【物質別】グラムとミリリットルの変換方法|砂糖/油/水
更新日:2020年08月28日
「グラム」を「ミリリットル」に変換しよう
同じく「密度」もしくは「比重」がわかる場合には、次のような計算式から「グラム」を「ミリリットル」に変換することもできます。
「求めたい物質の質量(g)」÷「密度(比重)」=「求めたい物質の体積(ml)」
物質別の換算方法
それでは、ここまでの内容を踏まえ、物質ごとの変換について考えてみます。
物質の「密度」や「比重」を使用して、計算によって変換、つまり換算してみましょう。
使用することが多い調味料・食品
料理をする際に、よく使用する調味料や食品を「ミリリットル→グラム」、「グラム→ミリリットル」に簡単に換算できるように、「密度」をご紹介します。
調味料・食品の密度
・砂糖(上白糖)→0.65(g/㎝³)
・塩→1.2(g/㎝³)
・醤油→1.15(g/㎝³)
・味噌→1.15(g/㎝³)
・みりん→1.15(g/㎝³)
・酒→1(g/㎝³)
・酢→1(g/㎝³)
・米(精白米)→0.8(g/㎝³)
・小麦粉(薄力粉)→0.55(g/㎝³)
・片栗粉→0.65(g/㎝³)
・牛乳→1.03(g/㎝³)
・生クリーム(高脂肪)→1(g/㎝³)
・油→0.75(g/㎝³)
(※これらの「密度」は、200mlあたりの重量を参考に計算しています。)
換算式
「密度」がわかれば、下記のような式にあてはめて、簡単に「グラム」、「ミリリットル」への換算ができます。
【ミリリットル→グラムにしたい場合】
「求めたい物質の質量(g)」=「求めたい物質の体積(ml)」÷「密度」
【グラム→ミリリットルにしたい場合】
「求めたい物質の体積(ml)」=「求めたい物質の質量(g)」×「密度」
その他の物質の「グラム」と「ミリリットル」
その他の身近な物質についても少しご紹介させて頂きます。
血液
血液の比重の標準範囲は、日本人では
男性 1.052~1.060
女性 1.049~1.056
とされています。なぜこのように幅があるかというと、血液の比重には、血液中の赤血球の数が大きく関係しています。血液検査の結果などを見るとわかりますが、赤血球の数は人によって異なり、その時々の体調などによっても変わってきます。そのため、決まった値ではなく、標準範囲として示されています。
しかし、幅があっても上記のようにほとんど「1」に近い値なので、血液の場合「1ml≒1g」と考えて大丈夫だとされています。
母乳
初回公開日:2018年02月05日
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