日本と海外のビールの種類と資格・麦の種類|生ビール/発泡酒
更新日:2020年08月28日
IPAとはIndia Pale Ale(インディアペールエール)のことで、初期のペールエールが起源です。イギリスのIPAはアルコール度数の弱いものに名前をよく使われていますが、逆にアメリカ風のIPAは度数が高いものとされています。
IPAには、ホップを多く加えて作られているため、ホップの風味が強く、苦い味が特徴となっています。苦いながらもフルーティな味わいがあり、この味が癖になる人も多いです。
ミュンヘンとは?
ミュンヘンはドイツでベルリン、ハンブルグにつぐ3番目に大きい都市で、ドイツ南部のバイエルン州の州都です。ビール大国と呼ばれるドイツですが、大きく分けると大麦から作るピルスナータイプと、小麦を原料とするヴァイスタイプに分けられます。ミュンヘン近辺では、小麦を原料とした白っぽい「ヴァイスビール」が有名です。
ドイツビールにはもうひとつ「ヴァイツェン」と呼ばれるビールがありますが、原料である麦芽の大麦と小麦の比率で、小麦が50%以上あるものをヴァイツェン、それ以下のものをヴァイスといいます。ミュンヘンでよく飲まれているヴァイスビールは、苦みが少なくフルーティな味わいなので、ビールの苦さが苦手な人や、女性にも好まれるビールです。
ミュンヘンでは、世界最大といわれるビール祭り「オクトーバーフェスト(Oktoberfest)」が毎年開催されています。そんな街ミュンヘンでは、レストランの朝食に白ソーセージと白ビールが出されます。朝からビールとは、さすがビール大国第3都市、ミュンヘンです。
ビールの資格の種類とは?
ビールの普及とビールを広く知ってもらうことを目的とした検定試験があるのをご存知でしょうか。ビールの資格には、ワインにあるようなソムリエといったようなものなど、いろいろな種類があります。それらを詳しくご紹介いたします。
ビール検定
ビール検定は、ビア&スピリッツアドバイザー協会(BSA)が行っているもので、20歳以上であれば誰でも受検可能ですす。1級~3級まであり、2級を受けるには3級を合格した人、1級は2級合格者のみが受験することができます。
3級はビールの基礎知識や周知知識、ビールの特徴を理解してそれを第三者に伝えられる人、2級はさらに、新しいビールの楽しみ方を考案できる人、1級はビールすべてに精通していて、後世へ継承し発展させることを行なえる人であることが、要求されています。
ビアアドバイザー
ビアアドバイザーは、ビア&スピリッツアドバイザー協会が開催している資格で、消費者に合うビールを探して、美味しい飲み方などといったコーディネイトや。アドバイスができる人にあたえられます。
20歳以上ならだれもが受験できますが、資格取得までにはしっかりとした学習が必要で、同協会では、通信コースや受験コースなどが用意されています。ビールのプロを目指す人が受ける資格となっています。
ビアテイスター
ビアテイスターは、日本地ビール協会が行っているもので、ビールの味わい方や品質、スタイルの評価方法についての知識や、テイスティングの能力がある人に与えられる資格です。セミナーが東京と大阪で年数回行われ、30種類ほどビールを試飲しながらアウトラインを学び、その後認定試験が行われます。
ジャパンビアソムリエ
ジャパンビアソムリエとは、ジャパンソムリエ協会が行っているもので、ビールに興味があるすべての人が受けられ、2日間に渡る講座に参加した人が資格を取得することができます。ドイツ大使館後援のビアソムリエ認定資格で、日本のみならず、世界のビールの種類など幅広い知識や、ビールのマナー、ビールに合う料理などについても興味深く学ぶことができます。
日本ビール検定
日本ビール検定は、一般社団法人日本ビール文化研究会が主催していて、資格は1級~3級まであり、20歳以上でビールに興味がある人が受けられる資格です。日本ビール検定は通称「びあけん」といわれ、試験は毎年1回行われ、札幌、東京、名古屋、大阪、福岡などの検定会場で受検することが可能です。
1級は2級合格者のみが受けられることになっています。3級から1級まですべて100点満点の人には、ビール1年分がもらえるなどの特典があります。
ビールに使われている麦にはどんな種類があるの?
麦には大麦、小麦、ライ麦といったようにいろんな種類がありますが、ビールに使われている原料の麦には、どんな種類のものがあるのでしょうか。
大麦の「二条大麦」
初回公開日:2017年11月25日
記載されている内容は2017年11月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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