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失敗しないギーの作り方・材料・鍋・時間・保存方法

更新日:2020年08月28日

純粋な油、そして万能オイルと言われる”ギー”についてご紹介します。”ギー”の持つ作用やそれぞれの材料からの”ギー”の作り方、日々の生活への”ギー”の取り入れ方など、“ギー”に関する様々な情報が満載です。ぜひ一度、”ギー”の魅力に触れてみてはいかがでしょうか。

失敗しないギーの作り方・材料・鍋・時間・保存方法

”ギー”とは?

みなさん、”ギー”というオイルをご存知でしょうか?

”ギー”とは、古くからインドを中心とした南アジアで利用されてきた、何にでも使える万能オイルのことです。食べ物として使うのはもちろん、マッサージオイルとしても使うことができます。また、アーユルヴェーダで用いられたり、宗教的儀式では神に捧げられたりと、インドでの生活には欠かせないものとなっています。

”ギー”の作り方は、バターを加熱し、水分やたんぱく質などの不純物を取り除くだけです。この過程で、バターとは異なる純粋な油分のみになるため、乳糖不対症の方でも利用することができます。

また、”ギー”は不純物のない純粋な油分のみのため、長期間保存することができるオイルの一つです。

”ギー”の持つ作用

”ギー”には、「中鎖脂肪酸が多い」「ブチル酸が豊富」、そして「ビタミンA、 D、 Eが豊富」といった特徴があります。

まず、”ギー”のほとんどは飽和脂肪酸ですが、その中でも「中鎖脂肪酸が多い」ため、直接肝臓に運ばれるため身体への負担が少なく、エネルギーへの変換が素早く行われるため、脂肪として体内に蓄積されにくいという特徴があります。

次に、脂肪酸の一つの「ブチル酸が豊富」という点では、体内のビフィズス菌などの善玉菌やT細胞という免疫細胞を増やしてくれ、健康な身体を維持してくれます。

そして、肌や目をはじめ、身体の健康には欠かせない「ビタミンA、 D、Eが豊富」に含まれているため、様々な身体の不調を整えてくれます。

また、解毒作用があったり消化を良くしたり、疲労回復や滋養強壮などの優れた作用があります。そして、エネルギーとして燃焼しやすいため身体に蓄積されにくく、抗酸化作用もあるため老化防止や脳の活性化にも効果があります。

失敗しない”ギー”の作り方

作る時の注意点

”ギー”は、ただ火にかけるだけというシンプルな作り方ですが、注意も必要です。

まず、弱火でゆっくり温めることが大切です。少しでも強い火にかけてしまうと焦げてしまう恐れがあるため、時間をかけてゆっくりと作ります。また、かき混ぜる必要はありません。そして、浮遊物が出てこなくなったら、すぐに火を止めます。ここでも火にかけ過ぎてしまうと焦げてしまうからです。

以上の点に注意すれば、”ギー”作り方は簡単なので、誰でもすぐに作ることができます。

材料を選ぶ時の注意点

簡単な作り方の”ギー”ですが、使用するバターや生クリームは、オーガニックの物を選ぶことをします。

穀物を食べて育った牛ではなく、草を食べて育った牛から作られたバターや生クリームには、ビタミンDも多く含まれています。よって、より栄養価の高い”ギー”を作るためには、オーガニックのバターや生クリームを使いましょう。

”ギー”の保存について

”ギー”はバターや生クリームから不純物を取り除くという作り方のため、純粋な油分のみになります。そのため、長期にわたっての保存が可能なオイルです。

作り方に関係なく、常温であれば保存期間は2カ月~3ヶ月あります。また、必ずしも冷蔵庫に入れる必要はありませんが、冷蔵庫に入れれば半年ほど保存でき、密閉して空気に触れない状態を作ることができれば、数年保存することもできます。

”ギー”の作り方と必要な材料

①有塩バター

基本的な”ギー”の作り方は、無塩バターからと言われていますが、有塩バターでも問題なく作ることができます。

作り方は、有塩バターを鍋に入れ、火にかけたら、表面に浮かび上がってくる不純物をひたすら取り除きます。この時に塩分も不純物として浮かび上がってくるため、でき上がりの”ギー”に塩分は含まれていません。この不純物を取り除く作業を、およそ2時間から3時間行います。底に溜まる不純物を焦がさないよう、時々であればかき混ぜても構いません。茶色の状態は少し焦げた程度で、ナッツのような香りが漂いますが、黒くなってしまうと焦がし過ぎとなってしまうので、注意が必要です。

鍋を火から下ろし、少し冷ましてからキッチンペーパーやコーヒーフィルターなどでろ過をし、完全に不純物を取り除いたら完成です。

②無塩バター

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初回公開日:2017年10月13日

記載されている内容は2017年10月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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