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【地域別】毛ガニの旬の時期・旬の毛ガニの料理法|北海道

初回公開日:2018年02月28日

更新日:2020年02月11日

記載されている内容は2018年02月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

北海道の名産品である、毛ガニの旬の時期についてお伝えします。三大ガニの中でも、特に人気のある毛ガニの旬は、一体いつなのでしょうか。北海道の毛ガニの旬には、実は秘密があります。これを読めば、大好きな毛ガニの最もおいしい時期がわかります。

【地域別】毛ガニの旬の時期・旬の毛ガニの料理法|北海道

毛ガニ

三大ガニといわれる「タラバガニ」「ズワイガニ」そして「毛ガニ」は、どれも甲乙つけがたいそれぞれのおいしさがあります。中でも毛ガニは旨味がギュッとつまっていて、濃厚なカニ味噌もカニ好きにはたまらないといいます。わざわざ毛ガニを食べるために、北海道を旅行するという人もたくさんいます。

毛ガニは、名前にあるとおり全体が短い毛と棘で覆われています。大きさはタラバガニやズワイガニに比べると小さく、剥くのがたいへんなところもありますが、それでも食べたいという気にさせてくれるほど、おいしいカニでまあります。

今回は、毛ガニがおいしいとされる旬の時期について紹介します。また、地域別に旬の時期に違いがあるのか、おいしい旬の毛ガニを使った料理法なども合わせて、毛ガニについて詳しくお伝えします。

地域別毛ガニの旬

毛ガニは北海道の名産ですが、いろいろな場所で水揚げされています。地域別で毛ガニの旬の季節には違いがあるのでしょうか。各地位別に詳しくみていきましょう。

北海道

日本で特に毛ガニが獲れるのが北海道です。広い北海道ですが、ほぼ全域で毛ガニが獲れます。北海道全域での年間漁獲量は、1991年から毎年ほぼ2,000トンと安定した水揚げ量となっています。しかし、三大ガニといわれるほかのズワイガニやタラバガニの漁獲量は、減っているといわれています。

北海道の中心である札幌には、道内各地で獲れた毛ガニが集まってきています。そのためほぼ一年中おいしい毛ガニを食べることができます。

長万部の毛ガニの旬は?

長万部(おしゃまんべ)は、「カニ弁当」が有名なところです。北海道特有の真っすぐな道路を車で走らせると、ひときわ大きな毛ガニのオブジェがあります。長万部の毛ガニには「黄金毛ガニ」といわれる幻のカニとまでいわれる希少なカニがあります。

長万部の毛ガニの旬は、6~8月頃の夏の季節となります。この時期には、「おしゃまんべ毛がにまつり」が毎年開催されています。旬の毛ガニが格安で買えたり、毛ガニを景品としたたくさんの催し物が行われます。目玉のイベントは毛ガニの早食い競争で、上位になるとたくさんの毛ガニがもらえます。

長万部の毛ガニを食べるなら、まつりの期間中にぜひ訪れて、長万部のおいしい毛ガニを味わってください。

オホーツクで獲れる毛ガニの旬は?

オホーツク海は、北海道の北東部に位置する海でそこで獲れる毛ガニの旬は、春から初夏の3~7月頃にかけてになります。オホーツクで獲れる毛ガニは、北海道の中でも特においしいといわれています。

函館の毛ガニ

札幌、旭川に次ぐ北海道第3の都市である函館は、駅前の朝市などには豊富な魚介類が並び、それを目当てに訪れる観光客もたくさんいます。その中でも函館のイカや毛ガニは特においしいと評判です。朝市では、北海道の近海で水揚げされた毛ガニを、店先で絶妙な塩加減や火加減で茹でて売っている店もあります。

函館の毛ガニの旬は6~7月です。夏休みなどは多くの観光客が訪れる函館ですが、毛ガニもちょうど旬の時期でもあります。ホテルなどの宿泊施設では、毛ガニを丸ごと1杯夕食につけているところもあります。夏休みを利用して、旬の毛ガニを味わいに函館に旅行するのもおすすめです。

紋別の毛ガニ

オホーツク海に面している紋別の毛ガニの旬は、3~4月の2ヶ月間です。この時期は流氷明けと呼ばれる一番おいしい毛ガニが獲れる時期になります。紋別の毛ガニは、春を告げるかにといわれ、北海道でも特においしいとされています。

紋別の雄武町(おうむちょう)では、毎年4月に雄武漁協による「毛がにまつり」が開催されています。まつりでは、紋別の旬の毛ガニが格安で販売されるなど、楽しい催し物がたくさん行われ、毎年多くの人が訪れています。

稚内の毛ガニ

本州最北端の地稚内は、オホーツク海、宗谷海峡、日本海という3つの海域に囲まれています。

稚内は日本で毛ガニの解禁が早く行われところでもあります。解禁は1月下旬頃で、最も寒い時期の2月頃から水揚げが開始されます。稚内の毛ガニの旬の時期も、オホーツクの流氷が去った後の春ということになります。

