節分の恵方巻き方角の調べ方・由来・角度・食べ方|誰が決める
更新日:2020年08月28日
恵方巻き方角がそれぞれ決まっているのは、その年の幸福を決める「歳徳神」がいる方角があるからです。恵方巻き方角は、その年にはその方角に向かって行事を行うとよりいいとされているからです。
初詣も、その年のいい方角とされている恵方巻き方角のほうにある神社に行くと、よりよいとされています。
恵方巻き方角以外の食べ方の注意点
恵方巻は、恵方を向いて食べることだけが決まりごとではありません。
他には、恵方巻きは切らずに、一気に食べなければいけません。巻き寿司の一気食いというところでしょう。
また、食べている間は黙って食べることという決まりもあります。全員が同じ恵方巻き方角を向いて食べている光景は、見ているだけでも笑ってしまいますが、笑ってもいけません。ですから、お互いになるべく見ないようにして食べるのがです。
恵方巻きのルーツとは?
恵方巻きは、江戸時代から明治時代の大阪の花街が発祥とされています。当時の大阪では、節分に太巻きを食べて、大阪商人や芸子さん達が商売繁盛を祈って食べ始めたといわれています。
当初は、まだ恵方巻きとは呼ばれておらず。単に「太巻き寿司」あるいは食べる様子から「丸かぶり寿司」などと呼ばれていました。また、福を呼ぶように、七福神から太巻きには7つの具を入れて巻くのが基本だったそうです。
最近の恵方巻きの広がりのはじまりは?
太巻きを恵方巻きと呼び、決まった恵方巻き方角をみて食べる風習があるのを知ったのは、意外と最近という人も多いでしょう。ここまで、恵方巻きが広まったのが、コンビニエンスストアの戦略でした。
1989年に、セブン・イレブンの広島県のお店が大阪の風習を真似て、太巻きを売りだしました。その後コンビニエンスチェーンでは、売り出す際に、「恵方巻き」と名前をつけ、販売を始めたというのが恵方巻きという名前の始まりの強い説です。その後、1998年から全国のセブン・イレブンで恵方巻きを展開し始めました。
すると、デパートやスーパーマーケットでも恵方巻きを売り出すようになり、現在のような盛り上がりになったのです。
恵方巻きのレシピ
恵方巻きの基本の具は、7種類とされていますが、決まった具の種類はありません。また、7種類というのも、あくまでも基本なので、厳密に守られているわけではありません。ですから、恵方巻き方角などのルールは守りつつ、好きな具材で恵方巻きを手作りするのもいいでしょう。
恵方巻きに使われる具で、よく見られるものがいろいろあります。海鮮では、うなぎ・アナゴ・まぐろやサーモンなど子供も食べやすいものから、最近では焼肉やとんかつなどを太巻きにした肉系のものもあります。レタスやキュウリ、玉子、甘辛く煮たしいたけやかんぴょうなどの太巻きの定番具材と組み合わせてつくるといいでしょう。
ここでは、恵方巻きのレシピをご紹介します。
節分まるかぶり海鮮恵方巻き
恵方巻きの定番になりつつある、ゴージャスな海鮮の恵方巻きです。まぐろ・サーモン・かに缶と子供も好きな具材を巻き、青しそでさっぱり仕上げた一品です。
子供用には、細く短く作ってあげましょう。また、途中で噛みやすいように、あらかじめ海苔をつまようじの先でつついてあげるといいでしょう。
わさび醤油ジュレ in 恵方巻き
恵方巻き方角を向いて一気に食べるのが鉄則の恵方巻きでは、食べている途中に醤油が恋しくなる人もいるでしょう。そんな人にしたい一品は、醤油を太巻きの中に入れてしまうアイデアです。
粉ゼラチンを使って醤油のジュレをつくるのは、そう手間ではないので、おいしく食べたいならぜひ試してもらいたいレシピです。
初回公開日:2018年04月06日
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