄せ付けてしまうかもしれません。その場合には、あえてクエン酸を使わずに、水洗いだけにしましょう。 重曹はすすぎが不十分だと、乾いてから白っぽくくすんでしまうのでしっかりと重曹を水で落としましょう。
クエン酸でオーブントースターの掃除
キッチンで、最も気になるのが排水口のぬめりやにおいではないでしょうか。できれば触りたくありません。そんなときには、クエン酸+重曹を使えば、洗い流すだけですっきりと掃除ができます。
(1)排水口全体に重曹粉を振りかけます。その上からさらにクエン酸粉を振りかけます。
(2)上から熱湯をザっと注いで、発泡させます。
(3)排水口をラップで密閉して、汚れを浮き立たせます。
(4)1時間くらい置いてから、ラップを外して熱湯をかけて汚れを落とします。
オーブントースターは、焦げカスなどのガンコな汚れがたくさんついています。このガンコな汚れは、クエン酸+重曹で簡単に取ることができます。ただし、オーブントースターの種類によっては、外側に空気孔のような穴が開いているものがあります。
オーブントースターの外側が樹脂で覆われていない機種の場合、クエン酸スプレーが機械の内部にひってしまうと、サビや故障の原因になります。機種によっては、クエン酸をスプレーするのではなく、雑巾にクエン酸をスプレーして、汚れを拭き取るようにしましょう。
(1)水で湿らせたアクリルたわしに重曹粉を振りかけて、オーブントースターの汚れをこすり取ります。
(2)水で軽く絞った雑巾で重曹を拭き取ります。
(3)仕上げにクエン酸水を全体にスプレーしてから、乾いた布で拭きとります。
内部の焦げカスは、重曹ペーストを使って、歯ブラシなどで磨くときれいになります。汚れを取ったらクエン酸水をスプレーして仕上げます。アルミトレイは、重曹を使うとアルカリ反応してしまうので、使用は控えるようにしましょう。
クエン酸で窓ガラスを掃除
初回公開日:2017年09月25日
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