コンソメとブイヨン・ガラスープとの違い・使い分け|味/同じ
更新日:2020年08月28日
コンソメとブイヨンの違いとは?
「コンソメスープを作ろう」と思い立った矢先、真っ先に思いつく調味料は「コンソメ」であることが定番中の定番です。しかしポトフを作ろうと思ったら、皆さんはどんな調味料を入れるでしょうか。もっともよく耳にする「コンソメ」もしくは「ブイヨン」と、この二つは似かよっているため困惑してしまう人も少なくないでしょう。
安かったからブイヨンを買ってみたけどなんだか違う、そんな思いをすることのないように予めどんな用途に適しているのか、コンソメとの違いは何なのか知っておくことが大切です。調味料の使い分けができることで料理の幅もグッと広がっていくことでしょう。
それでは早速、コンソメとブイヨンの違いについて詳しく解説します。
コンソメとブイヨンって?
◆コンソメとは◆
私たちがよく使う調味料の一つである「コンソメ」とはフランス語でいう【完成された】の意味をもっています。コンソメは、ブイヨンを元にして肉や野菜といった素材を煮込み、灰汁をとりながら仕上げる透明のスープのことを指しています。味付けはシンプルに塩で仕上げているものがほとんどです。コンソメはまさに「完成した」そのまま飲むことのできるスープを指しているということが分かります。
◆ブイヨンとは◆
上記でも触れたように、コンソメがブイヨンを元にして作られるスープであるのであれば、そのもとになるブイヨンはいわば出汁であり、フランス語においても「出汁」を意味しています。牛や鶏肉野菜や魚介類に香辛料といった様々な素材が合わさり長時間煮込んで作られるため、旨味がたっぷりと染み出した出汁となるのです。つまりブイヨンとは日本で言うカツオや昆布だしと同じものと言っても良いでしょう。
コンソメとブイヨンの味の違い
さて、ブイヨンは煮込んで作られた出汁のこと、コンソメとはブイヨンを元にして作られたスープであることをご紹介しました。コンソメやブイヨンは固形調味料などで市販されているため家庭でも気軽に便利に取り入れることができます。
しかし実際に販売されているコンソメとブイヨンの塩分濃度にはどのような違いがあるのか皆さんご存知でしょうか。「料理に使いたいけど市販のものは塩分が気になる」そんな人のために塩分の違いについて代表的な市販品を例にご紹介しておきましょう。
塩分の違い
それぞれの市販品で代表的な商品をあげると、味の素から販売されているコンソメ、マギーブイヨンが有名です。これら二つの塩分の違いを見てみましょう。
◆味の素コンソメ⇒固形キューブ1個(5.3g)中に食塩2.5g
◆マギーブイヨン⇒個包装スティック(4g)中に食塩2.3g
日本人の1日当たりの推薦塩分摂取量は男性が10g未満、女性が8g未満であることから結構な塩分量だとは言えますが、どちらもそこまで塩分濃度に違いはないと言えるでしょう。醤油や塩を追加して味を調える場合は入れすぎに注意が必要です。
コンソメとブイヨンの種類
上記でも代表的なコンソメやブイヨンについて触れましたが、ここではコンソメとブイヨンをご紹介させていただきます。定番だからこそ定番の良さをしってより幅広い料理に役立てていきましょう。
味の素 コンソメ
こちらのコンソメは味の素から販売されている商品で、誰しも一度はこのパッケージを目にしたことがあるのではないでしょうか。このコンソメと野菜を煮込むだけで美味しいスープができるので欠かせない調味料として常備している人も多いです。また、あえてダシとして使うのもアリなので色々な料理に活用できるのも魅力です。
野菜とコンソメを入れるだけで、おいしいスープが出来上がるので、これは欠かせません。外装のジップロックごと保存できるのも便利です。
出典: https://www.amazon.co.jp/%E5%91%B3%E3%81%AE%E7%B4%A0-%E5%... |
マスコット オーネコンソメ
こちらの商品は中々スーパーなどで見かけることはありませんが、こだわり派の方にしたいコンソメです。化学調味料の味ではなく、本来のダシのうま味が凝縮されておりとても上品な味わいの料理をいただくことができます。
ただ、一包あたりの量が少ないため値段が高いと感じてしまう人も中にはいらっしゃるので用途に応じて使い分けてみると料理の幅も広がるでしょう。ここぞという料理にこそ用いたいコンソメです。
初回公開日:2018年03月16日
記載されている内容は2018年03月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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