世界と日本のクワガタの種類|見分け方/血統/値段/越冬
更新日:2020年08月28日
【学名】Prosopocoilus occipitalis
【分布】インドネシア、フィリピン
【大きさ】オスは23~55㎜、メスは17~26㎜、中型
この種類はクワガタには珍しい明るい茶色をしています。胸部に黒い斑点が3つあることから「ミツボシノコギリクワガタ」の別名があります。大あごは短歯型と長歯型のタイプがあり、地域によって体色や前胸部の斑紋の形に変異があります。
ギラファホソアカクワガタ
【学名】Cyclommatus giraffa
【分布】インドネシア(カリマンタン島)
【大きさ】オスは30~78㎜、メスは26~29㎜、中型
大あごの長くなる種類で「キリン」を意味するギラファがつけられていますが、体はそれほど大きくありません。大あごには内歯がほとんどなくなめらかです。カリマンタン島(ボルネオ島)のみに生息しています。
エラフスホソアカクワガタ
【学名】Cyclommatus elaphus
【分布】インドネシア(スマトラ島)
【大きさ】オスは30~101㎜、メスは25~35㎜、大型
ホソアカクワガタの種類の中でも最大級で100㎜を超えるものもいます。大あごの基部に黄褐色の斑紋があるのが特徴です。標高1300mを超える山地に生息しています。
メタリフェルホソアカクワガタ
【学名】Cyclommatus metallifer
【分布】インドネシア
【大きさ】オスは36~97㎜、メスは26~28㎜、大型
この種類は体長よりも大あごの方が長いクワガタです。金属的な光沢と長い大あごが特徴です。
クプレオニテンスホソアカクワガタ
【学名】Cyclommatus cupreonitens
【分布】インドネシア(スマトラ島)
【大きさ】オスは25~65㎜、メスは20~25㎜、中型
大あごが太く短めで体もややがっしりとした種類のクワガタです。光の角度によって緑がかった光沢があります。体表には微毛がありますが飼育環境や飼育期間によって薄れていきます。メスは赤茶色で、緑がかった光沢はありません。
トルンカートスホソアカクワガタ
【学名】Cyclommatus truncatus
【分布】インドネシア(スマトラ島)
【大きさ】オスは40~82㎜、メスは26~32㎜、中型
この種類はエラフスホソアカクワガタの亜種とされていた頃もありましたが、基部の黄褐色の斑紋や大あごの形状の違い、体長の大きさなどから別種とされるようになりました。メスの体色はエラフスが黒色っぽいのに対しこの種類はやや明るめになります。オスは赤茶色系から緑がかったものまで、個体差があります。
ルニフェルホソアカクワガタ
【学名】Cyclommatus lunifer
【分布】東南アジア(ミャンマー、タイ、マレーシア、インドネシア)
【大きさ】オスは29~50㎜、メスは23~24㎜、小型
体にツヤはなく小型で派手さはないが、先端がY字型になっている突き出た頭盾が特徴です。この種類は大あごも太く、とても長い触角をもっていて、周囲の様子を探るために細かくふるわせます。
インペラトールホソアカクワガタ
【学名】Cyclommatus imperator
【分布】ニューギニア
【大きさ】オスは39~89㎜、メスは27~28㎜、大型
この種類はエラフスやメタリフェルに似ていますが、大あごがやや太くがっしりしています。内歯が鹿の角のように分岐していて、光沢はそれほど強くありません。赤色が強いものから黒っぽいものまで体色に変異があります。
ヘルマンミヤマクワガタ
【学名】Lucanus hermani
【分布】中国
【大きさ】オスは49~88㎜、メスは36㎜、大型
この種類は中国の福建省や広東省、雲南省などに広く分布する大型のミヤマクワガタです。頭盾が長く前方に伸び先がふたまたになる変わった形態をしています。日本では初夏に流通量が多くなります。
ヨーロッパミヤマクワガタ
【学名】Lucanus cervus
【分布】イギリス南部からヨーロッパ全域と小アジア、ロシア南西部
【大きさ】オスは44~86㎜、メスは35~45㎜、大型
この種類はクワガタに限らず昆虫としてもヨーロッパで最大の種となります。「ケルブスミヤマクワガタ」「ユーロミヤマクワガタ」と呼ばれる事もあります。体全体に横幅があり、太く大きく湾曲した大あごが特徴的で頭部の耳状突起も後方で反り返ります。
タカサゴミヤマクワガタ
初回公開日:2017年11月08日
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