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玄米の精米の仕方・重さはどれぐらい減るのか・特徴と違い

更新日:2020年02月14日

日本人の食事に欠かせないお米ですが、近年の健康ブームの影響で玄米が注目を集めています。ここでは玄米と精米の違いや、玄米を精米する方法について紹介します。玄米を購入するメリットについても紹介しますので、白米派の方も必見です。

玄米の精米の仕方・重さはどれぐらい減るのか・特徴と違い

玄米を食べたことがない方でも、「玄米=栄養がある」というイメージを持っている方は多いのではないでしょうか。実際に、玄米は白米に比べると、ビタミンやミネラルなどの栄養価が高いということが分かっています。

味・炊き方

玄米は、精米と比べると吸水率が悪く、仕上がりもパラパラとしていてボソボソとした食感になるのが一般的です。そのため、精米に比べると味は劣ると感じる方が多数で、玄米を苦手と感じる人が多い一番の理由でもあります。

調理においても精米に比べると手間がかかります。精米を炊く場合には、30分程度の浸水後、家庭用の炊飯器にセットすれば30分~1時間ほどで炊きあがります。玄米の場合は、まず浸水に5時間以上かかるうえ、玄米炊きの機能が付いている炊飯器か、圧力鍋が必要です。

ぶつき玄米の場合は通常の炊飯器でも炊くことができますが、浸水時間を1時間以上とったり、水分量を多めにして炊いたり、蒸らし時間を長くするなどの工夫が必要です。手早くおいしいお米が食べたい場合は精米、手間をかけても栄養のあるものを食べたい場合は玄米、というように、状況に応じて食べ分けるのがおすすめです。

玄米の注意点は?

玄米は栄養価が高いと紹介しましたが、残留農薬の部分で安全性を疑問視する意見があることも事実です。通常だと、お米の表面に残った農薬は、精米する過程でぬかと一緒に落ちてしまいます。しかし、ぬかやはい芽をそのまま食べる玄米食は、残留農薬も一緒に体内に取り込んでしまう可能性があると言われています。

通常、農薬は籾を取った時点でほとんどが落ちると言われていますが、日常的に玄米を食べる場合は、表面のぬかを落とすぶつき玄米や、完全無農薬の玄米を選ぶようにすると良いでしょう。

カビが生えた玄米の精米の仕方と注意点は?

精米に比べると保存がきく玄米でも、保存状態が悪いとカビが発生することがあります。カビが生えた玄米を精米する場合には、精米する前に軽く水洗いをして、しっかりと水分をふき取りましょう。その後、すぐに精米します。精米するとカビによる変色は見えなくなることが多いですが、独特のカビの臭いが残ることがあります。

カビが生えた玄米を食べることについては、有害説と無害説の両方があるため、最終的には自己判断です。心配な場合には、食べないほうが無難な判断と言えるでしょう。

玄米・精米の保存方法は?

玄米は保存方法が悪いと、上記で紹介したようにカビを生えるほか、虫が湧いてしまうことがあります。玄米は、正しい保存状態であれば1年近く保存が可能です。美味しいお米を食べるためには、どのように保存するのが良いのでしょうか。

涼しい場所に保存する

まず、一番大切なのが保管場所です。お米は高温多湿を嫌いますので、直射日光と高温多湿を避けて保管しましょう。少量の玄米を保存する場合には、タッパーやペットボトルなどの密閉容器に移し替えて、冷蔵庫で保管するのが良いでしょう。湿度が上がりやすい梅雨の時期や、暖房の使用が増える冬には、特に気を付ける必要があります。

空気を抜く

お米の保存方法として最適なのは、真空状態や無酸素状態で保存することとされています。真空保存や無酸素保存というと、一般家庭では難しいイメージがあるのではないでしょうか。1ヶ月程度で食べきれる量のお米なら、上記で紹介したように冷蔵庫で保存すれば良いでしょう。

すぐに食べきれない大量の玄米を保存する場合には、脱酸素剤の使用がおすすめです。密封できる袋や容器に、お米と一緒にエージレスという脱酸素剤や、使い捨てカイロを入れます。容器内の酸素を脱酸素剤が吸収してくれるので、簡単に無酸素状態を作ることができます。

玄米と精米の平均値段・価格の違い

お米の平均価格は、玄米が5kgで2500円程、白米が5㎏で2000円程です。玄米よりも白米のほうが、精米という手間がかかっています。しかし、一般的に食べられているお米ということもあり、商品の種類が多く、流通が多いため平均価格が抑えられる傾向にあります。

しかし、同一の産地の同一の品種で価格を比較すると、玄米のほうが1kgあたり数十円~数百円程度安価であることが多いので、実際には玄米のほうが価格は安いと言えるでしょう。

それぞれの魅力を理解することが大切

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初回公開日:2018年01月16日

記載されている内容は2018年01月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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