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原材料の表示順番・定義・原料との違い|法律/アレルギー

更新日:2020年08月28日

あなたの健康を支える「食事」は、どんな原材料から作られているかが気になる人も多いのではないでしょうか。ここでは、市販の食品についている原材料表示の見方や意味から、アレルギー物質についての表示まで紹介します。健康な食生活を送りたい方は、是非読んでみてください。

原材料の表示順番・定義・原料との違い|法律/アレルギー

任意で表示される20品目

続いて、表示されるとは限らない任意表示の20品目です。以下がその一覧となります。

いくら、キウイフルーツ、くるみ、大豆、カシューナッツ、バナナ、やまいも、もも、りんご、さば、ごま、さけ、いか、鶏肉、ゼラチン、豚肉、オレンジ、牛肉、あわび、まつたけ

これらの食材は表示を奨励されているとはいえ任意で表示されるものであり、企業によっては表示していない危険もあります。そのため、原材料の表示を十分に見て、この20品目について表示されている商品か否かを確認したほうが安全です。

また、それを見て十分に確認できない場合、欄外にこの20品目の使用状況を○や✕で記載してある商品を購入することをします。

アレルギー表示が省略される場合

ここで、食品のアレルギー表示について気をつけなければならないことがあります。それは、アレルギー表示が省略される場合があるということです。

その1

ひとつは、原材料ごとにアレルギー物質が書かれている場合です。このとき、複数の原材料に同一のアレルギー物質が含まれている場合は、同じアレルギー物質について二回目以降は表示を省略できます。例えば、以下のような場合です。

植物性たん白(小麦、大豆を含む)、でん粉(小麦を含む)

このような場合、何度も「小麦を含む」と書くのは鬱陶しいので、1つ目に代表させて下のような表記になります。

植物性たん白(小麦、大豆を含む)、でん粉

この場合、1つ目にしかアレルギー表示がないため、その材料だけを避けて食べることができる場合でも、その他の部分にもアレルギー物質が使われている可能性があり、注意が必要となります。

その2

そしてもう1つの場合は「小麦粉」や「玉子」のような原材料表示で、その表示自体がアレルギー表示の代わりとして認められる場合です。小麦粉には小麦、玉子には卵が使われていることが明らかなため、アレルギー表示が省略されます。

この場合、原材料表示の最後に(原材料の一部に~を含む)と記されていても、それ以外のアレルギー物質が原材料表示に紛れ込んでいる可能性もあるので、常に原材料表示をしっかり確認するようにすることが大切です。

原材料の表示から健康で楽しい生活を!

いかがでしたか。原材料表示は使用されている重量が大きい順で並んでいるということ、アレルギー表示される原材料は限られているということ、そして原材料の表示もアレルギー表示も省略される場合があることなど、原材料の表示の秘密に迫ることができました。

これらの秘密をよく覚えて、原材料やアレルギーの表示から、より美味しくより健康な食生活を過ごしましょう。

初回公開日:2018年04月14日

記載されている内容は2018年04月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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