生クリームとホイップの違い・作り方・保存方法|簡単/砂糖
更新日:2020年08月28日
生クリームとホイップの違い
お菓子作りには欠かせない生クリームですが、生クリームとホイップが市販品では販売されているのをご存知でしょうか。見た目にはあまり変わりがないため気にして使ったことがない、という人も少なくありません。確かに見た目には同じであっても、それぞれの性質や成分を理解して使わなければ、「思っていたのと違う」ということにもなりかねないので注意が必要です。
今回はそんな「生クリームとホイップ」について詳しく解説していきます。それぞれの性質を知って自分の思うような使い方ができるようになりましょう。
生クリームとは?
それではまず「生クリーム」についてご紹介しましょう。普通市販されている生クリームは動物性脂肪(純生クリームと呼ばれるもの)が18%以上のものとされていて、それ以下であれば生クリームと表記してはならないと定められています。ここでいう動物性脂肪とは、乳脂肪(牛乳の脂肪分)で天然由来成分の脂肪になります。
天然由来であることは、それだけで高価になるだけでなく消費期限が短いというのが特徴です。しかし口溶けや口当たりなど香りをとってもどれも上品で、乳脂肪の味をしっかりと感じることが可能です。生クリームはホイップクリームと比べると泡もたちやすく、仕上がりもキメこまやかなので、滑らかな味わいを堪能することができます。
ちなみに生クリームの販売価格はおよそ350円前後となっています。
ホイップクリームとは?
「ホイップクリーム」は、動物性の生クリームに対し、植物性脂肪で作られているのが特徴です。ここでいう植物性脂肪とは何かと言うと、植物性油を添加物で加工することで生まれる動物性クリームに限りなく似せて作られたもののことを言います。植物性であるため味や香りは生クリームと比べると大きな違いがあります。
ホイップクリームはあっさりとした味わいで、口当たりのなめらかさというよりはじゅわっとした舌あたりを感じます。しかし消費期限が短い生クリームに対して期限は長く、そして何より安価なため手に取る人も多くいらっしゃいます。価格は生クリームの半額以下となるおよそ150円前後で販売されています。
クリームと表記できる基準は18%
上記でもご紹介したように、生クリームとホイップの大きな違いは「植物性であるか動物性であるか」に重点が置かれます。植物性のクリームが「ホイップ」と表記されている理由としては、クリームの定義が乳脂肪分18パーセント以上であることが理由にあります。
見た目だけとればそっくりですし何ら変わりないように感じますが、実際に口にしたりすればその違いは明確になるでしょう。
生クリームとホイップの作り方
生クリームやホイップを泡立てるのに手間取っていては中々お菓子作りも進みません。ここでは生クリームとホイップを簡単に作ってしまう時短方法とそのコツを詳しく解説します。ホイップが泡立たない、と悩んでいた人こそぜひ試してみてください。
簡単にできる時短方法
「開封前にパックをシェイクしよう」
ホイップクリームを作るとき通常冷蔵庫から出したパックをそのまま使う人がほとんどではないでしょうか。ここでひと手間、パックを開封する前に思いきりシェイクしてしまうのが簡単にホイップクリームを作るコツなんです。
冷蔵庫でしっかり冷えたパックを思い切り振ることで、ホイップができるまでの時間が大幅に削減されます。
「泡立て器とボウルを冷やそう」
生クリームやホイップだけに関わらず、使用するボウルやホイッパーを冷やしておくのもです。ここで注意したいのが油分や水滴など、ホイップを作るにあたって余計な水分が入らないようにしましょう。水分が入っていると特に泡立たなくなってしまいます。
キッチンペーパーなどで予め拭き取って乾燥させておくことが時短に繋がります。
砂糖を入れよう
ホイップクリームを作る際にレモン汁を入れるのはよく聞きますが、同様に複数回に分けて砂糖を入れるのも角がたちやすくなるのでです。一気にいれるのではなく少しずつ入れるのがポイントです。
生クリームとホイップを泡立てるコツ
生クリームとホイップを泡立てるコツはただ一つ、「泡立てる際にボウルを傾ける」ことです。ボウルをそのまま置いてかき混ぜていては空気が入りにくく泡立ちに時間がかかってしまいます。しかし傾けることで空気を含ませるように混ぜられるので泡立ちやすくすることができるので、泡立てる際は大きく回しながら空気を入れるようにイメージして行いましょう。
生クリームとホイップの保存方法
初回公開日:2018年03月20日
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