【特徴別】干し芋の食べ方|美味しい/アレンジ/ダイエット
更新日:2020年08月28日
干し芋のアレンジした食べ方
肉で巻いた干し芋をタレに絡めて焼いたり、細く切ったきんぴらにしたり、かき揚げとして食卓にもう一品足したり、衣を付けて天ぷらにしてシナモンや塩を付けて食べたりと、普段の食事の材料としてもさまざまな食べ方がある干し芋ですが、地方によっては冬にしか食べることができない食べ方も存在することをご存知でしょうか。
高知の冬の味覚・かんばもち
高知県の東部地域で11月頃から2月までの季節限定で「かんばもち」と呼ばれる干し芋を使った芋餅が製造・販売されています。東部地域では干し芋やサツマイモのことを「かんば」といい、昔から冬の名物として当たり前のように食べられています。昔からの素朴な甘さが特徴で、子どもから大人まで幅広い世代に愛されているの芋餅です。
材料はもち米と干し芋(またはサツマイモ)と砂糖だけで、保存料や添加物を使っていないことから日持ちは10日前後と短いですが、薄くスライスした状態で冷凍保存すれば長期間保存することが可能ですし、トースターや電子レンジで焼いたり温めるだけで美味しく食べることができます。
最近は東部地域の道の駅だけでなく、ふるさと納税の返礼品や全国発送もしているので、興味がある方はお取り寄せしてみてはいかがでしょうか。
ダイエットに干し芋の食べ方
最近のダイエットでは糖質制限で炭水化物を抜く方法が多く、特に芋類は炭水化物の代表的食材として食べない人も多いではないでしょうか。
しかし最近、干し芋がダイエットに効果的であると言われるようになりました。「どうして干し芋がダイエットにいいのか」というその理由と、ダイエットに効果的で飽きることなく長期間続けることが可能な食べ方と一緒に紹介していきます。
栄養面に優れている干し芋
保存食として古くから食べられ、戦時中は兵士の携帯食でもあった干し芋は、サツマイモをそのまま食べるよりもダイエットに効果的な栄養素を多く摂取することができます。その代表的な栄養素として挙げられるのが、ビタミンB群とカリウムです。
ビタミンB群とカリウム
ビタミンB群はダイエットのためには絶対摂っておきたい栄養素の一つで、その中でも特にビタミンB1とビタミンB2は脂肪を燃やして体脂肪の蓄積を防いでくれる効果があります。現代の日本人の間でもビタミンB群は不足しがちな栄養素の一つで、継続的かつ積極的に摂取することで脚気や口内炎、動脈硬化の予防に繋がります。
ビタミンB群の次に多く含まれているのがカリウムです。体重は標準でも身体がむくんでいいると、それだけで太っているように見えてしまいます。干し芋に多く含まれるカリウムは、むくみの原因となる老廃物を体外へ排出してくれる効果があります。
豊富な食物繊維
干し芋は食物繊維を豊富に含んでおり、ダイエットの天敵である食欲を抑えてくれます。その内の一つである不溶性食物繊維は、体内に入ると胃の中で何倍にも膨れ上がり満腹感を促進してくれます。
また不溶性食物繊維と同じぐらい多く含まれる水溶性食物繊維は、体内に入るとゲル状になり他の食べ物や栄養素を覆う性質を持ち、余分な栄養素の吸収や消化を緩やかにしてくる効果があります。糖質の吸収も抑えてくれる上に、腹持ちも良くなるのでダイエットしている人には嬉しい食べ物です。
またサツマイモにしか含まれないヤラピンという成分は、不溶性食物繊維と一緒に腸の働きを良くする効果があります。辛くてしつこい便秘のせいで体重が落ちない人にはうってつけの食べ物といえます。
食べ過ぎには注意!
干し芋はダイエットに嬉しい栄養素が豊富に含まれていますが、その分カロリーは100gあたり303kcalと、同じ量のご飯と比較しても非常に高いのが難点といえます。そのため、ダイエット中の食べ方としては「1日に摂取する干し芋の枚数は2枚まで」、「小分けにした干し芋をよく噛んでゆっくりと食べる」の二つが重要になってきます。
しかし毎日同じ食べ方では長期間継続することは難しいでしょう。そこでダイエットにもで、かつ必要な栄養素を手軽に摂取することができる食べ方をいくつか紹介します。
初回公開日:2018年02月05日
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