コーヒーは一日何杯までなのか・接種可能量|健康/中毒
更新日:2020年08月28日
貧血の原因になることも
貧血で悩む女性は多いですが、コーヒーの飲み過ぎによって貧血の原因を作ることがあります。コーヒーにはタンニンという成分が含まれています。このタンニンは、体内にある鉄と反応し、鉄の吸収を抑える働きをします。貧血に悩み、サプリメントを摂取している人は、コーヒーの摂取量を抑えることをお勧めします。
口臭の原因になることも
もともとコーヒーには、匂いを吸収働きがあり、臭いを防ぐ効果があります。そのため、ドリップした後のコーヒー豆を消臭剤として使用する方もいます。
しかし、コーヒーの成分が舌についたままになっていると、口臭を引き起こす原因になります。もともとコーヒーには着色効果もあり、歯に色が着色することがあります。
歯の着色を防ぐためにも、コーヒーを飲んだ後は歯を磨くことをお勧めします。このとき、舌をブラシでやさしくこすると良いでしょう。歯を磨くのが難しい場合は、軽く口をすすぐだけでも違います。
コーヒーは一日に何杯までなの?
コーヒーを飲むことのメリット、飲みすぎることのデメリットをお伝えしましたが、具体的に一日何杯飲むのが理想なのでしょうか。ここでは、コーヒーの一日の摂取量についてお伝えします。
コーヒーを一日に3杯から5杯飲むと?
ある研究データによると、コーヒーを一日に3杯以上飲んでいる人は、アルツハイマーや糖尿病になりにくいという結果になっています。そのほかにも心血管系の病気にかかるリスクが低くなるなどの結果になっています。
平均的に、一日に3杯から5杯のコーヒーを飲んでも問題ないというデータが出ています。しかし、ドリップコーヒーを飲むのか、エスプレッソコーヒーを飲むのかによってカフェインの量は違います。エスプレッソの方がカフェインの量が少ないのに対しドリップコーヒーはカフェインの量が多くなっています。
また、コーヒーを飲むと夜に眠れないという人もいます。カフェインが私たちに及ぼす影響について心配な人は朝にコーヒーを飲むようにするなどの工夫をすることができるでしょう。
コーヒーを8杯から10杯以上飲むとどうなるの?
コーヒーは8杯から10杯以上飲むことによって急性カフェイン中毒の症状が現れることがあります。カフェイン入りの栄養ドリンクやカフェインの錠剤を大量に飲んで、亡くなった方がいらっしゃいます。大量にカフェインを使用することで、ドラックを使用した時と同じ効果が起こることがありますが、その効果を期待してか、カフェイン大量使用がはやったこともありました。
これは命を落とすこともありますので大変危険です。日本ではコーヒーの摂取量について具体的な数字はまだ、厚生労働省から発表されていませんが、一日に飲むと良いとされている4杯から5杯を基準に飲むのが良いでしょう。
コーヒー一日の摂取可能量って?
コーヒーは一日の摂取量は一日に4杯から5杯が目安とご紹介しましたが、同じ一杯でもどれくらい大きなコップで飲むのかによって量が違います。コーヒー一日の摂取量の基準はどれくらいでしょうか?
500mlか1リットルか?
コーヒー100mあたりのカフェインの量は、60mlとされています。それで500mlを飲んだ場合300mlのカフェイン量、また1リットル飲んだ場合600mlのカフェインの量を摂ることになります。もちろんエスプレッソで飲むのか、ドリップで抽出しているのかなど、コーヒーの種類によってもカフェインの量が違ってきますので、目安としか言いようがありません。
健康な人が、一日にとるカフェインの摂取量は男性400ml以内、女性は300ml以内とされています。カフェインはコーヒーだけに含まれているわけではないことを考えて、コーヒーを飲む目安を決めることができるでしょう。
アルコールの摂取量の限界が人それぞれ違うように、カフェインの摂取量も人それぞれ違います。あくまで目安だということを忘れないようにしましょう。
程よい量で美味しいコーヒーを!
コーヒーは適正量を飲むことによって、私たちにメリットになります。反対に、飲み方を間違え飲み過ぎてしまうと、コーヒー中毒になるなど、色々なデメリットも生じます。コーヒーの摂取量の目安はありますが、あくまでも人によって違います。
人によってはもっと少ない量でも影響が出ることがありますし、多い量でも影響が出ないこともあります。それを踏まえながらコーヒーの量を考えるようにしましょう。そして程よい量のコーヒーを楽しく飲むようにしましょう。
初回公開日:2018年01月29日
記載されている内容は2018年01月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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