世界と日本のクワガタの種類|見分け方/血統/値段/越冬
更新日:2020年08月28日
オニクワガタ
【学名】Prismognathus anglaris
【分布】北海道、本州(佐渡島を含む)、四国、九州
【大きさ】オスは14~19㎜、メスは15~18㎜、小型
大あごはとても短く、「オニ」の名がつくように上にやや反り返っています。本州以西ではやや標高の高いブナやミズナラの林に生息しています。
キンオニクワガタ
【学名】Prismognathus dauricus
【分布】九州(対馬)
【大きさ】オスは20~38㎜、メスは20~23㎜、小型
オニクワガタに似ていますが、全長は30㎜を超えます。日本以外に朝鮮半島などにも分布しています。クヌギやコナラの樹液に集まります。
ヤエヤママルバネクワガタ
【学名】Neolucanus insulicola
【分布】八重山諸島(石垣島、西表島)
【大きさ】オスは36~68㎜、メスは38~55㎜、中型
大あごには根元から先にかけて上向きの細かい歯が並びます。この特徴から「タテヅノクワガタ」と呼ばれることもあります。9月ごろから成虫は姿を現しますが、少し涼しくなる10~11月の方がよく見かけます。
ヤマトサビクワガタ
【学名】Dorcus japonicus
【分布】九州(佐多岬、徳之島)
【大きさ】オスは15~25㎜、メスは17~22㎜、小型
大あごはオスでも小さく脚も短い小型のクワガタですがオオクワガタ属に分類されます。本来の体色は黒色ですが体表面に細かい毛がありそこについた土などによって鉄が錆びたような色に見える事が種名の由来になっています。
チビクワガタ
【学名】Figulus binodulus
【分布】関東以南の本州(伊豆諸島を含む)、九州
【大きさ】オスは9~16㎜、メスは9~16㎜、小型
種名のとおり小さなクワガタの仲間で日本には本種を含む5種がいます。シイやクヌギ、サクラなどのくち木の中に生息しますが、そこでは幼虫と成虫が集団になる事が多くあります。
コルリクワガタ
【学名】Platycerus acuticollis acuticollis
【分布】本州(東北南部)~九州
【大きさ】オスは9~14㎜、メスは8~12㎜、小型
5月頃から姿を現し、カエデやブナなどの新芽の樹液を吸いに集まります。幼虫は湿った朽木にいます。
マダラクワガタ
【学名】Aesalus asiaticus asiaticus
【分布】北海道~九州(伊豆諸島、佐渡島、対馬、屋久島を含む)
【大きさ】オスは4~6㎜、メスは4~6㎜、小型
世界で最小クラスのクワガタです。ボロボロになったサクラやアセビの朽木の中にいます。6月頃から成虫は姿を現しますが、あまりに小さいため、探してもなかなか見つかりにくいです。
ルイスヒョウタンクワガタ
【学名】Nigidius lewisi
【分布】紀伊半島の南端、四国~九州南部、屋久島、奄美諸島、沖縄本島
【大きさ】オスは12~18㎜、メスは12~18㎜、小型
小型のクワガタですが、大あごの付け根には横に出っ張った大あごと同じくらいの大きさの内歯がある変わった形状をしています。この内歯から「ツノヒョウタンクワガタ」の別名もあります。海岸のシイなどの林の朽木の中に生息しています。
飼うのにクワガタと値段は?
ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタ、オオクワガタが一般的に飼育されており、初心者でも飼育しやすいと言われています。値段は大きさや種類、その時の相場によって価格の変動はあります。1000円未満の種類から5000円以上するものまで幅広いので、専門店へ行き実際に見て調べるといいでしょう。
種類別クワガタのメスの見分け方
初回公開日:2017年11月08日
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