調味料さしすせその5つの理由|みりんと料理酒のタイミング
更新日:2022年04月11日
調味料さしすせそとは
調味料の「さしすせそ」とは、煮物など和食料理を作るときの調味料を入れる順番の略称を表します。「さ」は砂糖、「し」は塩、「す」は酢、「せ」はしょうゆ(昔は「せうゆ」と呼んでいました)、「そ」は味噌の5つの調味料のことを、表しています。
「さしすせそ」の「し」は「醤油」ではなく「塩」なので、間違えて覚えてしまいやすいので、気をつけて下さい。
味付けをする順番
調味料の「さしすせそ」は、和食の味付けをするときに、入れる調味料の順番を覚えるための語呂合わせにも使われています。
砂糖がいちばん素材にしみ込みにくく、塩やしょうゆを加えてからでは甘みがつきにくいです。
また、酢、醤油、味噌を後にするのは、調味料固有の香りを飛ばさないためなど、料理をする時に、調味料を「さしすせそ」の順番で入れると、料理がより美味しく仕上ると言われています。
必ず守らなければならないわけではない
このように、「さしすせそ」の順番には、さまざまな理由があります。ですが「さしすせそ」の順番を守らないと、料理の味付けが、美味しくなくなるというわけではありません。
料理によって、塩分で下味を付けた後に煮込むなど、それぞれの味付けの目的に合わせて順番を変えても構いません。
後から味の調整ができるように、最初に入れる砂糖や塩は少な目にして、少しずつ味を濃くしたり、微調整して味を整えるのも良いでしょう。
調味料さしすせその理由
「さしすせそ」の順番を守って料理をすると、砂糖が一番先に使う調味料になりますが、「さしすせそ」の順番を変えると、どのようになるのでしょうか。そこには、深い理由があります。
ここでは、「さしすせそ」の順番の意味や理由について、ご紹介します。
理由1:砂糖
「さしすせそ」の「さ」砂糖は、煮物など和食料理に、甘みをつけるために加える調味料ですが、食材の臭みを取る時などにも使用されます。
その他にも、素材をやわらかくして、他の調味料の浸透をよくしてくれる働きもあります。
甘みは染み込みにくい
砂糖は、他の調味料よりも、分子が粗く食材に浸透するのに時間がかかるため、早めに入れて味を染み込ませます。
塩をもし砂糖より先にいれてしまうと、先に塩が浸透してしまい、砂糖の甘みが浸透しづらく素材も硬くなってしまいます。そのため、煮物などでは、砂糖を最初に入れることが多いです。
理由2:塩
「さしすせそ」の「し」塩は、料理の味を引き締めてくれるだけでなく、味つけを整える役割も担っています。
塩の加減一つで、料理の美味しさが決まることもあり、塩は料理の味を左右する、重要な調味料です。
水分を引き出す効果がある
初回公開日:2018年11月02日
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