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梅の実の収穫時期と目安・梅酒や梅ジュースにする梅の収穫時期

更新日:2020年08月28日

梅は日本人の生活に密着した植物です。なかでも梅の実は食生活に欠かせないソウルフード。梅干しや梅酒、梅ジュースなどさまざまな加工品に利用されています。梅の加工品を作るのに重要なポイントが梅の収穫時期です。全国の梅の収穫時期と加工品別の梅の収穫時期をご紹介します。

梅の実の収穫時期と目安・梅酒や梅ジュースにする梅の収穫時期

梅の実の収穫時期

梅は、花をめでたり、香りを楽しんだり、実を美味しく食べたり私たち日本人には欠かせない植物です。梅の実を収穫する時期は、品種や気候によって違ってきます。

梅の収穫のタイミングには、神経質になる必要があります。なぜなら、梅は何を作るかによって最適な収穫時期が変わるからです。梅を使って梅酒を作るのか、梅ジュースを作るのか、梅干しにするのかによって、収穫時期が決まってきます。

梅は、収穫のタイミングによって使い道が変わるので、収穫時期を間違えるとでき上がりに影響が出ます。

加賀の白梅

加賀の白梅は、北海道や東北といった寒冷地を除き、日本全国に分布しています。作付け面積では、最も多い品種です。江戸時代から栽培されている品種で、とくに関東で多く栽培されています。加賀の白梅は、花姿も美しく、香りも芳醇です。実も大きく、果肉は厚く、主に梅酒や梅ジュース用として利用されています。

関東での収穫時期は、5月下旬から6月上旬で、現在は群馬県が生産地として有名です。

南高梅

南高梅は、和歌山県が誇る最高級の梅です。とくに梅干し用の梅として有名です。皮が柔らかく、果肉も厚く、梅干しだけでなく梅ジュースとしてもがあります。南高梅は、青梅で加工するよりも完熟状態でフルーティーさが引き立つ品種です。

南高梅の収穫時期は、6月中旬から7月中旬頃です。完熟させてから収穫するので、収穫方法は、実の重みで自然落下するのを待って収穫します。

地域別の梅の収穫時期

梅の実は、全国で作られています。収穫時期は、梅の雨とも表記されているように「梅雨」です。しかし、南北に長い日本列島は、梅雨入りも地方によって違いますし、北海道のように梅雨のない地域もあります。

さらに、気温の差が大きいので、地域によって、収穫時期が違ってきます。地域別の梅の収穫時期を参考にして、タイミングよく梅を収穫しましょう。

北海道

北海道の梅の収穫時期は、青梅が7月上旬から中旬、完熟梅が7月下旬くらいになります。やはり春の訪れが遅いぶん、梅の実の収穫も他と比べて遅くなります。

梅はもともと暖かい気候を好むので、近年になって、北海道でもようやく梅の栽培が始まりました。北海道で栽培されているのは「豊後」という品種です。豊後は冷涼な気候を好む「あんず」との自然交配によって生まれた品種なので、寒さの厳しい北海道でも根付きました。

東北

東北地方での梅の収穫期は、青梅で6月下旬から7月上旬、完熟梅が7月中旬になります。

東北地方の梅の品種も北海道と同じように「豊後」です。豊後は、その名が示すように大分県が原産地ですが、寒さに強いため東北での梅栽培のほとんどは、この種類になります。

関東・東京・埼玉・千葉

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初回公開日:2018年01月30日

記載されている内容は2018年01月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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