メバルの刺し身に寄生虫はいるのか・料理と値段の目安
更新日:2020年08月28日
メバルはどんな魚?
メバルは刺身や煮つけなどさまざまな調理法で食べられる魚です。冬から早春にかけてがメバルの旬で、上質な脂ののった白身が楽しめます。釣魚としてのも高く、夜釣り、ルアー釣り、沖釣りなどさまざまな方法で楽しまれています。そんなメバルの生態や種類についてご紹介しましょう。
メバルの生態
メバルはカサゴ目に属する魚で、日本では北海道から九州の岩礁地帯生息しています。体表は茶色、あるいは黒褐色をしていることが特徴で、体長は20~30cm前後です。上から見ると目がせり出しているように見えることからメバルと呼ばれるようになりました。
メバルは卵胎生の魚で、お腹の中で卵をかえすことが特徴です。産卵シーズンにはメスのお腹から数千匹の稚魚が生まれ、海藻などの間に隠れて暮らします。
メバルの種類
メバルは、白メバル、赤メバル、黒メバルに分類できます。メバルは長い間1種類しかいないと認識されてきました。しかし、2008年にDNA解析によって3種に分類できることがわかりました。メバルと近い種類の魚に、タケノコメバルやキツネメバルがいます。
メバルの刺身に寄生虫はいるのか
メバルの刺身は高級料亭で食べられる他、家庭でさばいて食べることもできます。どうせメバルの刺身を食べるなら安全に食べたいと考える人は多いことでしょう。メバルを食べるときに注意したい点が寄生虫の存在です。メバルにはどのような寄生虫がいるのでしょうか。また、メバルの寄生虫対策にはどのようなものがあるのでしょうか。
アニサキスへの対策
アニサキスはメバルの内臓に住み着きます。メバルが餌とするオキアミの体内にアニサキスの卵や幼虫がいるため、メバルにも寄生することが特徴です。アニサキスは、イカ、魚類、貝類などほぼすべての海の生物に寄生しています。
アニサキスに体長は2~5cm程度です。乳白色の細長い体を渦巻き状にまるめて、魚類の内臓や皮などに寄生します。目視で確認できるため見つけ次第捕殺しましょう。魚をさばいているときに内臓から出てきて身に付着することもあるため、刺身で食べるときは切り身を点検することが大事です。
アニサキスの症状
アニサキスが人間の体内に生きたまま入り込むと、吐き気、下痢、腹痛などの症状があらわれます。アニサキスは胃や腸の壁を破ろうと暴れるため相当な痛みが出ます。もし、メバルの刺身を食べて腹痛や吐き気を感じたらすぐに医師に診てもらいましょう。
メバルの刺身以外の料理
メバルは刺身以外にもさまざまな調理法で食べることができます。くせのないたんぱくな白身の味わいは、刺身だけでなく、蒸す、焼く、煮る、揚げるなど、あらゆる調理法に向いています。メバルを刺身以外で食べたいという人向けに料理をご紹介します。
メバルの塩焼き
メバルは刺身だけでなく塩焼きにするとおいしい魚です。塩はメバルのたんぱくな味わいを活かしてくれます。うろこ、えら、内蔵をとったメバルの両面に塩をふり、皮に切れ目を入れましょう。切れ目を入れると内部まで火が通りやすくなるだけでなく、焼いたときに身がそりにくくなります。
魚焼きグリルで皮の表面がぱりっとするまで焼きます。焼きすぎると身がパサついてしまうため注意しましょう。また、塩をふってからあまり時間をおかずに焼いた方がしっとりと焼き上げられます。
メバルの煮つけ
初回公開日:2018年01月13日
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