【地域別】貝の種類・潮干狩りの貝の種類|食用・お刺身用
更新日:2020年08月28日
貝の種類
つぶ貝
つぶ貝の名で親しまれている種類ですが、正式名称はエゾボラです。北海道より北に生息している貝で、唾液腺にテトラミント言う弱い毒素を持っています。食べる時は、その部分を切除してから調理します。
コリコリとした食感が特徴で、刺身、焼き、煮るなど調理法は幅広いです。焼きツブは、北海道の郷土料理として有名です。最近では全国的に流通しており、サザエのように安定して収穫できるので高値で取引されています。
マテ貝
マテ貝は棒状の細長い形をした種類です。7~8cm位の長さで、長いものは10cm位になります。殻がとても薄く割れやすいのが特徴です。この貝は普段50cm位の深さに潜っていますが、塩が満ちてくると砂地から出てきます。
木更津では、このタイミングをはかって素手で捕まえています。国内の干拓などにいる二枚貝で昔は多く見られましたが、現在は数が減ってしまい値段が高くなっています。
潮干狩りの貝の種類
あさり
潮干狩りと言えばあさりをイメージする位、貝を代表する種類です。スーパーでは一年中売られており、お味噌汁や酒蒸しなどでおいしく食べられます。あさりの大きさは最大6cm位で、貝の表面はザラザラしています。
潮干狩りで獲ったあさりは、砂抜きをしてから調理します。殻ごと調理するとダシが効いて料理の味がとても美味しくなる種類です。
はまぐり
ひな祭りなど、おめでたい席に欠かせない貝のはまぐりも、潮干狩りで獲る事ができます。あさりに比べると数は少ないですが、見つけたら持ち帰って食べる事ができます。
ハマグリは高級食材として知られ、環境省では絶滅危惧に指定しています。ハマグリを潮干狩りで獲るなら、大洗海岸が有名でしょう。ハマグリは年に1回しか出産しなく、貝の大きさは6~8cm位です。貝の表面はツルツルしており、コロンとして厚みのある種類です。貝の合わせ部分は白く濃厚な味わいが特徴です。
焼きはまぐりにしたり、お吸い物など、ハマグリの甘みを堪能しながら食べたい貝です。
ホンビノス貝
安価な値段でおいしいと評判の、ホンビノス貝も潮干狩りで獲れます。この種類はスーパーでも販売されており、ハマグリやあさりと同じようなメニューに調理して食べられます。この種類は、8~10cmほどのサイズでザラザラとした貝が特徴です。
日本の在来種では無く、アメリカから来た種類です。タンカーのバラスト注水から稚貝が流れ込み、東京湾などに生息するようになったと考えられています。ハマグリとよく似た美しい貝で、色は白色が多いです。水質によって、貝色が変化する特徴を持っています。
地域別の貝の種類
初回公開日:2017年12月26日
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