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初心者向けのきゅうりの育て方|肥料/水やり/摘心/接木/支柱

更新日:2020年03月06日

家庭菜園で人気のあるきゅうりは、水やり、ツルの誘引、追肥の3つのポイントを押さえれば、初心者でも簡単に育てられます。きゅうりの基本的な育て方や品種別の育て方、水耕栽培での育て方をご紹介します。自分に合った育て方を見つけて、きゅうり栽培に挑戦してみましょう。

初心者向けのきゅうりの育て方|肥料/水やり/摘心/接木/支柱

きゅうりの育て方

夏が旬であるきゅうりは、採りたてをそのまま食べるのはもちろん、サラダや和え物にしたり、冷やし中華やそうめんに添えたり、ピクルスや浅漬けにしたりと、食卓で大活躍の野菜です。

きゅうりは病害虫に強く、低温期もよく成長するため、育て方が比較的簡単で失敗が少ない野菜となります。そのため、家庭菜園野菜として人気があり、初心者でも上手に育てやすいのが特徴です。それでは、きゅうりの基本的な育て方を見ていきましょう。

植付け

きゅうりの苗の植付けは、4月下旬から5月上旬頃に行います。苗の根鉢より少し大きめの植付け穴を掘り、根鉢を少しほぐしてから植えます。こうすることで、根の張りが良くなります。根鉢を壊すと植え痛みが生じるので、根鉢は壊さないように丁寧に扱いましょう。

きゅうりの株間は大体50〜60cm、プランターでは40cmほどが理想です。苗を植える前に、植付け穴は水で十分に湿らせておきます。きゅうりの植付け直後は、たっぷりと水を与えましょう。1週間ほどは多めに水をやると、根の活着が良くなります。

肥料

きゅうりは生育速度が速いので、肥料切れを起こさないようにするのが、育て方のポイントの一つです。元肥には、肥料の3要素である窒素、リン酸、カリウムが同量含まれるように成分調整された、緩効性肥料の油かすがおすすめです。

追肥の肥料ですが、化学肥料、もしくは液体肥料がおすすめです。きゅうり用の肥料もあるので、そちらを使用しても構いません。本葉が10〜12枚程度まで成長したら、追肥をします。頻度は化学肥料であれば2週間に1回、液体肥料は1週間に1回のペースで与えましょう。

また、肥料をやり過ぎないことが、きゅうり育て方のポイントでもあります。葉が大きく色が濃い、または薄い、ツルが太い、奇形果が出る、生育が悪いなどの症状が出る場合は、肥料過多が考えられます。与える肥料の量、バランス、頻度を、今一度見直してみましょう。

水やり

きゅうりは根を浅く広く張るため、乾燥と湿度に弱い野菜です。実の成長期に水分が不足すると、実の育成が悪くなったり、曲がった実や先が細った変形果が出やすくなります。水分不足を起こさないように十分注意しましょう。

きゅうりの実は夜間に成長するので、夕方以降にたっぷりと水をやるようにします。水は毎日少量与えるよりも、間隔を空けて一度にたっぷりの水を与える方がより効果的です。きゅうりは水分量が少ないとツルがらせん状に巻いてきます。水やりは、きゅうりの育て方の重要なポイントの一つと言っても過言ではないでいので、よく観察して水分不足に陥らないようにしましょう。

摘心

摘心は、美味しいきゅうりの育て方のポイントの一つです。摘心を行うことにより、きゅうりの実がなる茎に十分な水分や養分が行き渡るようにします。初めの6節目までに出てくる「脇芽」と呼ばれる芽や雌花は、全て摘み取ってしまいましょう。

その後に出てくる子ヅル(側枝)も2節目で切り取ってしまい、さらにそこから出てくる脇芽も2節目まで摘み取ります。こうすることで、きゅうりの収穫量を増やすことが期待できます。

支柱での支え方

きゅうりはツルが伸びて、上へ上へと成長していくので、支柱で支える必要があります。早めに支柱を立てて親ヅルを誘引しておきましょう。ツルは麻ひもなどで結ぶか、軟らかいチューブ状の結束ゴムなどで固定します。

支柱の立て方には「直立式」と「合掌式」があります。1列に植えるなら直立式、2列なら合掌式に立てましょう。

直立式

きゅうりの苗に支柱を1本立てるやり方で、少数の苗に支柱を立てたいときに向いています。植付けた苗から10~15cm離し、深さ20cm~30cmほどまでまっすぐ挿します。数本の支柱を、斜めにした1本の支柱に固定すると安定します。

合掌式

支柱を三角形になるよう交差させ、中心を1本の支柱で支える方法です。長さ210cmと長さ90cm支柱を使用して組み立てます。この方法は、頑丈で倒れにくいのが特徴です。

接木

接木とは、根の部分である地下部と、葉や茎の部分である地上部を切って、病気や害虫に強い品種の地下部と、美味しい実を作る品種の地上部などのように、性質の異なる苗をつなぎ合わせたて新しい苗を作る技術のことを指します。

きゅうりの場合は、接木用のカボチャなどと合わせられていることが多いです。こうすることで、野菜の病気や害虫などを防ぎやすくします。温度と湿度の管理をきちんとすれば、1週間ほどで接木は完了です。

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初回公開日:2017年11月29日

記載されている内容は2017年11月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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