ワインは太るのか・他のお酒との太りやすさの比較|毎日/チーズ
更新日:2020年08月28日
まずは日本酒とワイン、双方の100mlあたりのカロリーを比べてみましょう。
■日本酒:103kcal
■ワイン(赤・白の場合):73kcal
日本酒の方が30kcalも多いという結果になりました。「日本酒は太る」とよく言われるのも頷ける結果です。ただし前述のとおり、お酒のカロリーは「エンプティーカロリー」と呼ばれており、カロリーが高い=すぐ太る、とは一概に言えません。
しかし、それは単純にお酒だけを飲んだ場合の話です。実際はお酒だけを飲むのではなく、おつまみを食べながら飲むほうが圧倒的に多いはず。頻繁に飲まれる方や1回に飲む量が多い方は、カロリーが太りやすさの1つの基準となります。太りにくさを意識して選ぶなら、日本酒よりも赤・白ワインを選ぶ方が良いと言えるでしょう。
ビールとワイン、どちらが太る?
続いては飲み会のお供・ビールです。まずはワインとのカロリーを比べてみましょう。(100mlあたり計算)
■ビール:40kcal
■ワイン:73kcal
あれと思った方も多いのではないでしょうか。なんと、ビールのほうがワインよりもカロリーが低いという結果が出ました。
しかしこれは、同じ量で比べた場合の話です。ワインや日本酒に比べると、ビールはガブガブたくさん飲む、というイメージがありませんか。それは、ビールのアルコール度数が低いからです。
ワインや日本酒のアルコール度数が10%以上であるのに対し、ビールは5%前後です。度数が低い分、酔いも回りにくいため、たくさん飲んでしまいがち。実際、缶ビール1本(350ml)のアルコール度数は140kcal程度あります。ですので、アルコール度数の高いワインや日本酒を少しずつ飲むほうが、トータルでのカロリーは抑えられそうです。
また、ビールに含まれる炭酸飲料には、食欲を増進させる効果があります。ビールは飲むと、焼き鳥や餃子など、味の濃い料理を食べたくなりませんか。食欲増進でたくさん食べる+味の濃い料理こそが、太る原因になります。その点、ワインは比較的食欲を抑える効果がありますので、その点でもビールに比べ、太りにくいと言えるでしょう。
ワインで太る原因とは?
ここまで、ワインはカロリーが比較的低く、ダイエット効果も得られやすいという内容を紹介してきました。でも、ワインを好んで飲んでいるうちに太った、という人もいるのが実際のところです。
なぜ、ワインを飲むと太る、という人がいるのでしょうか。ここでは、ダイエット効果のあるワインを逆効果にしてしまう、NG行動をご紹介します。
ワイン+脂質多めのチーズは太りやすい!
ワインのおつまみといえば、すぐ思い浮かぶのがチーズ。しかしこのチーズが、太る原因となってしまうことも。
と言うのも、チーズはもともと脂質の多い食べ物です。アルコールとおつまみを同時に摂取した場合、アルコールのカロリーは先に熱として放出されますが、反対に脂質は、体内に吸収されやすくなります。そのため、ダイエット時のおつまみとしては、チーズはあまりできません。
低カロリーのおつまみを選ぼう!
ワインを飲んでダイエット効果を期待するなら、低カロリーの食べ物がおススメ。例えば、枝豆・野菜スティック・豆腐・キムチなどです。ついつい揚げ物や、塩気の強いものを選びがちですが、ダイエットをしている方は気をつけましょう。
また、先ほどチーズはおススメしないと言いましたが、種類によっては選んでもOKです。具体的には、プロセスチーズ・パルミジャーノレッジャーノ・モッツァレラチーズなど。これらは脂質が比較的少ないため、太りにくいおつまみに適していると言えるでしょう。
ダイエット時に選ぶなら赤ワイン?白ワイン?
ワインにはロゼやシャンパンもありますが、圧倒的に選ばれやすいのが赤ワイン、または白ワインのいずれかです。では、赤と白、どちらがより太りにくいのでしょうか。
ここでは太り方の傾向に応じて、選ぶべきワインを解説していきます。
脂肪太り派は赤ワインを選ぼう
とにかく脂肪がついて太るのが悩みという方は、赤ワインを選ぶのがおススメ。赤ワインの成分といえば、ポリフェノールを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。このポリフェノールには、脂質の吸収を抑える効果があります。
赤ワインは脂質の多いステーキなどと合いますが、お肉と赤ワインを合わせることで、脂肪の吸収を抑え太りにくくしてくれます。とても理にかなっている組み合わせと言えるでしょう。
また、ポリフェノールはお肌を活性化させる効果があるため、積極的に摂取したい成分の1つ。ダイエット効果があってお肌もキレイになるなら、女性にとっては嬉しいメリットです。
むくみ太り派は白ワインを選ぼう
初回公開日:2017年12月04日
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