「ぜんざい」と「おしるこ」の違いは何か|関西/名古屋/九州
更新日:2020年08月28日
関西
関西ではおしることぜんざいにどのようのな違いがあるのでしょうか。関西においておしることぜんざいは共通点と相違点があります。共通点というのは、水にあんこを溶かしたものに焼くか茹でるかして柔らかくしたお餅を入れる点です。違いは使っているあんこにあります。
関西では、こしあんを溶かした方を「おしるこ」つぶあんを溶かした方を「ぜんざい」と言って区別をします。ちなみに、関東で言うぜんざいは、関西では「亀山」か「金時」と言います。
名古屋
ちょうど関東と関西に挟まれた場所にある名古屋ではどのようなおしることぜんざいがあるのでしょうか。名古屋の場合は、汁気があり、こしあんで白玉が入っているのがおしるこです。汁気がなく、つぶあんでお餅が入っているのがぜんざい、と言う認識になっています。
しかし、実はあんこの消費量が日本1であると言われ、小倉トーストの発祥地である名古屋はこれだけに終わりません。TVで紹介された事もある「しるこサンド」はもちろんの事、市内の至る所にあんこスイーツの名店が存在します。
スターしるこサンド 110g (松永製菓/個包装タイプ)
「名古屋の子供のおやつの定番」と言われているのが、このしるこサンドです。現在は関東でもいくつかのスーパーで販売されているので、探してみて下さい。しかし、1番確実に購入する方法はネットで購入する事です。
1袋300円程度と言う低価格ながら、お茶にもコーヒーにも合う風味が最高で、大人でも子供でも甘味好きは手が止まらなくなります。もちろん、名古屋土産にも最適で、外れる事はほぼないため、最高のお土産品となります。
めちゃくちゃ美味しくてとまらないです。50個買って友達にあげて、皆美味しいと大好評です。
出典: https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%8... |
九州
関西に近くもありつつ、独自の文化を持つ九州ではこのおしることぜんざいはどのような違いがあるのでしょうか。実は、九州ではおしることぜんざいの違いは関西の影響を受けているので関西とほぼ一緒です。しかし、一部地域では入っているお餅でおしることぜんざいを区別しています。
この地域の場合、お餅が入っているのが「おしるこ」白玉が入っていると「ぜんざい」と言います。その他の地域では白玉入りが「おしるこ」でお餅入りが「ぜんざい」と言われています。
沖縄
日本の最南端であり、独自の文化を持つので有名な沖縄でのおしることぜんざいはどのように違うのでしょうか。本州との違いはあるのでしょうか。これもTVで紹介された事がある話ですが、沖縄では「ぜんざい」は、上の画像のようにとつぶあんの上にかき氷を乗せたもの事を意味します。
厳密には「冷やしぜんざい」と言うのですが、関東で言う「金時かき氷」の事を沖縄ではぜんざいと言います。そのため沖縄の人から見ると「ぜんざい=暑い時に食べるもの」です。関東で言うぜんざいは、「ホットぜんざい」と呼ばれいています。
もう1つの沖縄ぜんざい
沖縄にはさらにもう1つぜんざいがあります。このかき氷を上に乗せて食べるぜんざいの元となったと言われているのですが、元々沖縄には「あまがし」と呼ばれる金時豆と押し麦を使用した甘味があり、現在は缶詰で販売されていて、ネットで購入する事ができます。
これは本州でも売られている材料で作られています。その作り方はとても簡単で、洗って十分に給水をさせた金時豆を汁ごと火にかけ、沸騰したら茹でこぼします。そして、たっぷりの水を加えて金時豆が柔らかくなるまで煮込み、洗って水切りをした押し麦を加えて再び柔なくなるまで煮込み、砂糖、黒糖をくわえ10分煮込み、塩を加えて5分程煮たら完成になります。
沖縄のおしるこ
初回公開日:2018年03月27日
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