厳しい寒さの中、丸々太った稚内の毛ガニは、身が締まり濃厚なカニ味噌がたくさん詰まっている良質の毛ガニになります。

釧路の毛ガニ

厳しい寒さと、荒々しい海で育った釧路の毛ガニの旬は3月と秋の2回だといわれています。
釧路の海は親潮のために、夏でも泳げないほど海水が冷たいといいます。そこで生き抜いてきた毛ガニは、身が締まっておいしいといいます。

海産物豊富な地であるのを表すように、釧路には毛ガニのUFOキャッチャーがあります。そのゲームがあるのは、釧路市の複合商業施設「釧路フィッシャーマンズワーフ」の中にあり、1回300円で運が良ければ生きた毛ガニを取ることができます。

釧路の毛ガニの旬は年2回あるので、このどちらかの時期に釧路を訪れて、身がぎっしり詰まった毛ガニを食べてみてください。

日高の毛ガニ

日高の毛ガニの旬は12月から翌年の3月で、ちょうど冬の時期となります。太平洋の荒波にもまれ海水温の低い時に獲れる日高の毛ガニは、冬の味覚を代表する味として有名です。

毛ガニの旬の時期はいつか

地域別に毛ガニの旬の時期をみてみると、春夏秋冬一年をとおして、北海道ではどこかが毛ガニの旬の時期をむかえています。よく聞かれる毛ガニの旬は冬だという説は、間違いではありませんが、毛ガニの旬は冬だけではないということになります。

春はオホーツク、夏は噴火湾、秋は釧路、そして冬は日高と、地域によって旬の違いはありますが、北海道の毛ガニの旬の時期は一年中だということができるでしょう。

毛ガニを食べに北海道へ旅行する人は、旅行先の毛ガニの旬の時期をみてから日程を決める、あるいは日程が決まっているのなら毛ガニが旬の場所を探してみるなどして、おいしい時期に毛ガニが食べられるように、旅行を計画するのも良いのではないでしょうか。

毛ガニの旬の時期に合わせて、ツアーなども組まれているのでそれを利用するのもいいでしょう。北海道には、いつ行っても旬のおいしい毛ガニがあるということになります。

夏の毛ガニの旬

北に位置する北海道は、寒さが和らぐ春から夏にかけて多くの観光客で賑わいます。夏休みを利用して、各地をまわる人も大勢います。毛ガニの旬は冬と思われがちでしたが、広い北海道では地域ごとに旬の時期が違うということは、すでにおわかりいただけたことでしょう。

夏休みを利用して、北海道の毛ガニを食べたい人は、ちょうど毛ガニの旬を迎える噴火湾に面した長万部や函館といった「道南」を訪れるといいでしょう。

道南エリアで毛ガニを食べてから、各地の観光名所をまわったり札幌方面へ向かう、あるいはほかの地域をまわってから道南に寄るなどすれば、おいしい旬の毛ガニを現地で味わうことができます。

また札幌の二条市場には、北海道各地から旬の毛ガニが集まってきています。夏が旬の毛ガニは噴火湾で獲れたものということを覚えて、二条市場で探してみるのもいいでしょう。

冬の毛ガニの旬

北海道の冬は、訪れたことのない人には想像できないくらい寒さが厳しいところでもあります。しかし、そんな厳しい冬にしか味わえない毛ガニもあります。

冷凍技術の進んでいる現代では、旬の毛ガニも全国に配送されていますが、冷凍した毛ガニと、冷凍していないものには、やはり大きな違いがあります。

毛ガニ好きな人ならあえて冬休みなどを利用して、えりもなど日高エリアを訪れて旬の毛ガニを、現地で食べてみるのもいいのではないでしょうか。北海道の冬と毛ガニの醍醐味を、思う存分味わうことができるでしょう。

旬の毛ガニの料理の方法

毛ガニの食べ方の王道といわれているのは、その地域で獲れた海水と同じ塩分で茹でたものを、そのまま食べることだとされています。しかし、毛ガニは剥くのがなかなか面倒なものでもあります。

そこで、旬の毛ガニを使ったおいしい料理をいくつか紹介します。調理してあれば小さな子どもも食べやすくなります。一工夫加えることで、また違った旬の毛ガニを味わうことができます。

旬の毛ガニを使ったカニ玉、炊き込みご飯、パスタ、そして鍋料理の4つのレシピを紹介します。

カニ玉

まずは子どもも大好きな毛ガニたっぷりのかに玉を紹介します。旬の毛ガニを使えば、さらにおいしさが増します。

作り方は、椎茸、生姜、長ネギ、キクラゲをすべて千切りにして、エノキも石づきを取って半分くらいにします。卵4個をボールでよく混ぜて材料を入れ、毛ガニのむき身200gと酒大さじ2、塩小さじ1/2、鶏ガラスープの素小さじ1を入れてよく混ぜます。

小さめの深いフライパンにサラダ油を熱して、卵液を入れて数回かき回しながら焼き、しっかり焼けたらひっくり返して焼きます。小鍋に水100cc、醤油小さじ2、砂糖大さじ1、酢大さじ1.5、鶏ガラスープの素小さじ1、塩小さじ1/2を入れてかき混ぜながら沸騰させ、水と片栗粉各大さじ1.5の水溶き片栗粉を入れてあんを作ります。

