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ウナギのゼリー寄せの歴史や味について|イギリス料理の特色4つ

更新日:2022年04月11日

日本人にとってはご馳走というイメージの鰻ですが、英国ではウナギのゼリー寄せとして古くから親しまれています。ウナギのゼリー寄せについての歴史やその味について、その他にイギリス料理の特色を4つ含めた、ウナギのゼリー寄せに関する内容です。

ウナギのゼリー寄せの歴史や味について|イギリス料理の特色4つ

ウナギのゼリー寄せとは

今回は「ウナギのゼリー寄せ」についての特集をお送りします。これは別名では「ウナギの煮こごり」とも呼ばれています。18世紀に誕生した伝統的なイギリス料理の一つです。一体どのような経緯と特徴があって、ウナギのゼリー寄せは生まれたのでしょうか。ウナギのゼリー寄せの作り方と歴史も踏まえての、ウナギのゼリー寄せ大特集です。

イギリスの伝統的な料理

ウナギのゼリー寄せは、特に英国ロンドンのイーストエンドにて名物料理で知られています。ぶつ切りにしたウナギを煮込んだら、冷やしてゼリー状に固めて出されます。ウナギのゼリー寄せは温かいままでも冷たいままでも食べられるのが特徴です。しかし時代の流れとともに、徐々に専門店が無くなってしまい、現在発祥地ロンドンでも数件が残るだけとなりました。

イギリスのウナギのゼリー寄せについて

では、ウナギのゼリー寄せについての歴史や作り方など、その詳細についてご紹介します。ウナギと聞かされると、どうしても日本の料理の代表格という印象のほうが強く、蒲焼きを連想しがちですが、ウナギのゼリー寄せの本場は英国というのが本当のところです。

1:歴史

ウナギのゼリー寄せの発祥はイギリスのロンドンです。元々はテムズ川でウナギがとれた時代があり、18世紀には、「イール・パイ・アンド・マッシュ・ハウス(ウナギパイとマッシュポテトの店)」というウナギ料理店が登場しました。20世紀に入ると、市場や競馬場、パブの前にて多くの屋台が現れ庶民にとっても馴染のある料理となっていきました。やがて第二次世界大戦期の食糧難の際は、配給制適用外のな食品となりました。

2:作り方

ウナギのゼリー寄せに使われる材料のウナギは、イギリス国内産ヨーロッパウナギです。身を筒状にぶつ切りにして、酢、水、レモン汁、ナツメグを加えて煮込みます。それをさ煮汁ごと冷やします。

ウナギを煮込んだ場合、コラーゲンやタンパク質が溶け出すという性質がありそれを冷やせばゼリー状に固まり煮こごりとなります。場合によっては、さらにゼラチンを加えて固まりやすくします。

3:味

ウナギのゼリー寄せの最も気になる味については、諸説諸々あり好き嫌いも分かれるとされています。タレを漬けた鰻のかば焼きや白焼きなどでウナギとも親しみのある日本人の舌では、概ね「大味」な川魚の素材、そのままな味として感じられるはずです。

ウナギ独特な小骨もそのままあります。お酒のおつまみなどにすると、その良さがわかるとも言われています。

生臭い

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初回公開日:2018年12月07日

記載されている内容は2018年12月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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