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ぜんざいとおしるこの違い|作り方/カロリー/関東・西/具

更新日:2020年08月28日

「おしるこ」や「ぜんざい」は全国的に有名な食べ物で、みなさんも一度は食べたことのあるものではないでしょうか。しかし、おしることぜんざいは、どのような違いがあるのでしょうか。ここでは、おしることぜんざいの違いについて、詳しく紹介いたします。

ぜんざいとおしるこの違い|作り方/カロリー/関東・西/具

ぜんざいとおしることは

ぜんざいやおしるこは、あんこを使用したスイーツの代表といっても過言ではありません。あんこを使ったお菓子では、つぶあん派とこしあん派に意見がわかれることがよくあります。ぜんざいとおしるこは、つぶあんとこしあんの違いだとおもわれている方も多いのではないでしょうか。

ぜんざいとおしるこの違いについて説明する前に、まずは、ぜんざいとおしるこそれぞれについて紹介いたします。

ぜんざいの由来

ぜんざいと聞いてあなたはどのような食べ物を思い浮かぶでしょうか。ぜんざいは、漢字で「善哉」と書きます。ぜんざいの漢字の由来は、とんちを言うことで有名な一休おしょうが、あまりの美味しさに、「よきかな」と言ったことにあるとされています。「よきかな」というのを漢字に直して「善哉」とし、それを音読みすると「ぜんざい」になることが、現在のぜんざいの由来です。

ぜんざいは、関東地方と関西地方で大きな違いがあります。関東地方でぜんざいというと、白玉や焼いたお餅に、汁気の少ないつぶあんを添えた食べ物のことを指します。白玉を使用したぜんざいの場合は、冷たいことが多いでしょう。一方関西地方では、つぶあんで汁気が多く、焼いたお餅や白玉を入れる、温かい食べ物のことをぜんざいと呼びます。

関東では、汁気の有無がポイントとなり、関西ではあんこの違いがポイントとなっています。

おしるこの由来

一方おしるこは、漢字で書くと「お汁粉」と書きます。この漢字のとおり、お椀に汁気のあるあんこが入った、あたたかい食べ物を想像する方が多いのではないでしょうか。関東地方と関西地方によって、おしること呼ばれる食べ物には違いがあります。地域によって違いがありますが、一般的におしること呼ばれる食べ物があります。

関東地方でおしること呼ばれる食べ物は、つぶあん・こしあんを問わず、汁気が多くあり、焼いたお餅を入れることが一般的とされている、温かいあんこを使ったスイーツです。つぶあんのおしるこは田舎しること呼ばれ、こしあんのおしるこは御前しること、つぶあん・こしあんによっておしるこの名前を使い分けている地域もあります。

一方関西地方でおしること呼ばれる食べ物は、こしあんで汁気が多く、焼いたお餅や白玉などを入れる、温かいあんこを使ったスイーツです。

ぜんざいとおしるこの作り方の違い

ぜんざいとおしるこの代表的なつくり方の違いを紹介します。地域によって、ぜんざいやおしるこの概念が異なりますが、あくまでも代表的なぜんざいとおしることして、紹介いたします。

ぜんざい

本格的なぜんざいを作るためには、小豆を時間をかけて煮ることが大切なポイントです。しかし、小豆を時間をかけて煮て作るには、時間も手間もかかるため、市販品を利用して、簡単に作ることも可能です。ここでは、簡単に作ることができる市販品を使った作り方を紹介いたします。

まずはボウルに水と白玉粉を入れ、耳たぶくらいのかたさになるまで練ります。直径2㎝ほどに丸め、中心を少しへこませるようにして軽くつぶしておきましょう。沸騰した鍋に、先ほどの白玉を入れ、5分ほど茹でます。茹であがったら氷水を入れたボウルに入れ、冷やします。別の鍋にゆであずきと水を入れ、火にかけます。味を調節しながら、少量の砂糖を加えて完成です。

あんを練る際には、つぶを潰さないように注意することが大切です。ゆであずきと白玉両方をしっかりと冷やし、アイスクリームなどを添えるアレンジもできます。

おしるこ

次に一般的なおしるこの作り方を紹介いたします。まずは、鍋に餡を入れます。そこに同量の水を入れ、火をつけてよく混ぜましょう。沸騰してきたら弱火にして、味を調えます。味が濃い場合には、水を足しあんこの濃さを調節するようにしてください。仕上げに塩を加えて、汁の味を調えます。器に焼いたお餅を加えて、先ほどの汁を入れて完成となります。

おしるこの調理のポイントは、火加減です。餡に水を入れた汁が沸騰してきたら弱火にするのですが、焦がさないようにすることが大切です。市販品のあんこには最初から砂糖が入っているため、砂糖の追加は基本的には不要です。水を足すことで甘さを調節するようにしましょう。水を多く入れ過ぎると薄くなってしまうので、少しずつ調整して水を足していくようにしてください。

関東・関西別ぜんざいとおしるこの違い

おしることぜんざいの主な違いを簡単に説明すると、小豆から作りあずきの粒が入っているものをぜんざい、こしあんを水で溶いて汁にしたものがおしるこという風に説明することができます。それぞれの中に入れるものについては好みで、お餅や白玉だんご、栗の甘露煮などが入っている場合もあります。

ぜんざいとおしること聞いてイメージするものが人によって違う、などとややこしくなってしまった原因は、関東地方と関西地方での呼び方の違いにあります。ここでは、地域別にぜんざいとおしるこについてみていきましょう。

東京

まずは関東地方のぜんざい・おしるこについて紹介いたします。

東京でぜんざいを頼むと、汁気のあるあんの上に焼いたお餅や白玉が乗った食べ物が運ばれてくるでしょう。関東地方のぜんざいのポイントは、汁気の有無です。関東地方のぜんざいには汁気がないものが一般的です。あんはつぶあん・こしあんどちらの場合もあります。

関東地方のおしることいえば、ゆで小豆に砂糖を加えて煮立て、お餅を入れた食べ物のことを指します。つぶあん・こしあんは問わず、どちらのおしるこも存在します。つぶあんのおしるこは田舎しるこや小倉しること呼ばれ、こしあんのおしるこは御前しること呼ばれています。

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初回公開日:2018年03月15日

記載されている内容は2018年03月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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