かに玉を皿に盛ってあんをかけて、毛ガニのむき身少々とグリンピースあるいは茹でたいんげんを小さく切ったものをトッピングして完成です。

毛ガニで炊き込みご飯

旬の毛ガニを使って、簡単でそれでいて豪華なおいしい炊き込みご飯のレシピを紹介します。

材料は米400cc、水400cc、毛ガニのむき身1杯分、ホタテの貝柱8個、玉ねぎ1個です。調味料は酒大さじ2、醤油大さじ1、塩小さじ1/2です。作り方は、米をといで水を入れ調味料を入れて混ぜます。毛ガニのむき身、ホタテの貝柱、8等分に切った玉ねぎをいれて、炊飯器で炊くだけです。

毛ガニでパスタ

毛ガニはパスタとの相性も抜群です。パスタ専門店でも、メニューにカニのパスタはよくありますが、専門店にも負けないくらいおいしいパスタ料理を紹介します。

2人分の作り方です。玉ねぎ1/4個、にんにく1かけをみじん切りにします。フライパンにオリーブオイル大さじ2を熱してにんにくを炒め、香りがしてきたら玉ねぎを入れて透明になるまで炒めます。毛ガニのほぐし身1/2杯分を入れて、サッと炒めます。

カットトマト缶1/2缶、ウスターソース小さじ1を加えて弱火にして、水分を飛ばすように10分間蓋をして煮詰めます。パスタ200gを茹で始めます。パスタのゆで汁お玉1杯弱を加えてさらに煮詰め、水分量が1/3くらいになったら無調整豆乳を1カップ入れて軽く混ぜます。カニ味噌1杯分を入れて混ぜ、塩で味を調えます。

火を止めてからバター10gを入れて、茹でたパスタと和えて皿に盛り、乾燥バジルを振れば完成です。

カニ鍋

冬の寒い日におすすめの旬の毛ガニを使った鍋を紹介します。甲羅ごと入れるので見た目にも豪華でおいしいカニ鍋です。

4人分の材料は、寄せ鍋のつゆ1袋、毛ガニ2杯、小エビ8尾、鶏もも肉1枚、白菜1/4、長ねぎ1本、しめじ1パック、豆腐1丁、大根1本です。作り方は、鶏もも肉と豆腐は一口大に切り、白菜は食べやすい大きさにします。しめじは小房に分けて、長ねぎは斜め切り、大根はおろしておきます。

寄せ鍋のつゆを鍋に入れ、煮えにくいものから材料を入れて、その上に毛ガニをのせて煮ます。小エビを散らしてのせて、大根おろしを加えてさらに煮て材料に火が通ったらできあがりです。あれば彩りに大葉をのせます。しめは残ったつゆにご飯を入れて、雑炊にするとおいしいのでおすすめです。

おいしい毛ガニの見分け方

旬のカニの中でも、特においしい毛ガニの見分け方を紹介します。まず甲羅の色を見て、きれいな紅色をしているものを選びます。発色のよくないものや乾いているものは、鮮度が落ちていることがあります。殻にフジツボなどがついている場合は、長く生きているという証で、身が詰まっていることが多いです。

身が詰まっていれば、重さに表れます。両手で毛ガニを持ってみて、ほかの物と比べて重いものを選びましょう。毛ガニをひっくり返して腹の方を見て、黄色みがかった白いものが良く、黒っぽいものは避けます。また、嫌なにおいのするものは鮮度が落ちているので、選ばないようにしましょう。

毛ガニの食べ方

毛ガニの一番の難点は、食べづらいことがあげられますが、剥き方さえ覚えれば面倒だと思うこともなくなるでしょう。

キッチンバサミを用意して、足と爪の根元の関節の部分にハサミを入れて、すべて取り外します。次にひっくり返して、腹の部分にある三角の「ふんどし」というところを取ります。そして甲羅を下にして剥がします。はずした体のほうにカニ味噌がついているので、甲羅の方へ移しておきます。

エンガワの部分は食べられないので、指でつまんで取り除きます。体の部分を縦半分に切ります。半分に切ったものを縦に持ち、足の真ん中の部分にハサミを入れて切り開きます。

最後は取り外した足の部分です。外側のカーブになっている方を、身を切らないようにきります。足の太いほうの反対側にもハサミを入れます。爪は真ん中から切り分けます。足には棘があるので気をつけましょう。カニ味噌にあえて食べるのがおすすめです。

北海道に行って旬の毛ガニを食べよう!

毛ガニの旬について紹介してきましたが、北海道の毛ガニの旬が実は一年中だということがおわかりいただけたことでしょう。水揚げされる各地域で、その旬といわれる時期の意味も同時にお伝えいたしました。

この事実がわかったことで、地域を選んで北海道に行けば、必ず旬の毛ガニに出会えるということになります。冷凍した毛ガニも確かにおいしいですが、浜ゆでの冷凍していない毛ガニを味わったことのない人は、ぜひ北海道へ行って毛ガニを味わってください。

今までおいしいと感じていた以上の極上の毛ガニを味わえば、もっと毛ガニが好きになることでしょう。

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