からしの原材料は何なのか・原材料名やマスタードとの違い
更新日:2020年08月28日
市販のからしチューブの原材料には、それほど多くはないものの食品添加物が使われています。食品添加物の安全性が気になるという人は、粉からしを買って、自分で水で溶いて使う方法もあります。水でよく練って5分ほど置くことで、風味が増してきます。
粉からしは、ハウス食品やエスビー食品などの大手企業でも販売されていますが、食品添加物が入っていません。さらに、チューブよりも香りが豊かです。チューブの方がすぐに使えて便利な面もありますが、安全性に気を配りたい人や、豊かな香りを楽しみたい人に粉からしはです。
からしとマスタードの原材料の違い
マスタードは「洋からし」に酢などを加えて作られます。味は、辛子の辛みに酢の酸味が加わった味で、辛さがマイルドになるので、からしに比べて料理にたっぷりと使って味わうことができます。
粒マスタードの原材料
粒マスタードの原材料は、「ブラックマスタードシード」や「ブラウンマスタードシード」です。洋からしの原材料である「イエローマスタードシード」よりも粒が少し大きく、辛さも強くなっています。普通のマスタードよりも、量を多く使いすぎないように気をつけましょう。
からしを選ぶ時のポイント
前述したとおり、からしは原材料となっている「カラシナ」の種子の種類によって、辛さや味に違いがあります。市販されているからしは、これらの原材料をブレンドしたり、酢や糖類など他の調味料を加えたりして作られています。からしを購入する時は、原材料名をしっかりとチェックすると、大まかな味の特徴を知ることができます。
また、和からしと表記されているものは、和からしが主原料となっているので、辛さの強いものが欲しい時はこちらを選ぶと良いでしょう。
より辛いからしを作る方法
辛いものが好きで、市販のねりからしよりも辛いからしが食べたいという人には、粉からしを使ってより辛いからしを作る方法があります。作り方は簡単で、粉からしを40度くらいのぬるま湯で溶くだけです。水で溶くよりも辛み成分が活性化するので、より辛いからしができます。
からしと相性の良い料理
からしやマスタードの種類や味の違いがわかったなら、料理に活かしてみましょう。こってりとした味の濃い料理や、油っぽい料理、肉料理には辛みの強いからしが合います。豚の角煮や焼売以外にも、カツ、パン粉焼き、肉のソテーなどに添えると、味が引き締まります。
粒マスタードは炒め物やパスタ、マリネなどに少量加えると味のアクセントになり、見た目もおしゃれになります。また、他の調味料と混ぜて使う方法もです。マヨネーズに好きな分量のからしを混ぜると、からしマヨネーズになります。からしは味噌とも相性が良いです。
さらに、ドレッシングにも加えると、酢と油の分離を防いでくれます。その場合は、からしを酢や他の調味料と混ぜてから、最後に油を混ぜるのがポイントです。
からしを使って料理の幅を広げよう
からしの原材料や作り方、マスタードとの違いなどについて紹介しました。からしの違いや選び方がわかっていただけたのではないでしょうか。からしは、原材料の種類によって味が異なります。
からしを選ぶ時には、パッケージの原材料を見て、好みの味や用途にあったものを選びましょう。メーカーによっても味が違うので、色々なメーカーのものを試してみると良いです。
おでんや焼売など、定番の料理にしかからしを使わないという人も多いでしょう。しかしからしは、料理の味を引き締めて旨みを引き出す優れたスパイスです。さまざまな料理をワンランク美味しくしてくれます。また、健康にも良い食品です。
からしを使った新しい料理に挑戦してみてはいかがでしょう。からしの活躍の幅を広げ、料理のレパートリーを増やしてみましょう。からしの魅力がわかるでしょう。からしを上手に使いこなして、もっと料理上手を目指しましょう。
初回公開日:2017年12月19日
記載されている内容は2017年12月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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