粗塩と普通の塩との違いとは・はちみつとのスクラブの作り方
更新日:2020年08月28日
料理だけじゃない塩の使い方
塩は砂糖などと並んで料理の調味料の定番ですが、お清めや肌のマッサージに洗浄など料理以外にも塩はいろいろなところで使われています。ただし、どの塩でも同じように使うことができるかというとそうではありません。塩にも天然塩と精製塩とあり、それによって含まれる成分や用途が変わります。
例えば肌をつるつるにするボディスクラブは塩を使って自分で作ることもできますが、その塩には粗塩を使い普通の食塩は使いません。では、粗塩は普通の塩と何が違うのでしょうか。今回は粗塩と普通の塩との違いからボディスクラブの作り方や粗塩の使い方など、いろいろな粗塩の魅力をご紹介していきます。
粗塩と普通の塩との違いとは
塩はその作り方によって種類が違い、大きく分けると天然塩と精製塩に分けられます。今回のテーマである粗塩は天然塩に分類され、料理で一般的に使われる普通の塩は精製塩に分類されます。ここではその二つの違いを見ていきましょう。
天然塩の特徴とは
天然塩は塩を含んだ水分を自然に濃縮させて結晶にしたもので、加工されていないのでマグネシム・カリウム・カルシウムといったミネラルが豊富に含まれています。天然塩はさらに天日干しで濃縮させて作る方法と、天日干しの過程で平窯で煮詰めて作る方法とがあります。
岩塩も天然塩の一種ですが、これは地殻変動などで内陸に閉じ込められた海水が結晶化したのを掘り出した天然塩です。このような精製されていない天然の塩でミネラル成分がたっぷり含まれた塩のことを一般的に粗塩と言います。
しかし粗塩と表記してあっても、この中に当てはまらないものもあります。粗塩という名称に対して厳密に製法や成分が決まっているわけではないので、中には海外から輸入した天然塩にミネラルを加えて加工した再加工塩や単に粒子が粗い塩に粗塩と表記している場合もあります。
精製塩の特徴とは
塩と言われてまず思い浮かべるのは、食卓にある食塩ではないでしょうか。精製塩はこの食塩のことです。精製塩は海水からミネラルなどの不純物を除去し、ナトリウムだけを抽出し結晶化させた塩です。サラサラとした粒子で水に溶けやすいのが特徴です。
天然塩と精製塩の違い
精製塩はミネラルなどを除去し99%以上が塩化ナトリウムの結晶なので、純度が高い塩と言えます。塩味を加えたい時の調味料として一般的です。一方天然塩はミネラルなどを除去していない自然な塩なので、塩としての純度は高くありません。
天然塩は、塩気だけではないまろやかさが出たり旨みが出たりと精製塩とは違う味わいが楽しめます。またミネラルが豊富ということで健康や美容に使われることが多いのは、天然塩である粗塩です。同じ塩でも粗塩と普通の塩ではこれだけの違いがあります。
粗塩の使い方
粗塩は普通の塩と同じように調味料として使うことができます。食塩に比べて水に溶けにくいので汁物にはあまり向きませんが、漬物に使ったり焼き魚やステーキの上に振りかけたりと食塩とはまた違った味を楽しめます。
また粗塩は美容や健康によいと言われ、浴槽に入れてデトックスに使ったりボディスクラブにして肌をなめらかにしたりといった使い方もあります。またお清めの盛り塩にも粗塩が使われます。このような塩の使い方では粗塩が使われ、食塩のような精製塩は使われません。
精製されていない粗塩にはマグネシウムといったミネラルが豊富に含まれていて、それが上記のような使い方でよい効果をもたらしていると言われています。次の項ではさらに具体的な粗塩の使い方を紹介していきます。
粗塩のお風呂での使い方
粗塩のお風呂での使い方は、粗塩を肌に直接塗ったり浴槽に粗塩を入れたりといろいろな使い方があります。また盛り塩のように塩は浄化にも使われ、お風呂での邪気祓いといった使われ方もあります。ここではお風呂での粗塩の使い方を紹介していきます。
初回公開日:2018年02月14日
記載されている内容は2018年02月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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