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ラベンダーの育て方|種まき/育て方/室内での栽培のコツ

更新日:2020年02月15日

ラベンダーは種まきから始めると、花を咲かせるまで約2年ほどの年月を要します。少し面倒に思うことがあるかもしれませんが、苗から育てたものよりも開花させた時の喜びはずっと大きいでしょう。また、育て方から室内での栽培のコツまでご紹介していきます。

ラベンダーの育て方|種まき/育て方/室内での栽培のコツ

ラベンダーの種まき時期と発芽後の育て方

一面に広がるラベンダー畑は、鮮やかな紫色にかわいらしい小花の姿と、爽やかで甘い香りは、私たちの心をとてもおおらかにそして安らかにしてくれます。

ラベンダーは木本性ですが、よく草花として扱われることも多く、プランターや花壇などに植えて観賞用として楽しまれています。また、花の色も紫・ピンク・白と鮮やかでとても良い香りをするため、香水としても使われることもあります。

園芸分類草花・ハーブ原産地地中海沿岸
形態低木開花期4月~7月
草丈/樹高20~130耐寒性/耐暑性普通
花の色紫・ピンク・白特徴常緑性・香りがする

ラベンダーの原産地

ラベンダーの原産地は、カナリア諸島から地中海沿岸インドにかけて約20数種類が分布する小低木です。ヨーロッパ各地で品種改良が進み、様々な品種が生まれました。いずれも高温多湿に弱く、西岸海洋性気候や亜寒帯湿潤気候の地域でよく育ち栽培されています。

世界的に有名な生産地は、フランス・プロヴァンス地方でポプリをはじめ化粧品やハーブティーなどにも加工されて親しまれています。

ラベンダーの品種

ラベンダーの花の色は一般的に紫が有名ですが、品種によってはピンク・白といった花を咲かせます。品種には「アングスティフォリア系」「ラバンディン系」「ストエカス系」「デンタータ系」「プテロストエカス系」といったものがあります。

どの系統の品種にも特徴があり、種まきをするさいにも時期や育て方、環境によって違いが出てきます。

では、どのような違いがあるのかを詳しく見ていきましょう。

ラベンダーの品種1:アングスティフォリア系


ラベンダーの代表格ともいえるのが「アングスティフォリア系」です。ラテン語でアングスティとは「細い」といった意味を持っており、フォリアは「葉」を意味しています。

名前の通り、細かく繊細な葉を持っているのが特徴的です。アングスティフォリア系は、耐寒性ですが、高温多湿な環境に弱いため長く育てるのが困難です。

ラベンダーの品種2:ラバンディン系

ラベンダーの品種に「ラバンディン系」があります。これは「アングスティフォリア系」と、華やかな香りを漂わせる「スパイクラベンダー」の交配によって生まれた系統です。

ラバンディン系の特徴ともいえるのが長い花穂と花茎です。寒さにとても強く、高温多湿な環境にも強いため、初心者の人でも育てやすいといえるでしょう。

ラベンダーの品種3:ストエカス系

ラベンダーの品種の一つに「ストエカス系」があります。これは「フレンチラベンダー」「スパニッシュラベンダー」の別名で、原産地はカナリア諸島やスペイン、トルコなどです。

ストエカス系の特徴とも言えるのが、花の先端が長くあいらしい苞葉を持っています。開花期間も非常に長く、たくさんの花を咲かせてくれます。

ラベンダーの品種4:デンタータ系

ラベンダーの品種に「デンタータ系」というのがあります。別名を「フリンジトラベンダー」「キレハラベンダー」と呼ばれており、原産地はカナリア諸島・スペイン東南・アメリカ北部が主です。

デンタータ系の特徴と言えるのが、ギザギザした葉と気温が低くなるにつれて花色が濃くなっていくといった特徴があります。

ラベンダーの品種5:プテロストエカス系

ラベンダーの品種に「プテロストエカス系」があります。プテロストエカス系の特徴ともいえるのが、華麗にさく花びらと他の系統と比べて花の色が淡いところです。

原産地は主に「アラビア半島」「北アフリカ」「地中海」などで、四季咲き性であるものの寒さにそこまで強くないので、冬は室内で育てると良いでしょう。

室内で育てやすいおすすめのラベンダーの品種

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初回公開日:2017年09月18日

記載されている内容は2017年09月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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