雑草の種類と特徴|水田/庭/田んぼ/つる性/見分け方
更新日:2020年08月28日
ヘクソカズラ
ヘクソカズラ(屁糞葛)はアカネ科の種類で、葉や茎に特有の匂いがあることからこの名前となり、中国ではケイシトウ(鶏屎藤)といいます。万葉時代には「クソカズラ」と呼ばれ、その後「ヘクソカズラ」と呼ばれるようになりました。
花は7月から9月に咲き、白い筒状で中央が紅紫色をしています。
ヒルガオ
ヒルガオ(昼顔)は、ヒルガオ科、日当たりのいい道端や空き地に生えます。5~6㎝でろうと型の花はアサガオと同じように朝に開き昼もそのまま、夕方まで咲いています。
ちなみに、アサガオ(朝顔)、ヒルガオ、ユウガオ(夕顔)、ヨルガオ(夜顔)のうち、ユウガオとヨルガオは夕方から翌朝まで、夜に花を咲かせます。どれも開花時期は5月から9月ですが、ユウガオはウリ科の種類で、大きな実を付けます。
雑草の種類の見分け方
雑草の種類を分類するには、種で増えるものと地下茎で増えるもので分けることができます。
種で増えるもの
種で増える雑草の種類は、1年生雑草です。地上部は1年で枯れますが、種は数十年持つ種類もあります。
例えば、オヒシバ、メヒシバ、スズメノカタビラなどがあります
種で増える雑草
主に一年生雑草が分類されます。一年草とは一年のサイクルで発芽し、開花・結実・枯死するものを指します。 生育期間の短い物が多く、発芽から一か月程度で種子を生産できる種類もあります。また雑草の繁殖力は非常に強く 一株で数十万の種子を生産するものや、種子の寿命が数十年あるものまであります。通常、雑草の生えていない土地でも 土中に数万個の種子が存在すると言われ、環境さえ整えばすぐに発芽・成長しだします。種子は雨・風・動物などによって運ばれるため侵入を防ぐことは実質不可能とされ、発芽を防ぐ方向で研究が進んでいます。
【代表種】オヒシバ、メヒシバ、スズメノカタビラ、ナズナ、ツユクサ、カヤツリグサ
出典: https://www.ihs1187.com/matome/zassoutane.html |
地下茎で増えるもの
地下茎で増える雑草の種類は多年生です。多年生の雑草も冬など厳しい季節に地上部は枯れますが、根などの地下茎はそのまま残り、暖かくなるとすぐに再生します。
例えば、スギナ、シロツメクサ、タンポポなどがあります。
地下茎で増える雑草
一部の多年生雑草が分類されます。多年草とは生育期間が二年以上続く雑草を指し、 秋・冬などの厳しい環境になると地上部が一旦枯れるのですが、地下部が生き残り翌春に再生・発芽します。 多年草の中には地下茎で増える種類もあり、地上部のみ刈り取っても地下茎が残っていればすぐに再生します。 抜いても抜いても雑草がすぐ生えてくる!というのはこの地下茎が原因です。 一年草と比較して防除が難しい雑草が多いのも特徴です。【代表種】スギナ、シロツメクサ、カラスノエンドウ、タンポポ、ハマスゲ、ワラビ、クズ、ヤブカラシ、セイタカアワダチソウ、チガヤ、ススキ
出典: https://www.ihs1187.com/matome/zassoutane.html |
背が高い雑草の種類
春から夏を経て、秋になると大型の雑草の種類が目立ってきます。例えば、ススキ、ハギ、セイタカアワダチソウなどがあります。
かぶれやすい雑草の種類
雑草にかぶれてしまうのは6月から8月が多く、手や顔などがかぶれやすくなるのは、半袖などで外を出歩く機会が増えるためでしょう。
かぶれやすい雑草には、サクラソウ、イラクサ、シソ、ドクゼリモドキ、ブタクサ、マムシグサの他に、高木のウルシ、ハゼなどがあります。
初回公開日:2017年12月21日
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