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ソルダムの正しい食べ方・栄養一覧・旬の時期・プラムとの違い

更新日:2020年08月28日

ソルダムはすももの品種です。みずみずしくジューシーで、バランスのとれた甘酸っぱさが特徴の果実です。またソルダムは、栄養豊富で健康志向の方達からも注目を集めています。この記事では、ソルダムについて詳しくまとめていますので、ソルダムについて詳しくなりましょう。

ソルダムの正しい食べ方・栄養一覧・旬の時期・プラムとの違い

すももは、中国が原産の日本すももと、ヨーロッパが原産の西洋すももに大別されます。日本で古くから親しまれてきたのは日本すももで、古事記や日本書紀にも登場しているほどです。江戸時代までは日本すももとして一括りにされていた品種ですが、明治のころから品種の区別がされるようになってきます。

大正に入ると、交配種がアメリカからいくつも入ってきます。その中の一つがソルダムです。ですからソルダムは、すももの数多くある品種の一つです。品種ごとに違いはありますが、ソルダムもすももであることには変わりありません。

すももの種類

すももには、ソルダム以外にもたくさんの品種が存在します。日本で最も多く栽培されている品種は、大石早生(おおいしわせ)です。名前のとおり早生品種で、5月下旬ごろから収穫が始まります。実はソルダムより少し小さめで、果肉はやわらかく淡い黄色をしています。

また、世界で最も栽培されている日本すももは、サンタローザという品種です。熟した果皮は鮮やかな赤色で、果肉は黄色です。酸味が強く香りが高い品種です。

太陽もの品種です。120gから150gほどと大きな実が特徴で、日持ちするのでギフトにもよく用いられます。熟すと黒に近い紫色になり、とても美しいです。

ソルダムの栽培方法

すももの仲間は原産地がアジアということからも想像がつくとおり、日本の気候に適した果樹です。そのため、比較的家庭でも栽培しやすいとされています。皆さんも、すももをご自宅で育ててみませんか。春には桜に似た白い花を楽しめます。

すももにはたくさんの種類がありますが、選び方にはコツがあります。なぜかと言うと、自分の花粉だけでは実ができない品種が多いからです。ソルダムも残念ながら一本だけでは結実しにくく、授粉樹が必要です。メスレーやサンタローザなどの品種であれば自家結実しますのでです。

ソルダムは種から育てられる?

ソルダムをはじめとするすもも類は、果実から取った種から育てることも可能です。水洗いした種をポットなどに蒔き、乾燥を防いで暖かい場所に置いておけば育ちます。しかし、種から育てた木は、親木を超えることはありません。丹精込めて育ててもあまり美味しい実ができないため、種から育てるのはあまりできません。

ソルダムの管理方法

すもも類は暖かいところを好みますので、地植え鉢植えにかかわらず、日当たりの良い場所を選ぶようにします。鉢植えの場合は、土が乾いてきたらたっぷり水をあげましょう。地植えの場合は、よほどの事が無い限り特に必要ありません。そして、9月と開花前の1~2月頃に化成肥料を、12月頃に有機肥料を施しましょう。

剪定と摘果

すもも類は、短い枝に実をたくさんつける性質がありますので、実がなる前の12月~2月頃に剪定をします。伸び過ぎた発育枝を20~30cmほどに切り詰めましょう。また、伸び過ぎた枝を夏に剪定すれば、大きくなりすぎずコンパクトにまとめることができます。

授粉が成功すればたくさんの実が成りますが、実が多すぎると株に負担がかかってしまいます。結果十分な栄養も行き渡らず、小さい実ばかりになってしまいます。

おいしい実にするためには、開花1カ月後くらいから摘果をすることがとても重要です。傷がついているものや、害虫被害に合っているものなどから優先的に摘果し、短い枝なら1個残す程度にしてあげましょう。

気を付けたい病害虫

気を付けたい病気には、ふくろみ病と灰星病があります。ふくろみ病は実に発病する病気で、実が楕円形の袋のようになってしまいます。灰星病は実や花、枝に広く発症し、腐敗して灰褐色になってしまいます。どちらも薬剤で対応可能です。

すもも類に付きやすい害虫は、アブラムシやカイガラムシなどです。アブラムシは、若い葉がくるくると丸まっていたら要注意です。予防法はなく、見つけたら取り除き薬剤を散布すると効果的です。

カイガラムシは、主に枝や幹に付く白い虫です。樹液を吸われて生長が悪くなってしまいますので、冬の休眠期にマシン油などを散布し予防しましょう。

ソルダムを美味しく食べよう!

今回は、ソルダムについて詳しくご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。ソルダムという名前は知らなくても、すももの一種と分かれば親近感が出てきたという方も多いのではないでしょうか。

ソルダムに含まれる栄養や旬の時期、栽培方法についてもご紹介しました。ソルダムはみずみずしく甘酸っぱいため、食欲が落ちている時でも比較的食べやすい果物です。カリウムやポリフェノールなど栄養もたっぷり含まれていますので、ソルダムを食べて暑い夏を乗り切りましょう。

そして、ぜひご自宅ですももを育ててみてください。その際は、サンタローザなどの自家結実する品種がです。

初回公開日:2018年03月30日

記載されている内容は2018年03月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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