お月見団子のレシピ15選|お月見の由来・お供えする団子の数
更新日:2022年04月11日
子どもの頃、親や祖父母などから「夜に口笛を吹いてはならない」と言われた経験はあるけれど、なぜ吹いてはいけないのか、疑問に思ったことはありませんか。
このような言い伝えや日本の年中行事、古くから伝わるわらべ唄のように、日本に伝わる風習には、さまざまな恐怖が植え付けられており、本書では、風習に潜む恐怖の謎を解きながら、日本人とは何かを探求する一冊です。
お供えするお月見の団子の数
お月見にお供えするお月見団子は、丸い団子を月に見立てて感謝の気持ちを表し、月見団子をピラミッド状に積むことは、てっぺんに添えた団子が霊界との架け橋になることを意味します。
お供えする団子の数は、地域によって異なり、満月の数に合わせて12個、十五夜にちなんで15個お供えする、2つの説が最も知られています。
ケース1:普通の年は12個
一年の満月の数に合わせて、1ヶ月に一度満月が訪れることに由来して、うるう年にあたらない年には、月見団子を12個お供えします。
月見団子を盛る時は、下段に団子を9個(3×3)、上段に団子を3個を盛りつけることで見た目がきれいに仕上がります。月見団子は、神様にお供えする神聖なものなので、白い紙を敷いた三方の上に並べることが望ましいですが、三方の代わりにお皿やお盆に並べても良いです。
ケース2:うるう年は13個
地球が太陽の周りを1周するのにかかる日数を365日と定めた太陽歴では、実は1年につき6時間ほど足りません。そのため地球が元の位置に戻れるように、4年に一度つまり1日足りない分を充足するためにうるう年が設定されました。
このように、1年が366日に設定されたうるう年の月見団子には、下段に団子を9個(3×3)、上段に団子を4個(2×2)個、の計13個が供えられます。
ケース3:十五夜にちなんで15個
旧暦の8月15日、十五夜にちなんで月見団子を15個お供えする風習が最も知られているでしょう。
団子15個を供える時には、下段に団子9個(3×3)、中段に団子4個(2×2)、上段に団子2個の順に並べ、上段に並べられる2個の団子の置き方は、正面から向かって縦に並べると神事、横に並べると仏事になります。
ケース4:15を簡略化した5個
十五夜にお供えするお月見団子数は、15個とする地域が多くみられる中で、15を簡略化して5個お供えする地域も見られます。
このように、お月見団子の数は、地域ごとに異なるため定まった個数はないので、その年ごとに準備しやすい個数だけお団子を作ってお供えしましょう。
ケース5:十三夜の場合は13個
十三夜とは、十五夜から約1ヶ月後に巡ってくる月を指し、旧暦の9月13日に行われる月見で、栗や枝豆をお供えすることから「栗名月」「豆名月」と呼ばれる、十五夜に次いで美しいい月と言われています。
「後の月」とも呼ばれる十三夜にお供えする月見団子の数は13個と言われ、下段に団子9個(3×3)、上段に団子4個(2×2)と並べます。
ケース6:13を簡略化した3個
十五夜の次に訪れる満月・十三夜には、13にちなんでお月見団子を13個をお供えする地域が多いでしょうが、13を簡略化した3個をお供えする地域も見られます。このように、十五夜と同じく十三夜にお供えする団子の個数も、その年ごとに準備しやすいお月見団子の数、13個または3個をお供えします。
美味しいお月見団子を食べてお月見を楽しもう
初回公開日:2018年10月26日
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