【地域別】毛ガニの旬の時期・旬の毛ガニの料理法|北海道
更新日:2020年02月11日
毛ガニ
三大ガニといわれる「タラバガニ」「ズワイガニ」そして「毛ガニ」は、どれも甲乙つけがたいそれぞれのおいしさがあります。中でも毛ガニは旨味がギュッとつまっていて、濃厚なカニ味噌もカニ好きにはたまらないといいます。わざわざ毛ガニを食べるために、北海道を旅行するという人もたくさんいます。
毛ガニは、名前にあるとおり全体が短い毛と棘で覆われています。大きさはタラバガニやズワイガニに比べると小さく、剥くのがたいへんなところもありますが、それでも食べたいという気にさせてくれるほど、おいしいカニでまあります。
今回は、毛ガニがおいしいとされる旬の時期について紹介します。また、地域別に旬の時期に違いがあるのか、おいしい旬の毛ガニを使った料理法なども合わせて、毛ガニについて詳しくお伝えします。
地域別毛ガニの旬
毛ガニは北海道の名産ですが、いろいろな場所で水揚げされています。地域別で毛ガニの旬の季節には違いがあるのでしょうか。各地位別に詳しくみていきましょう。
北海道
日本で特に毛ガニが獲れるのが北海道です。広い北海道ですが、ほぼ全域で毛ガニが獲れます。北海道全域での年間漁獲量は、1991年から毎年ほぼ2,000トンと安定した水揚げ量となっています。しかし、三大ガニといわれるほかのズワイガニやタラバガニの漁獲量は、減っているといわれています。
北海道の中心である札幌には、道内各地で獲れた毛ガニが集まってきています。そのためほぼ一年中おいしい毛ガニを食べることができます。
長万部の毛ガニの旬は?
長万部(おしゃまんべ)は、「カニ弁当」が有名なところです。北海道特有の真っすぐな道路を車で走らせると、ひときわ大きな毛ガニのオブジェがあります。長万部の毛ガニには「黄金毛ガニ」といわれる幻のカニとまでいわれる希少なカニがあります。
長万部の毛ガニの旬は、6~8月頃の夏の季節となります。この時期には、「おしゃまんべ毛がにまつり」が毎年開催されています。旬の毛ガニが格安で買えたり、毛ガニを景品としたたくさんの催し物が行われます。目玉のイベントは毛ガニの早食い競争で、上位になるとたくさんの毛ガニがもらえます。
長万部の毛ガニを食べるなら、まつりの期間中にぜひ訪れて、長万部のおいしい毛ガニを味わってください。
オホーツクで獲れる毛ガニの旬は?
オホーツク海は、北海道の北東部に位置する海でそこで獲れる毛ガニの旬は、春から初夏の3~7月頃にかけてになります。オホーツクで獲れる毛ガニは、北海道の中でも特においしいといわれています。
函館の毛ガニ
札幌、旭川に次ぐ北海道第3の都市である函館は、駅前の朝市などには豊富な魚介類が並び、それを目当てに訪れる観光客もたくさんいます。その中でも函館のイカや毛ガニは特においしいと評判です。朝市では、北海道の近海で水揚げされた毛ガニを、店先で絶妙な塩加減や火加減で茹でて売っている店もあります。
函館の毛ガニの旬は6~7月です。夏休みなどは多くの観光客が訪れる函館ですが、毛ガニもちょうど旬の時期でもあります。ホテルなどの宿泊施設では、毛ガニを丸ごと1杯夕食につけているところもあります。夏休みを利用して、旬の毛ガニを味わいに函館に旅行するのもおすすめです。
紋別の毛ガニ
オホーツク海に面している紋別の毛ガニの旬は、3~4月の2ヶ月間です。この時期は流氷明けと呼ばれる一番おいしい毛ガニが獲れる時期になります。紋別の毛ガニは、春を告げるかにといわれ、北海道でも特においしいとされています。
紋別の雄武町(おうむちょう)では、毎年4月に雄武漁協による「毛がにまつり」が開催されています。まつりでは、紋別の旬の毛ガニが格安で販売されるなど、楽しい催し物がたくさん行われ、毎年多くの人が訪れています。
稚内の毛ガニ
初回公開日:2018年02月28日
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