マグロの種類|大きさ/特徴/写真/見分け方/値段など
更新日:2018年10月03日
マグロを使った料理は生食から焼き物、揚げ物など多種多様です。調理する部位やマグロの種類によって味や風味に違いがあるので、それぞれに合った調理法を知っていると美味しく召し上がることができます。
クロマグロは、冷蔵、冷凍によらず強い旨味を持っています。濃厚な旨味があるので、シンプルにお刺身やお寿司で楽しむのがお勧めです。身はキハダマグロよりも少し赤みが強く、マグロ本来の味わいが濃い種類です。
ミナミマグロの味はクロマグロに比較的似ています。クロマグロと同じようにお刺身で食べるのががおすすめです。他の種類の魚にも同じことが言えますが、お刺身にするなら、短冊状のマグロのほうが鮮度が良いことが多いです。
メバチマグロは流通量が多く、最も見かける機会が多い種類のマグロです。値段も手頃なので、旬の秋や冬にはお刺身で食べたいマグロです。クロマグロと比べてあっさりしているので、バターソテーなど油を使った料理にもよく合います。
キハダマグロも、身も味わいがしっかりしていて旨味があります。関西より西の地域で見かけることが多く、あっさりしていてオールマイティにどんな料理にも向いています。頭やアラからは良い出汁が出るので、手に入るならチャレンジしてみましょう。
ビンナガマグロは、他の種類のマグロと比べて、かなり薄い身の色をしています。他の種類のような濃厚な味はありませんが、淡泊で癖のないあっさりとした旨味が特徴です。魚が苦手という方でも食べやすいので、子どもにも人気の種類です。
ねぎとろ
ねぎとろという名前の由来は、江戸っ子の市場関係者がマグロなど大型の魚の骨まわりの肉をかき取る際に、「ねきとる」と言ったことに由来しています。この「ねきとる」が「ねぎとろ」に変化してこう呼ばれるようになりました。
マグロなど、大型の種類の魚を捌くと、どうしても太い骨の周りに身が残ってしまいます。骨の周りの身は脂や旨味が多くて、そのまま捨ててしまうのは勿体ないことは昔から知られていました。
ねぎとろの作る際は、まぐろのすき身か、なければたたきを購入するといいでしょう。
お刺身
まぐろはどの種類も新鮮なうちはお刺身でたべることをお勧めします。それはマグロの美味しさをシンプルに感じることができるからです。
お刺身は、包丁を入れる角度や包丁さばきで舌さわりから味まで変化します。鮮魚料理店や料亭など、プロの料理人がカットしたお刺身は自宅では味わうことができません。外出先でマグロを食べる時には、その店の食べ方に合わせることが一番美味しく食べられます。
自宅でマグロのお刺身を食べる時には、新鮮な色味の冊(解凍品でも大丈夫です)を選びましょう。一緒にいただくワサビをいつもよりワンランク上のものにすると、マグロの味が引き立つのでお勧めです。
たたき
お刺身が余ってしまったり、食感を変えたい時にはたたきにするのがお勧めです。まぐろの身を包丁でたたいてネギと和え、ご飯に乗せればまぐろのたたき丼になります。
また、ねぎ、タマネギ、ミョウガ、大葉などの香りのある薬味と味噌を合わせて「なめろう」にしても違った風味を楽しめます。なめろうは酒の肴にもぴったりです。
フライ
どの種類の魚もそうですが、生で食べるには鮮度が落ちていると感じる場合にはフライにすることで安全に美味しく食べられます。スーパーまどで、あらかじめ加熱用として売られている場合もあります。
メバチマグロやキハダマグロなどは竜田揚げやフライにすると、スジを気にすることなく美味しく食べることができます。
また、あまり見かける機会は少ないですが、マグロのほほ肉のフライは絶品です。まるで牛や豚のカツのようなジューシーな脂がとろける美味しさです。
煮付け
ビンナガマグロ以外の種類のマグロは、火を通しても美味しく食べることができます。ビンナガマグロは身がとても柔らかいので、加熱調理には向きません。
マグロを煮付けにするときには、醤油や砂糖で甘辛く煮付けましょう。ゆずやショウガを一緒に煮込むと風味もよくなるのでお勧めです。
マグロのベーコン巻き
マグロには、脳を活性化させるDHAが多く含まれています。お父さんや子どものお弁当に入れれば、お仕事や勉強の強い味方になってくれます。
このレシピはマグロの刺身ブロックを使って簡単に作ることができるのも、時間のない朝には嬉しいです。
マグロのカレー風味ソテー
初回公開日:2017年09月23日
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