【物質別】グラムとミリリットルの変換方法|砂糖/油/水
更新日:2020年08月28日
変換表なら簡単にわかる!
「グラム」や「ミリリットル」などの単位を使用するのは、料理をする際などが多いのではないでしょうか。また、その他にレシピなどで使用されているものとしては、「シーシー(cc)」、「大さじ」、「小さじ」、「カップ」などがあります。
料理でよく使用される調味料や食材に関しては、これらが簡単にわかるようになっている表があります。
しかし表の前に、まずは「シーシー(cc)」、「大さじ」、「小さじ」、「カップ」について確認しておきましょう。
「ミリリットル(ml)」と「シーシー(cc)」
「シーシー(cc)」は「ミリリットル(ml)」と同じく、「体積」を表す単位です。そして、表記は違っていますが、「1cc」も「1ml」も同じ体積(1㎤ )を表しているので、「1cc=1ml」となります。つまり、「シーシー(cc)」と「ミリリットル(ml)」は同じと考えて大丈夫だということです。
計量カップ・スプーン
計量カップ・スプーンは、「体積(容量)」をはかるのに用いられます。そして、計量カップ・スプーンではかれる体積を「シーシー(cc)」や「ミリリットル(ml)」にすると、次のようになります。
小さじ1= 5cc=5ml
大さじ1=15cc=15ml
1カップ=200cc=200ml
変換表
ここでは、「小さじ(5ml)」、「大さじ(15ml)」、「カップ(200ml)」を「グラム」に変換している農林水産省の表をご紹介させて頂きますので、ぜひ上のリンクよりご確認下さい。
表では、計量カップ・スプーンではかれる体積が、「グラム」に変換されたものが掲載されています。この表を使用すれば、「ミリリットル」から「グラム」への変換も簡単に行うことができます。
計算して変換しよう!
変換したい体積が「小さじ(5ml)」、「大さじ(15ml)」、「カップ(200ml)」以外の場合にはどうしたらよいのでしょうか。例えば「10ml」あたりの「グラム」を知りたい場合には、単純に「5ml」あたりの「グラム」を2倍にすれば求めることができます。それでは、「13ml」や「237ml」などの場合はどうでしょうか。
「13ml」や「237ml」などという量を使用することはあまりないですが、これらは例えであり、このような量でも、どんな量になった場合でも、「ミリリットル」で表された量は計算して「グラム」を求めることができます。
しかしそのためには、変換したい物質の「密度」もしくは「比重」がわからなくてはなりません。
「密度」と「比重」
それでは、「密度」と「比重」とはどんなものなのでしょうか。
「密度」は、物質の「質量」を「体積」で割ったものになります。
「比重」は、「ある物質の密度」と「基準となる標準物質の密度」の「比」で、「ある物質の密度」を「基準となる標準物質の密度」で割ることで求められます。
「ある物質」が液体・固体の場合、通常「基準となる物質」は「水」とされます。「水」の密度は「1(g/㎤)」なので、液体・固体の場合は、「密度」と「比重」は同じ値になることになります。(※値は同じになりますが、「密度」には単位があり、「比重」には単位がありません。)
「密度」、「比重」は、計算で求める他に、今はインターネットなどでも簡単に調べることができるので、計算の手間を省きたい方は、そういった方法も試してみて下さい。
「密度」を求めるには?
「質量(g)」を求めるために「密度」を知りたいのに、「密度」を求めるために「質量」がわからないといけないのはおかしいのではないかと考えた方もいらっしゃるのではないでしょうか。確かに、物質の「求めたい体積あたりの質量」はわからないでしょう。こういった場合、変換表などを使用して、その物質の「ある体積あたりの質量」から「密度」を求めます。
「醤油」を例に挙げてみましょう。変換表では、「1カップ(200ml)」あたり「230g」となっているので、「230(g)÷200(ml)」を計算して、醤油の密度は「1.15(g/㎤)」となります。(※小さじの値を使用すると、密度は「1.2」となりますが、これは計算時の切り上げ・下げなどによるものだと考えられるため、その影響が少ないカップの値を例としています。)
このようにすれば、求めたい醤油の「質量(g)」がわからなくても「密度」を求めることができます。
「ミリリットル」を「グラム」に変換しよう
「密度」もしくは「比重」がわかれば、次のような計算式から「ミリリットル」を「グラム」に変換することができます。
「求めたい物質の体積(ml)」×「密度(比重)」=「求めたい物質の質量(g)」
初回公開日:2018年02月05日
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