Search

検索したいワードを入力してください

ゼラチンの原料・寒天との違い|メーカー別のゼラチンの原料

更新日:2020年08月28日

ゼラチンは主に豚や牛の皮から抽出されたエキスでできています。ゼラチンを使った食べ物は弾力があり、ぷるぷるしており食感が良いのが特徴です。ゼラチンは汁を固めることができますが、寒天もその中の1つです。ゼラチンの性質について調べてみましょう。

ゼラチンの原料・寒天との違い|メーカー別のゼラチンの原料

ゼラチンの原料って何?

皆さん、ゼラチンは知っていますか。ゼリーなどを固める際に使う粉や板状で販売されていますが、ゼラチンを使うと弾力のあるぷるぷるしたしっかりした食感のある食べ物に仕上がります。

ここではそんなゼラチンについて紹介していきます。

魚由来のゼラチン

魚由来のゼラチンは、鮭の皮などから抽出したマリンコラーゲンと呼ばれる新しいゼラチンです。通常は動物の繊維状のたんぱく質からコラーゲンを抽出したものがゼラチンになりますが、現在の技術によって魚が原料のゼラチンも販売されています。

フィッシュゼラチンと呼ばれることもあり、魚の鱗や皮から抽出され、魚の生臭さはなく、ほぼ無色透明、口どけが良いのが特徴です。

豚が原料のゼラチン

豚が原料のゼラチンは、豚のコラーゲンから抽出され加工されたゼラチンです。豚の骨を処理し、欧米では一般的です。顆粒タイプゼラチンは豚骨が原料になることが多く、ダマにならず、作業するのに手間がかからないという特徴があります。また粉末状のゼラチンは料理にも容易く使うことができ、さまざまな用途に合わせ使うことが可能です。

また板状のゼラチンも豚が原料のゼラチンです。計量が不要なので手軽に利用でき、世界中で愛用されています。特にプロの料理人が愛用しています。スーパーでも手軽に購入できますから、ゼリーを自宅で作ろうと思う人は、板ゼラチンを選ぶこともできます。

クジラが原料のゼラチンとは?

今ではクジラが原料のゼラチンは取り扱いがありません。商業捕鯨が禁止される以前はゼラチンはクジラから作られていました。クジラは今では貴重な動物として扱われているので、ゼラチンのために漁業することはないでしょう。

メーカー別ゼラチンの原料は?

メーカー別にゼラチンの原料は異なるのでしょうか。それぞれ大手が使っているゼラチンの原料は何になるのでしょうか。原料を知ることができれば、アレルギー症状を起こすことなく、安心してそのメーカーの商品を口にすることができます。

メーカーごとにゼラチンの原料をチェックしていきましょう。

森永クックのゼラチンの原料は?

森永クックのクックゼラチンの原料は何からできているのでしょうか。お問い合わせ窓口に問い合わせてみると、牛骨由来ということです。原料の牛はタイやインドから仕入れています。行牛病発生地域の原料は使用していませんから、ゼラチンの原料の牛としては安心できます。

今のところ日本で森永製菓のゼラチンで、狂牛病の例が発生した例もありませんし、安心できます。

新井ゼラチン株式会社の原料は?

新井ゼラチンというメーカーがありますが、こちらの株式会社のゼラチンの原料は何が使われているのでしょうか。

食品用のゼラチンとしては、高純度のたんぱく質、脂肪分を含まない性質を持ったゼラチンの原料に、豚由来の原料、魚由来の原料、そして牛由来のゼラチンなど、さまざまな種類の原料でゼラチンを取り扱っています。また顆粒タイプゼラチンなども使っており、滑らかな舌触りのゼリーやお菓子を作っています。

国内のゼラチンメーカーとして活躍する、新井ゼラチン株式会社は、アメリカやインドから原料を輸入しています。

ゼライス株式会社はどの原料を使っているのか

世界で初のクジラを原料としたゼラチンを製造したゼライス株式会社は、ゼラチンに何の原料を使っているのでしょうか。多くのゼラチン商品を手掛けている会社ですから、気になる所です。

料理からお菓子作りまで用途に合わせて多くのタイプを販売しているゼライス株式会社のゼラチンの原料は、牛の骨、豚骨、鶏の皮から抽出されています。実に多くの種類の原料が使われています。

処理はアルカリ処理を行い、ゲル化力も異なるシリーズが販売されています。粉末のゼラチンも販売されているため、料理にも使いやすいのが特徴です。

次のページ:ゼラチンと寒天の原料の違いは何?

初回公開日:2017年12月28日

記載されている内容は2017年12月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related