世界と日本のクワガタの種類｜見分け方/血統/値段/越冬

【学名】Dorcus curvidens
【分布】東アジア（インド、ネパール、ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム、中国南部）
【大きさ】オスは36～81㎜、メスは32～45㎜、中型

この種類もの高いオオクワガタです。日本のオオクワガタの近縁ですが、日本の種類よりも体格がよく黒い体にはツヤがあります。前ばねにはオス・メスともに筋が入ります。この種類は分布が広く生息地によっては大あごの形状などに変異があります。

チュウゴクホペイオオクワガタ

【学名】Dorcus hopei hopei
【分布】中国
【大きさ】オスは37～77㎜、メスは27～42㎜、中型

この種類は中国に分布しているオオクワガタです。背中側から見ると大あごの先端とその手前の内歯が重なって見えるのが綺麗な個体とされていて、飼育種としてもの高いクワガタです。日本のオオクワガタはこの種類の亜種ということが、ミトコンドリアDNA解析により判明しました。

タイワンオオクワガタ

【学名】Dorcus grandis formosanus
【分布】東アジア（インド、ミャンマー、タイ、ベトナム、ラオス、中国、台湾）
【大きさ】オスは37～79㎜、メスは34～51㎜、中型

この種類は台湾に生息しているオオクワガタです。生息地によってはグランディスオオクワガタによく似ていて亜種とされています。台湾全土に分布していて高地に生息するシェンクリンオオクワガタと棲み分けているとされています。

シェンクリンオオクワガタ

【学名】Dorcus schenklingi
【分布】台湾
【大きさ】オスは35～84㎜、メスは33～48㎜、中型

この種類は台湾の高地に生息しているオオクワガタです。標高2000mの場所にも生息しているとされています。オオクワガタの中でも少し体が細く、大あごの中間にある歯も小さめです。生息数が少ないため台湾では保護されています。

エレガントゥルスコクワガタ

【学名】Dorcus elegantulus
【分布】インドネシア、マレーシア、タイ
【大きさ】オスは21～31㎜、メスは10～25㎜、小型

この種類はオス、メス共に鮮やかな赤茶色をした小型のクワガタです。メスは10㎜以下の個体もいます。分布域は広くジャワ島亜種の「D.e.elegantulus」、スマトラ島カリマンタン島亜種の「D.e.axis」、パラワン島亜種の「D.e.akaishii」、ミャンマー・マレー半島亜種の「D.e.rufus」の4亜種が確認されています。

ヒラタクワガタ

【学名】Dorcus titanus
【分布】東南アジア（タイ、ラオス、ベトナム、マレーシア、インドネシア、フィリピン）
【大きさ】オスは32～110㎜、メスは36～52㎜、大型

この種類はの高い大型のクワガタです。日本にも分布しているヒラタクワガタの近縁であり、大型になる地域個体群が多くあります。

ダイオウヒラタクワガタ

【学名】Dorcus bucephalus
【分布】インドネシア（ジャワ島）
【大きさ】オスは～52㎜㎜、メスは40～49㎜、大型

がっしりとした体型で、太いあごは先の方で内側に向かって強くカーブしているのが特徴です。大型で性質もかなり攻撃的です。ジャワ島に生息していますが島の中の生息地の違いによって大あごの形に変異があります。

ユーリケファルスヒラタクワガタ

【学名】Dorcus eurycephalus
【分布】インドネシア（ジャワ島）
【大きさ】オスは47～78㎜、メスは32～35㎜、中型

この種類は頭部と胸部が大きなジャワ島にのみ生息するヒラタクワガタです。短歯型と長歯型があり頭盾は上から見ると外側に向かっています。

トラキクスヒラタクワガタ

【学名】Dorcus thoracicus
【分布】マレーシア、インドネシア（カリマンタン島、ボルネオ島）
【大きさ】オスは47～92㎜、メスは33～48㎜、大型

この種類は最大で90㎜を超える大型のクワガタです。大あごが太くがっしりしていて頭部が大きく見えます。頭盾は上から見ると長方形に見える突起が一対あります。

ラマヒラタクワガタ

【学名】Dorcus rama
【分布】インドネシア（スマトラ島）
【大きさ】オスは30～78㎜、メスは30～35㎜、中型

オスは比較的大型になる種類でスタイリッシュで洗練された姿なのでがあります。日本での流通量はそれほど多くありません。

サイガヒラタクワガタ