焼酎の魔王が入手困難な理由・平均の値段・種類一覧・味の特徴
更新日:2020年03月12日
白玉醸造合名会社が発売している焼酎「魔王」の種類は1つです。販売されている瓶の大きさで四合瓶と一升瓶の違いはありますが、基本は1種類です。
他の商品は
・「白玉の露」芋焼酎
・「元老院」麦&芋ブレンド焼酎
・「天誅」米&芋ブレンド焼酎
が、主な商品です。
ちなみにお店などで見かけることもある焼酎の「大魔王」や「赤魔王」は別の蔵元から発売されている商品です。
焼酎「大魔王」とは?
「大魔王」は濵田酒造株式会社が製造・販売する芋焼酎です。こちらの会社は「海童」や「赤兎馬」など数多くの焼酎を製造しています。鹿児島県いちき串木野市に本社を置き、1868年の明治元年より酒造りをしています。
「大魔王」は原料に鹿児島県産の黄金千貫芋を用い、麹菌には「魔王」同様黄麹を使用しています。蒸留は常圧蒸留です。飲み口はまろやかで甘みがあり、貯蔵熟成により芳醇な味わいを楽しめます。
「魔王」を耳にする機会が多く、こちらとの関係性などを想像しがちですが、製造会社も作り方も違う一つの商品です。飲む人により評価は異なりますが、「大魔王」のラベルも確かな味で親しまれています。プレミア価格などもなく、お手頃の価格で各所で販売されているので、どこかで遭遇したら、一度味わってみるといいでしょう。
焼酎「赤魔王」
「大魔王」同様こちらも、製造は白玉醸造合名会社ではありません。宮崎県の櫻の郷醸造合名会社がつくっています。使用している原料は焼き芋でよく見かけるサツマイモの「紅東」です。麹は黒麹を用いて、甕壺で作っています。その後、仕上がった原酒を大甕で1年以上貯蔵熟成をさせたのちに出荷されます。
ふくよかなる芋の香が漂い、甘みとコクが同居する仕上がりになっています。のど越しもよく、飲みやすい商品です。
このように商品名に「魔王」とつく焼酎が違う酒造から、全く違う作りで出ています。飲み比べて好みを見つけるのも面白いです。
サイズ別焼酎「魔王」の価格
お酒のサイズと言えば、日本酒ならお正月やお祝いごとなどで盛大に割られる、樽酒が有名でしょう。他にも、一升瓶や四合瓶、300mlや一合瓶、カップ酒もあります。焼酎もこれらに準ずるところはありますが、専ら一升瓶と四合瓶で売られています。
「魔王」のサイズ別の価格をそれぞれ見てみましょう。
四合瓶
家で飲むなら、このサイズが丁度いいでしょう。四合(720ml)ですから、お店だと1杯の焼酎の分量が90mlくらいと言われているので、8杯飲める分量です。もちろん、そのお店ごとだったり、自分で作る時は好みの濃さだったりするので、目安としてです。
定価は1本1300円くらいのようですが、なかなかその値段では販売されていません。現在の市場価格は3800円くらいです。
一升瓶
もう一つが、一升瓶です。一升は1800mlです。居酒屋さんで見かけると、この大きな焼酎の瓶が店内に飾られていることがあります。
こちらも、定価は3000円程度ですが、やはり、市場価格では高くなっています。8000円台で売られているところもありますが、1万円を超える価格になっている場合も多いです。
日本酒なども同様で、人気の銘柄は蔵元での製造量が追いついていません。そのため需要が過多となってしまい、蔵元が適正価格で卸しても、私たちの元に来るまでに価格が変わってきてしまいます。できれば適正価格で購入してその味を楽しんでもらいたいです。
焼酎の賞味期限
大事にしすぎてなかなか栓を開けられないことがあります。鑑賞しているだけで飲めるなんていう強者もいます。しかし、おいしいうちに飲むのが一番です。賞味期限はいつまでなのでしょう。
未開封
焼酎のラベルには製造日だったり詰日だったりと、瓶に詰められた月が記載されています。賞味期限が書かれていることはないです。なぜか、賞味期限が設定されていないからです。
アルコール自体は腐るものではありません。そのため、期限がないです。しかし、せっかくの風味は時間とともに損なわれていきます。未開封であろうとも味は時間の経過で変わっていきます。
開封後
「魔王」に限らず、開栓後はなるべく早く飲むに越したことはありません。未開封のものならば、空気に触れる機会もないので、それなりに気にせずに置いておくことができます。瓶に詰めてから蔵にお酒を寝かせておく酒造もあります。
しかし、開栓後のものは風味の落ちる速度も開栓前に比べると早いです。せっかく「魔王」のおいしい風味や味があるのに、それを落としてしまうのはもったいないです。
初回公開日:2018年02月11日
記載されている内容は2018年02月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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