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たらこと明太子と辛子明太子の違い・レシピ・いつからあるのか

更新日:2020年08月28日

たらこと明太子の違い、歴史についてまとめています。たらこ派と明太子派のアンケート結果にも注目しました。どちらが好きかと聞かれると、人それぞれ好みが分かれますが、どちらも日本人の食卓に欠かせません。レシピも合わせて紹介しています。

たらこと明太子と辛子明太子の違い・レシピ・いつからあるのか

たらこと明太子の作り方の違い

スケトウダラの卵を塩漬けに加工したものが「たらこ」です。ここで出来上がった「たらこ」をさらに昆布の出し汁と日本酒、みりん、唐辛子などで調合した調味液に漬け込んだものが「明太子」となります。たらこは塩漬けでシンプルですが、明太子はたくさんの調味料を組み合わせ、製造工程もたらこよりも多いのが違いの特徴です。

たらこと明太子はいつからあるの?

たらこの始まり

たらこの歴史は古く、 1696年に発行された文献「茶湯献立指南」に「鱈の子」の表現が使われており、少なくとも江戸時代前期にはすでに食されていたと考えられています。明治36年(1903年)頃には、北海道でマダラ漁が不振に陥り、それに代わって、スケトウダラの漁が発展したことから卵の加工が始まりました。その影響でたらこが普及し、その後に日本中に広まったと言われています。

明太子の始まり

1800年代頃、明太子は朝鮮半島で広まり、食習慣として定着していました。韓国の辛子明太子は刻んだ唐辛子と一緒に塩漬けにする方法が主流です。日本では1907年、漁師達の自家消費となっていた辛子明太子を、樋口伊都羽が商品化し、大々的に販売したのが始まりとされています。この時の明太子は、唐辛子入りの塩漬けでした。

また、日露戦争直後から太平洋戦争中にかけて、朝鮮から下関に明太子の輸入が行われていました。この明太子は、唐辛子やニンニクで漬け込んだものでした。それから、1949年には福岡の「ふくや」がたらこに唐辛子をまぶしたものではなく、辛味調味料で漬け込んだ辛子明太子を製造し日本全国で博多名物として親しまれるようになりました。

辛子明太子の味付けは七味?それとも一味?

一般的に辛子明太子は、たらこを唐辛子の調味液に漬け込んで作られているので、味付けは一味です。メーカーによっては、七味の入った調味液で漬け込み、七味の香りを持たせた辛子明太子もあります。

また、辛いものが好きな人は、辛子明太子にさらに一味をかけて辛さを出したり、七味をかけて風味を加えて楽しむ食べ方をする人もいます。

ご飯のお供

日本で発展してきたたらこはと、朝鮮から伝わり日本人に合うように改良されてきた明太子、人ぞれぞれ好みはありますが、どちらも日本人の食卓に欠かせない一品です。色々な食べ方があり、日本人の好みに合っており、ごはんのおともにピッタリです。たらこのアレンジ料理で食卓を彩って下さい。

初回公開日:2017年08月22日

記載されている内容は2017年08月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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