ぜんざいとおしるこの違い|作り方/カロリー/関東・西/具
更新日:2020年08月28日
名古屋
関西地方ではどのような違いがあるのでしょうか。関西地方でのぜんざいは、汁気のあるつぶあんの餡の中に、焼いたお餅を入れた温かい食べ物を指します。関東の方には違和感を覚える方もいらっしゃるでしょう。関東地方のぜんざいは、関西地方では「亀山」と呼ばれる食べ物となります。こちらはぜんざいとは別の食べ物として扱われています。
一方関西地方のおしるこは、あんの種類がこしあんのみとなります。関西地方でおしるこを頼むと、汁気のある、こしあんの中に、焼いたお餅や白玉が入った温かい食べ物が運ばれてきます。関西地方でのおしるこのポイントは、こしあんで作られた温かい食べ物だということです。
関西地方のぜんざい・おしるこは名古屋が境界線となっています。名古屋を境にして、ぜんざいとおしるこの概念が異なっていることになります。
ぜんざいとおしるこのカロリーの違い
小豆とお餅を使用したスイーツであるぜんざいとおしるこですが、カロリーの違いはあるのでしょうか。
ぜんざい(餅)のカロリーは373kcal、おしるこ(餅)のカロリーは440kcalとなります。ちなみに中に白玉が入っている場合は、ぜんざい(白玉)が299kcal、おしるこ(白玉)が330kcalとなります。どちらもお茶碗1杯分の計算です。
大きな差はありませんが、おしるこの方が少しカロリーが高い印象があります。甘めに作ると、それだけ砂糖の使用量が多くなりますので、カロリーも高くなるでしょう。
ぜんざいとおしるこの賞味期限の違い
ぜんざいとおしるこの賞味期限の違いはどのくらいあるのでしょうか。それぞれの賞味期限について、以下で詳しく説明いたします。
日持ち
ぜんざいは小豆から作るため、少量ずつ作ることが難しい食べ物です。水に浸してから、小豆の皮をはじかないように時間をかけて煮るため、一度に作って保存しておくとよいでしょう。保存の方法は、2日3日で食べきることのできる量であれば、冷蔵保存で問題ありません。しかし、それ以上になる場合には、冷凍保存がです。
水分が多く作ってしまうと、冷凍保存が難しくなってしまうので、冷凍保存を見越して作る場合には、少し水分を控えて作るようにしましょう。解答する際は、自然解凍しましょう。一方のおしるこも、同じ方法で保存することができます。冷凍保存の場合は、2ヶ月ほどは大丈夫でしょう。
ぜんざいとおしることあんみつの違い
ぜんざいとおしるこについては、地域性のある食べ物だということがわかりました。そこで、ぜんざいやおしるこに似た、あんみつについてみていきましょう。
あんみつとは、寒天やフルーツなどを盛ったものに、あんこを添えたスイーツです。小豆とお餅、白玉のみのシンプルなぜんざいやおしることは大きく異なっています。あんみつについては、創作性や自由度が高く、さまざまなアレンジがされています。フルーツや白玉だけではなく、アイスや抹茶、生クリームなどがトッピングされたあんみつもあります。
ぜんざいやおしるこにも、焼いたお餅や白玉だけではなく、栗の甘露煮などのトッピングがされている場合があります。ぜんざいやおしるこは日本の伝統的なデザートですが、現在ではさまざななアレンジがあり、あんみつと近い存在となっているように感じます。
ぜんざいとおしるこの具の違い
ぜんざいとおしるこには、お餅や白玉などの具が入っていますが、それぞれに違いがあるのでしょうか。ぜんざいとおしるこの材料に注目して紹介いたします。
あんこ
ぜんざい、おしるこの中には焼いたお餅や白玉が入っていますが、これらの具については特に決まりがあるわけではありません。しかし、ぜんざいやおしるこの具と言えばお餅や白玉が一般的でしょう。中に入っているものといえば、小豆とその他のものということになりますが、ぜんざいやおしるこの定義として、あんこを使用しているかどうか、ということにあります。
地方によって小豆の形状は異なっていますが、ぜんざいやおしるこには、小豆は欠かすことのできない食材です。
ぜんざいとおしるこは日本の伝統の味
いかがでしたでしょうか。ぜんざいとおしるこは人によってイメージするものが変わる食べ物です。その理由は、地域によってぜんざい・おしるこの概念が異なるためにあります。
関東地方のぜんざいは、汁気のないものに焼いたお餅を乗せて食べるもの、一方関西地方のぜんざいは、汁気のあるものに焼いたお餅や白玉を入れて食べるものとされています。おしるこの場合は、関東地方はつぶあん・こしあん問わず汁気のあるものに焼いたお餅を入れたもの、関西地方では、こしあんの汁気のあるものに焼いたお餅や白玉を入れたものとなります。
地域によって違いはありますが、ぜんざいもおしるこも日本の伝統の味であることには変わりはありません。
初回公開日:2018年03月15日
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