テンポドロップの飾り方7例|テンポドロップの仕組み
更新日:2020年08月28日
テンポドロップとは
テンポドロップは、薄いガラス容器の中に入った化学薬品が天気や気温によって、白い結晶が色々な形に変わる神秘的なオブジェです。
ストームグラスと呼ばれることもあり、一般的にしずく型のガラス容器のものをテンポドロップ、それ以外の形のものをストームグラスと呼ぶことが多いです。
テンポドロップの歴史
ストームグラス(テンポドロップ)は、イタリア人によってイギリスに持ち込まれた、という記述は残っていますが、いつどこで生まれたのかははっきりしていません。また、「天気管」とも呼ばれ、天気という言葉が入っていることからもわかるように、ストームグラスは結晶の変化で天気予報の道具として使われていました。
なお、結晶の変化する幻想的な美しさから、ストームグラスはインテリアとして今の形になり復活したといわれています。
元は航海士が使っていた
ストームグラス(テンポドロップ)は、19世紀の初期にはすでに航海士が天気を予測する道具として使っており、気象学の開祖であるロバート・フィッツロイが1869年に考案した装置には、ストームグラスが温度計や気圧計と一緒に取り付けられていました。
さらに、1870年に発表された小説「海底二万里」の中でも、潜水艦にストームグラスが設置されている場面が登場していることからも、そのことがよくわかります。
テンポドロップの飾り方7例
インテリアとしてのテンポドロップは、飾り方によって印象が変わります。飾り方や、アイデアを紹介しますので、自分の家に飾る際の参考にしてください。
ただし、ガラス容器に入れられていることと、化学薬品が使われていることを忘れないようにしましょう。
飾り方1:スタンドを工夫
市販のテンポドロップにはスタンドがセットされていることが多いですが、テンポドロップが安定して置ければよいので、キャンドルスタンドや灰皿などに変えたり、手作りするのもです。
フェルト製のデコレーションボールをグルーガンでコースター状にまとめたり、粘土で作ったりすれば、オリジナルのスタンドになります。
飾り方2:窓辺に置く
窓辺に飾ったテンポドロップは、太陽光で結晶がキラキラととても美しく、ずっと見ていたくなるほどです。
ただし、中の液体には薬品が含まれているため、火災を防ぐために直接太陽光が当たらない場所を選ぶことや、引っ掛けて転倒させてしまわないよう、カーテンが当たらない場所を選んでください。
飾り方3:ダイニングの机の上
ダイニングテーブルにテンポドロップを飾る場合は、シンプルに飾るととても素敵です。スタンドをテーブルに合わせた色合いにしたり、お皿に置いたりなど、その日の気分や料理に合わせると、食卓をおしゃれに演出してくれます。
飾り方4:2個並べる
サイズ違いのテンポドロップを並べて飾るととても可愛いです。また、片方を高さのあるスタンドに乗せ、もう片方はコースターのような平らなものに乗せて、高さを変える飾り方もおもしろいです。
結晶の違いを見比べることもできるので、そういった楽しさも味わえます。
初回公開日:2018年10月30日
記載されている内容は2018年10月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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