牡蠣の洗い方で必要な物・殻付き・加熱用の牡蠣の洗い方|塩
更新日:2020年08月28日
牡蠣の旬
冬が到来し、温かい食べ物を欲しくなる寒い毎日が続いています。冬と言えばたくさんの魚介類の味覚が勢ぞろいを始めますが、やはりみんなが大好きな牡蠣は外せません。牡蠣は寒くなる11月・12月頃から美味しくなってきて、3月4月が一番おいしいと言われています。
この冬は、旬の素材でもある牡蠣を使って、色々な料理にチャレンジするのも悪くありません。しかし、牡蠣は生臭かったり、ぬるぬるしたりと、素人が調理したら何かいまいちうまくいかないことも多い食材です。そこで、お店で食べるように美味しく牡蠣料理を作るために、牡蠣の洗い方について、いくつか方法を説明していきます。
牡蠣の洗い方で必要な物
塩
牡蠣の洗い方として、一番簡単な方法はどこの家にもある塩を使うことです。食塩または粗塩など、塩の種類は問いません。適当に塩と名のつくものであれば、たいていの家には常備されているでしょう。
塩で牡蠣のむき身を洗う場合、しっかりした洗い方で洗いましょう。牡蠣独特のにおいの原因となる、ぬめりもとれます。塩を牡蠣のむき身にふりかけて、優しく揉むようにまぜます。そして冷水もしくは流水で洗い流しながら、しっかりと、しかし優しく揉みながら洗いましょう。塩だけですが、時間をかけて行えば、ぬめりや生臭さもかなりの度合いでマシになります。
塩水
次に塩ではなく塩水での洗い方です。塩水で洗うことは、牡蠣の成分を出すことなくうまみをそのまま残しておけることが良い点です。塩は自宅に常備している塩で問題ありません。
塩を入れたボウルに冷水をいれ、だいたい3%の目安の濃度の塩水を作ります。その中に牡蠣のむき身を入れ、混ぜながら洗います。途中で水が濁ってくるので、何度か塩水を交換して洗ってみましょう。そのうちにぬめりが取れてきて、生臭さや汚れも一緒に取ってくれます。
片栗粉
片栗粉は、牡蠣のむき身のぬめりや汚れを、粉と一緒に取りやすくしてくれます。まず、牡蠣のむき身に、片栗粉をまぶすように大量にふりかけます。そして柔らかく揉むように混ぜます。洗い方ですが、強く揉んでしまうとむき身がつぶれてしまうので、強く揉んだり混ぜたりしないように気をつけましょう。
その後、水のはったボウルなどにむき身を移して、水の中で混ぜながら片栗粉を落としていきましょう。片栗粉はよく汚れを吸着するので、ヒダに入り込んでいる汚れも綺麗に取れます。ですので、ヒダについている片栗粉もきちんと水で洗い流しましょう。逆に片栗粉を残してしまったら、においが残る可能性もあります。水を何度か交換して、白く濁った水がなくなれば完了です。
大根おろしでの洗い方
牡蠣の洗い方として、大根おろしを使用する方法もです。大根おろしを作るのは少し手間がかかるのですが、大根に殺菌効果があり細菌を除去率も高いので、他の方法よりも牡蠣を安全に食すことができます。加えて、生臭さと汚れを取り除いて、牡蠣のうまみをしっかり残してくれます。
牡蠣の身を大根おろしで洗う場合、大根をおろしたときに出る水も一緒に使います。汚れをとる感覚で大根おろしと水の中で柔らかく洗っていると、汚れが浮き出てきて水が灰色になります。水が灰色になったら、今度は牡蠣をしっかり冷水で水洗いして大根おろしをきちんと洗い流して完了です。
小麦粉
小麦粉で洗う洗い方もあります。大根おろしのように時間をかけて大根をおろす必要もなく、小麦粉であれば片栗粉よりも自宅に常備している人が多いと考えられます。小麦粉しかない場合は小麦粉を使用しましょう。手軽に使って洗えます。
洗い方は片栗粉と同じで、むき身の牡蠣にボウルなどで小麦粉をまぶします。その後、むき身を入れた物に水を加え、あまり力を入れずに水の中で洗います。ひだなどに小麦粉が残れば一緒に匂いが残るので、優しく、そしてしっかり洗いましょう。
献立が牡蠣フライの場合などは、小麦粉をつけておけば、そのまま卵、パン粉をつけれるので、一石二鳥です。牡蠣フライを料理するときは、小麦粉を使用するのが一番簡単でです。
水
牡蠣の洗い方として、何も必要ない、水道水のみで洗うのが一番という人もいます。また牡蠣を買ってきたけれども、今まで述べてきた洗い方に必要なものがないときは、水で洗いましょう。
洗い方は、牡蠣のむき身をただ流水で洗うだけです。しかし、全体とヒダを丁寧に洗います。きちんと洗えば、ある程度のぬめりとにおいも除去できます。水だけで洗う場合の正しい洗い方としては、調理直前に洗うことをします。ぎりぎり直前であれば、水で洗った新鮮な牡蠣を食することができます。
初回公開日:2017年12月06日
記載されている内容は2017年12月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。