スーツの持ち運びの方法とたたみ方・持ち運びの注意点

ご紹介してきたスーツカバー、ガーメントケース。こちらはビジネスマンの必須アイテムとも言え、スーツを持ち運ぶ機会の多い営業マンなどはその性能や見た目も重視してこのアイテムを選んでいるでしょう。

しかしめったに使用する機会がない、スーツは基本もちあるかない、という方は「もっと安く済ませたいな」などと思っていませんか？そんな時の強い味方が「100円均一」、100均です。昨今、ますます商品の種類も幅も広がり、かわいらしいアイテムも豊富になりました。

100均にも実はスーツ用のガーメントケースのようなものが売っている、という情報はあります。しかしながら不織布のような簡易的な素材ですので雨などのトラブルには対応していませんし、ワイシャツやネクタイを入れる小物入れのような機能が付いていないものがほとんどです。

雨を気にしつつほかの荷物が増えてしまうので、出張や長期の利用をお考えの方は、専用のガーメントケースが断然おすすめです。

2.3回使用できればいい、少しの距離で雨に濡れても問題ない、程度の持ち運びする程度であればコスパの良い100均のスーツカバーも一つの選択肢となりますので、併せて検討してみてください。

ビジネスマンにスマートフォンは必須アイテムと言えます。遠方への出張の際も、スマートフォンの地図アプリが大変役に立ち、駅前で目的地を検索するビジネスマンらしきスーツ姿の方もよく見かけられます。

そこで厄介になってくるのが「スーツがじゃまでスマートフォン操作できない」という問題です。スマートフォンの操作にはしばしば両手を必要とするシーンが出てきます。しかしながらスーツショップでもらうケース+キャリーハンガーを使っていたり、持ち手の短いガーメントケースを使用していると、片手がふさがって操作に支障を来たしてしまいます。

プレゼンなどほかの荷物が多い、外出時にスマートフォンを操作することがおおい、そんな忙しいビジネスパーソンには、肩に掛けられる、または手をとおして腕にかけることができる、そんな持ち運び方法をお勧めします。

ガーメントケースを検討するときは、腕、または方にかけることができるかどうか、という点も一つ注目してみてください。

スーツを持ち運ぶ際の一番の難点は「いかにしてしわを付けずに持ち運びができるか」という点でしょう。ガーメントケースやハンガーを使用してみても、シワを全くつけない持ち運び方法というのはないと言っても過言ではないでしょう。

スーツケースでの持ち運び方でお伝えしたとおり、スーツにはしわになりにくい畳み方があります。型崩れがしないように考えられた畳み方ですが、いつも以上に丁寧に畳むことが必須となります。せっかく時間をかけて畳んだのにシワがついてしまった、ということのないように細心の注意を払ってください。

また、畳む前にはしっかりとしわを伸ばしアイロンをかけること、もしくはクリーニングに出したものを持っていくようにしましょう。

そもそもシワは繊維の種類によって、つきやすいものとそうでないものとが出てきます。合成繊維や羊毛は、繊維が変形しても回復力があるため、シワがつき難い繊維です。一方で綿や麻などの植物を原材料とした繊維やレーヨンは、回復が悪くシワがつきやすいと言えます。

また、繊維に関係なく「形状記憶型○○」のように洗濯や着用によりシワや変形がしにくい商品も数多く販売されています。

スーツやワイシャツを持ち運ぶ際には持っているものの中から、形状記憶のものや、またシワの付きにくい合成繊維や羊毛でできた製品を選択するなどの工夫も有効です。

丁寧に持ち運びしたつもりでも、いざ出したらシワがついてしまっていたらどうしたらよいのでしょうか。アイロンをかけていただければシワは解消しますが、お泊りのホテルにアイロンが設置されていなかったら、あるものを使ってシワを伸ばしていきましょう。

シワの付いてしまった個所を水で濡らし、伸ばしながらドライヤーを当ててください。すこしヨレっとしただけであれば、使ったあとのユニットバスにかけておくだけでも水分を含んで自重で伸びてくれることもあります。

どちらにしてもそのようなことが内容、シワのなるべくつかない持ち運び方をするようにしてください。

雨はビジネスマンの大敵です。雨でスーツが濡れても、商談は待ってくれません。急な雨でも慌てないように、万全に準備しておきたいです。

販売されているガーメントケース・ガーメントバッグは表面に撥水の加工がされているものが多く見られます。出張が多く持ち運びの際に雨に当たる可能性が高い方には、ぜひこういった撥水加工のされているガーメントケースを選択していただきたいです。

お手持ちのガーメントケースが撥水加工のものではない方、もしくはスーツ購入店でもらった簡易的なカバーを使っている方も多いのではないでしょうか。不織布など撥水加工のされていないものは汚れや型崩れの防止にはしようできますが、雨に弱いので雨の日に使用する場合には工夫が必要です。

そんな時にあるとうれしいカバーも紹介します。